『いつも、いつでも元気炸裂!』

どんな環境やどんな状況でも、どんな人とでも明るく元気な笑顔で交流するよう心がければ自他ともに更に元気な心が増幅します。

「静かな雨」に思う・・・

2024-06-28 16:16:18 | 喜怒哀楽をポジティブに
早朝、目覚めたときに勢いよく駐車場の雨水枡へ流れる音が聞こえた。
今朝も雨か・・と悲観することは無い、雨の良さも感じることが肝要・・
と少し心が広くなったような自分を意識してみた。

真夏のカンカン照りでジリジリとする暑さがが大好きな私も
最近はブログ友からの刺激や影響もあり、また久しぶりに
読み返した本などからも静かに降る雨の良いところも考えて
みようと思うことがあるのだ。

そこで今日はブログ友「ユウさん」に2年ほど前、紹介された
「静かな雨(宮下奈都著)」についての短い感想を書きながら
降り続く雨をしばし眺めてみることにした。



はじまりは・・・
読書家のブログ友すずさんのおかげで2年ちょっと前に宮下奈都さんの
「羊と鋼の森」を読み、その物語と文章に魅せられた私は森林内で
マイナスイオンをたっぷりと浴びたような気持ちになり、その後、
立て続けに「よろこびの歌」や「緑の芝生で寝ころんで」を読み、
その後も次々と宮下奈都さんの作品に嵌っていった。

それを遡ること1年~1年半ほど前・・・
私はすずさんから紹介された梨木香歩さんの小説を読みまくっていた。
梨木香歩さんの作品は何を読んでもその都度あらたな感動を覚えたが
その中でも「西の魔女が死んだ」は幅広い年代にも読み応えがあるの
ではないかと思うし、すずさん同様皆さんにお薦めできる良書だと思う。

こうして「梨木香歩」「宮下奈都」の作品を読んでいた私が別の
ブログ友「ユウさん」によって「静かな雨(宮下奈都著)」を
知ることになったのだ。

物語は事故の後遺症で前日の記憶がなくなる「こよみ」と、彼女に
寄り添う足に障害を持ち松葉杖で歩行する「行助」が見つける
幸せとは何?・・と私たちに少しずつ気づかせるような進行・・・

ささやかなことで喜びを感じあえる二人の幸せを感じる姿に幸せの形は
人それぞれ違うのだということを感じさせられるし、人それぞれ毎日の
生活の中で小さな幸せを感じるのは大切なことだとも思わせる・・・

タイトルのとおり、しとしとと降る雨の中に淡々と時が流れるような
優しさと二人の心象を表す文章が美しく、穏やかで、落ち着いていて
心地良く感じる。

読書中、そして読後にも静か、美しい、切ない、愛おしいなどの言葉が
自然に浮かんでくるようだ。

抱えている問題がスッキリと「一件落着・・」「日本晴れ」というような
終わり方ではなく、悲しみのある生活は続いていくことを思わせるが
決して悲観的でも暗くもなく、心に沁みる静かな雨のような物語だと
思ったので皆さんにも紹介し、機会があれば読んでいただきたいとも思う。


今日はその雨に因み千恵子選手の関連するような絵手紙を・・・

  

静かな朝にあらためて思ったのだろうか?・・・
   



昨夜、何度目かの収穫をした友人から届いた
そら豆を早速息子夫婦と・・・
  

しょっちゅう飲みに来る息子夫婦も1カ月(前回以来)は
長く感じるようで喋ること喋ること・・・
  

日本昔話などにもそら豆の黒い筋について
このような(いろんな)話があるようだが・・・
そら豆と炭と藁の話など・・・

  


 

小さなものからも大きな喜びを・・・
(これは以前に描いたもの)
  

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8 コメント

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自然は雄大 (アナザン・スター)
2024-06-28 16:34:19
露草の花は、環境測定基準ですね。
農薬等には失せてしまいます。
何気に咲く様、清々しさを思う也。

