monologue
夜明けに向けて
 



*赤い月の形としての物語*

             〔エピローグ〕
       地には這いずりまわる者の音が満ち、
       天には炎が満ちる。
       オメガはアルファであり、点であり線であることを
       その黄金の火柱の中に、人々は見いだすだろう。
       自分たちの望み、願うものがこの中にあるのかを
       翼を切り取られた者たちは、考えるだろう。
       火を吹く楕円には解答は無い。
       線を描く卵にも、解答は無い。
       解答は地を這う者の中にある。
       現実と呼んでいる夢の中から、砂金を探すように目を凝らし
       耳を澄まし、声を大にして探せ。
       これより先に舟を見つける手だては無い。



「赤い月の形としての物語」の解読もついにこの〔エピローグ〕を残すのみとなった。
わかるようでわからない記述を繰り返し読んでその意味するところを思考するしかない。
はたして解答にたどり着けるのだろうか。
fumio



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