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アーサー・ビナードさんの日本語表記が「朝美納豆」とは流石・・・

2019-06-06 08:43:45 | 喜怒哀楽をポジティブに
6月4日の朝日新聞に詩人・俳人・随筆家・翻訳家などの仕事の他に
ラジオパーソナリティとしても知られるアーサー・ビナードさん脚本の紙芝居
『ちっちゃい こえ』が出版されたという記事があった。

そして7年がかりで制作されたこの紙芝居は5月17日に丸木美術館のイベントで
ビナードさんが実演したとのこと。

埼玉県東松山市の『原爆の図 丸木美術館』の丸木俊、伊里夫妻が描いた
「原爆の図」をもとに描かれた紙芝居について新聞の記事はこのように書いている。

これまでも核廃絶の思いを込めた詩や絵本を手掛けてきたビナードさんだったが、
紙芝居にするにあたり、大作の中に描かれた人物や動物一つひとつと視線を
合わせ、物語の主人公を探した。
そうした中で、投下された瞬間の破壊力だけではない、「放射能をあびた生命体が
背負うもの」を主題にすべきだと確信。原爆の放射能で生き物の細胞が破壊され、
細胞から発せられる「小さな声」が失われていく様子を描いた。(中略)

原爆図の著作権をもつ姪の丸木ひさ子さんは、ビナードさんの「原爆を子供たちに
どう伝えるか」という使命感が丸木夫妻と一致していると感じ、紙芝居の制作を
承諾したと話す。
著作権を引き継いだ直後は「原作をいじってはいけない」という思いがあったが、
次第に原爆の図が持つ可能性を狭めてはいけないと思うようになったという。(後略)

私も丸木美術館へは夫婦で二度訪れたが二度とも胸を締め付けられるような
なんとも言えぬ思いや核廃絶への感情が館を出た後もずっとしばらく続いていた。

以前から核廃絶の問題を夫婦間でも取り上げていたが、その後更にその思いは
強く、原発再稼働などについては政府の姿勢は勿論、原発を誘致した自治体の
その後の意識や考えなどについても疑問を投げかけるようにし、原発再稼働には
徹底的に反対の意を示していきたいと思っている。

ビナードさんはラジオでもあの独特のユーモアや機知に富んだ語り口で我々を
和ませてくれ、かつ豊富な知識をも与えてくれている。
日本人の知らない日本の素晴らしさや文化などにも造詣が深いところなども
ビナードさんの素晴らしいところであると思う。
今後もビナードさんの本や放送からも『外国人から学ぶ日本』のようなものを
感じながら機会があれば講演なども聞きに行きたいと思う。

日本が大好きなビナードさんは自身の名前を漢字表記で『朝美納豆』として名刺にも
併記している納豆好きであるらしい。
奥さんは東松山市出身の詩人の木坂涼さんであるとのこと。


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