書籍は、文字や文章からの読者の読み取り方です。
そうして角度を換えての見方に、思わぬ意向も読み取れます。
数年前と今との時間差・年齢等に、微妙に異なって来ます。
知識を豊かにして、学べる歓びに感謝です。
どの書籍にも、時代を同じくしたり、超えての刻が生じて愉しみです。

有難うございます。
返信する
Unknown (ピエリナ)
2024-06-28 17:29:53
こんばんは🤗

私も雨はしっとりと心が落ち着きますので好きです💕

「西の魔女が死んだ」はいい作品でしたね。
私の孫娘はハーフなので、お互いに西の魔女、東の魔女と言いながら楽しんでいます。

絵手紙がとても美しいですね。
返信する
書店の匂いを・・・ (fumiel-shima)
2024-06-28 17:45:39
アナザン・スターさん、こんにちは。

私はツユクサには他の花には無いような清らかさや謙虚さと共に儚さも感じます。
特に濡れそぼった姿には情緒が・・・

今日は本についての記事になりましたが、たまに書店を覗くといろんな意味で何となく懐かしい匂いがするような気がします。
返信する
私達も孫娘には「I know」です。 (fumiel-shima)
2024-06-28 18:00:10
ピエリナさん、こんばんは。

私の娘もハーフなんです。
私も千恵子選手も孫のことはやはり「I know]ですね。

息子夫婦は日本語でもスペイン語でも呼びやすいように「瑛舞(えま・EMMA)」と名付けました。
まもなく26歳になりますがメキシコで通訳として頑張っています。

絵手紙はいつもどおり千恵子選手(妻)が描いたものですが、現在日常の生活にはほとんど影響がないものの本人は徐徐に進行していくアルツハイマー型認知症を自覚しながら唯一の趣味として、生きがいとしてこれからも続けていくと言ってます。
返信する
Unknown (こぶたナース)
2024-06-29 06:12:00
羊と鋼の森も西の魔女が死んだも🎥いい作品でしたね
原作は読んでなかったことに今更ながら気づきましたwww
千恵子先生の絵手紙はホント心に沁みますね
少しずつでもいいので続けて欲しいですね
返信する
私はすべて『I know』で・・ (fumiel-shima)
2024-06-29 10:42:56
こぶたナースさん、おはようございます。

「羊と鋼の森」は調律という繊細な仕事をする人物たちそれぞれの個性や仕事にかける意気込みを感じましたし、主人公の青年は「調律という森」に出会いましたが高齢者の私たちは今後どんな森に出会うのか楽しみでもあります。

「西の魔女が死んだ」も私孫娘がハーフで、お互いに同じ様に感じるところもありますが、孫娘が小さいころ周りから厳しくされると『やっぱりじじしかいないよ・・』という声に私はやはり『I know』でしたね。
25歳になった孫娘はメキシコで活躍しているのが嬉しいやら寂しいやら・・・

千恵子選手はこうして皆さんに応援していただいていますのでゆっくりと続けると言ってます。
ありがとうございました。
返信する
 (すず)
2024-07-02 23:22:29
静かな雨ではなく、土砂降りではありましたが…
それでも、日常に小さな幸せが転がっている。
それに気付く自分でいたいなぁと感じました。

同じく、雨繋がりで…👍

西の魔女が死んだ、良書ですよね。
また、読んでみたくなりました。
返信する
きっかけは・・・ (fumiel-shima)
2024-07-03 05:26:34
すずさん、おはようございます。

そうですね、自分ではなかなか気が付かなくてもちいさな幸せはたくさんあると思って日々を過ごしたいですね。
そしてそれに気づいた時の自分の気持ちを大切にして・・・

今、私がこうしてたくさんの本を読むことができるのはすずさんとのブログ交流がきっかけでした。

そしていろんなジャンルの書物を読んでみようと思ったのもすずさんがきっかけでした。

「西の魔女が死んだ」は今も時々読み返しています。
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