monologue
夜明けに向けて
 



オバマ大統領が昨夜、ノーベル平和賞受賞 演説を行った。

「シュバイツァー医師やキング牧師、マーシャル元米国務長官、マンデラ元南ア大統領といった、この賞を受けた歴史上の偉人たちに比べて、私が達成したものはきわめて小さい。恐らく、私の受賞に関する最も深い問題は、私が二つの戦争のただ中にある国の軍最高司令官だという事実だ」という部分には本人を含めてだれもが同意したことだろう。そして平和のためには戦争が必要という米国流の論調に関しては前の受賞者達は同意しないことだろう。すべての戦争は平和のためという美名の下に引き起こされるのだから。終わったあと検証してあれは間違いだったと認める日が来るのである。イギリスは浮かれたようなイラク出兵を検証して慚愧の念にかられている。
オバマ大統領平和賞受賞演説は見ていて悲しい演説だった。70パーセントの米国民が賞に値しないと考えているのだから。せめて戦争が終わるまで待って与えればこれほど論議を呼ばなかったのに…。

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