最近の話題に疑問符をもって考えてみた。

その1. KAWSユニクロのコラボTシャツ騒動・・・。
KAWSとユニクロのコラボTシャツが発売された中国でのシャツを奪い合う様子を
撮影した動画が話題になっており、その背景には転売屋の存在も指摘されて
いるとのこと。

ユニクロとKAWSとのコラボ商品は今回が最後だということが原因での大混乱も
あったのかもしれないがそれにしても「さもしい」という言葉がぴったりの光景で
開店時にシャッターが上がり始めるとその下からくぐって店内に入り、Tシャツの
奪い合いや取っ組み合いの喧嘩などもあり、マネキンからシャツを剥がす姿や
壊されたマネキンが床に散乱している状況なども見られた。（シャッターも破損）

この騒動の中に純粋にそのシャツが欲しいという人たちは果たしてどのくらい
いたのだろうか？

一枚1500円のTシャツを奪い合い、確保した後はネット利用を含む「転売」で
不当に利益を得ようとする、見え透いた卑しい根性が直接伝わってくる映像だった。

映像から伝わってくる見苦しく情けない、あさましい姿は日本で発売される時にも
同じように発生するのだろうか。

どんな場合も清く正しい日本人の心や品性は決して失われることのないよう願うが
果たしてどうなるものか。
無料の号外を数万円で売る輩もいるのだから・・・。

その2.配達用ドローンの開発実験・・・。
人手不足が慢性化している物流業界の中でも特に宅配の分野では配達用ドローンの
導入に大きな期待が寄せられており、多くの企業がドローン配達の実験を行っている
ということ。

ドイツの大手DHLも実験を成功させているようで、Amazonでも30分以内の
配送の実験をイギリスで成功させているという。
楽天もゴルフ場でドリンクの配送実験を成功させ、Googleでもドローン配達による
サービスの開発や実験を行っている様子だとか・・・。

ドローンによる配達が人手不足の解消に・・・という意味では開発や実験にも
大きな意義があると思うが、ただ、30分以内・・などと短時間で配達をする
サービスということだけなら法整備も含め、まだまだ数多くの問題やデメリットも
あるようなので充分な対策が必要であろう。

緊急時の医療品や血液を一刻も早く届ける・・という役目を担うような場合は
私も大いに賛成し、声援を送りたいと思うが、一般的にただ購入したものを
最も早く配達するというサービス面での競争開発ということであるならば
ドローン過多による衝突事故リスクなども増大すると考えられるので配達を
実用化するにはまだまだ解消しなければならない問題が山積していると思われる。

その3.は
人気急上昇中の男性用日傘の問題・・・。
昨今、巷では日傘をさす「日傘男子」が増加しており、女性たちからも「いいよね」
という肯定的な声も多く、好評であり最近はネット通販なども増えているという。

これまでは日焼けや肌のことを気にする男性たちに使われていたようだが、最近は
「猛暑の対策」として「メンズ日傘」への注目が急上昇しているとのこと。
そして暑さ対策に限らず需要が拡大している要因があるようだ。

それは男性用化粧品の購入者が3年前に比べ、4倍にもなっているとのことで
「熱中症対策」の他「紫外線対策」など「美肌（？）を維持」するために使用する
男子が増えてきているという。
肌を紫外線から守り、「美の追求」をする男性の増加によって今後ますます
「メンズ日傘」の利用者が増大していくことが予想されるらしい。

確かに暑さの厳しい日のニュースなどでも映像と共に取り上げられているが、
私個人的には時代遅れ、健康無視などと言われようが『絶対に使用したくない！』と
思っている。

年齢的に見てもやっぱり古い人間なのであろうか、どうしても『男の沽券に拘わる』
などと時代錯誤と思われても仕方のない考えが先に立ち、「メンズ日傘」の効果
などには耳を貸さないような頑なな気持ちになるのである。

今の若者たち（若者じゃなくても許容する人もいるのかな？）からは時代の
変化に鈍感な人間だとみられてもこの気持ちは現在のところ譲れない。

この記事を読んでくださっている方々にも下記の私の姿をちょっと想像して
いただくと少しは納得・・・という声も聞かれるかもしれない。
私はプロフィールの写真のとおり、スキンヘッドに口髭、そして77歳で筋トレに
励む筋骨隆々のマッチョ爺さんなのである。
自分の恰好などは気にするタイプではないが、そんな男が日傘をさす姿は
「美肌男子」や「健康男子」からは程遠い「滑稽」な姿にしか見えないと思うが・・・。