クレジットカード付帯海外旅行保険－その1

クレジットカードには付帯保険として、海外旅行保険が付いているものがある。会社のコーポレートカードにも付いているし、個人で契約しているクレジットカードにも付いている。
しかし、これは「日本出国後90日以内有効」が殆どであり、90日以降も海外に滞在すると失効してしまい、91日目からは無保険状態になってしまう。私の所属している会社の規定では海外出向となると90日以内に日本へ戻れることは殆どありえない。そのため会社は91日目以降について海外旅行保険を掛けてカバーする仕組みにしている。しかし疾病治療保険には入っていない。90日以内であればクレジットカード付帯の海外旅行保険に含まれているにも関わらず、だ。日本に戻ってくれば健保が使えるが、健保といえども今や3割負担の時代で決して安くはない。と声を上げても、そう簡単には会社も制度は変えられないだろうから、自衛をすることになる。
クレジットカードの付帯保険には、日本を出国すると自動的に付保されるもの（自動付帯）もあれば、ある条件を満たすと付保されるもの（条件付帯）もある。条件付帯には日本国内で条件を満たせば出国と同時に付保されるもの（国内条件付帯とでも呼ぶことにする）と、海外に出てからでも条件を満たせばそのときから付保されるもの（海外条件付帯とでも呼ぶことにする）がある。
自衛に使えるのは「海外条件付帯」タイプである。しかし、このタイプかなり種類が少ない。
知る限りでLow Costで使えそうなのが、CitiカードとSBIカードくらいである。
今回、この海外条件付帯のお世話になって保険金が下りたので、その流れについて明日以降書いていこうと思う。