monologue
夜明けに向けて
 



昨日午後3時半頃突然すべての電気が消えた。
計画停電がいよいよこのあたりも実施されたようだった。まだあたりが明るいのでそれほどの影響はない。
暗くなるとロウソクを灯した。避難中の被災者の思いの何百分の一かを分け合っている気がする。幼いころ夜は暗かった。裸電球一個の下で食卓をかこんだ。
それでも暗いとは感じなかった。そんなことを思い出す。電気が復旧するまでになすこともなくじっとしてだれもがこの停電中にふと昔を思い出しているのだろうと思った。
6時半になって突然電気が戻り、灯りがつくとそのまぶしさに驚いた。こんなまぶしさの中で暮らしているのだとあらためて気づかされた。なにかあればなにかを学ぶ。
鬼等(ONIRA)はこれでいいのか、と揺さぶり、教え続ける。
fumio



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