monologue
夜明けに向けて
 




3日に「君の名は」が地上波テレビ放送された。
1200年周期彗星接近ストーリーだったが彗星の名前がシュメール文明発祥の地メソポタミア地方の宇宙創世叙事詩エヌマ・エリシュ(Enuma elish)に出てくる原地球テイアマトであったことが興味深かった。エヌマは時間(When)で、エリシュは上(high(天)ではと言う意味で絶頂の時などとも訳される。
そのあらましは「混沌の中に、水の男神太陽アプス(Apsu)と、海の雌竜、原地球ティアマト(Tiamat)と、生命の源、水星ムンム(Mummu)が存在した。
アプスとティアマトから、火星ラフム(Lahmu)と金星ラハム(Lahamu)土星アンシャール(Anshar)と木星キシャール(Kishar)天上神天王星アヌとその息子の知恵の神海王星エアが誕生した。アヌやエアたちの喧騒に耐えかねてアプスは子供たちを滅ぼそうとしたのでエアがそれに気づいてアプスを眠らせムンムも動けなくした。今度はティアマトが二番目の夫キングウ(Qingu)と一緒になって戦いに臨む。エアは敗れアヌも敗れた。それでエアはダムキナとマルドゥクを生む。アンシャールはマルドゥクにティアマト平定を命じ、マルドゥクはティアマトの身体を裂き天と地に分けた。かれは太陽、月、惑星を造り、時を十二分割して、ティアマトの身体からバビロニアの国を造り主神となった。エアはキングウの血で奴隷となる人間を造った。」というもの。テイアマト彗星という名前だけでも人々の想像の翼を拡げてくれる。
fumio


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