ケンミジンコのうた

平和な日々の暮らしを綴った日記です

無意識のはたらき

2015-08-14 13:57:47 | 仕事
連日の猛暑で熱中症が心配なため、
ウサ吉は飼育小屋から校舎内に移動させました。

職員室横の資料室にケージを置いて
世話をしています。

今日もウサ吉に会いに行きました。
お盆休みということもあり、校舎内はシーンとしています。

長い廊下を歩き、角を曲がって、資料室へ・・・
ふと見ると、廊下の用具入れの隅に、
茶色のモフモフを発見。

あれ・・・どこかで見たようなモフモフ・・・
じっと見ると、モフモフには二つの丸い目がついていて、
こちらをじっと見つめています。

さらに見ていると、二つの目の下が、
ヒクヒク動いています。
これは鼻・・・??

あっ!!!ウサ吉だ!!!
なぜこんなところに!!!

慌てて資料室に行き、ケージを見ると、
扉が開いていました。
脱走したのです。

用具入れの場所に戻ると、ウサ吉が
「やっぱりダメですよね」という感じで
肩をすぼめて(そう見えた)、ぴょこんと逃げました。

ウサ吉のお尻を押しながら、何とかケージに入れました。

そして、職員室に散らばったフンを始末して証拠隠滅。
あー誰もいなくてよかった。

で、書きたかったことは。。。

用具入れの隅に茶色いモフモフを発見してから、
それがウサ吉だと認識するまで、
随分、時間がかかってしまいました。
(ウサ吉はケージの中と思い込んでいたので)

でも、不思議なことに、ウサ吉と分かる前から、
心の中がじんわりと、温かい気持ちで満たされていました。
モフモフを見てすぐ、懐かしい、優しい気持ちになっていたのです。

今、心理学を少しかじっているのですが、
「無意識」は「意識」より、ずっと処理スピードが速いそうです。

私がモフモフをウサ吉だと「意識」する前に、
「無意識」は既に、それがウサ吉だと分かっていたんです。。。

無意識のすごさを、身を以て感じた出来事でした。

しかしウサ吉は本当にかわいい


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4 コメント

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おかえりモフモフ (コロ)
2015-08-16 11:58:34
ウサ吉がちゃんとケージに戻ってよかったですね^^
読んでいてハラハラしました。
捕まえるのにてこずった、という記述がないので
大脱走!というわけじゃなくて素直にさなぎさんの
言うことを聞いて戻ってくれた感じですか?
無事戻ってきて本当に良かったです。

昔飼ってたうさぎは、庭に放していたのですが
ある日庭を囲んでいたネットの破れからか猫が侵入して、その猫にやられてしまったんです。
なのでウサ吉の発見が遅れていたら
「やっぱだめですよね」とならずに
「もっとあっちに行ってみよう!」という冒険心が買って、校舎の外に出てしまったんじゃないかと…。
ウサギは逃げ足は速いけれど、外の野良猫たちのように彼らの勝手知ったるフィールドでは猫に手も足も出ないでしょうから、本当に本当に良かったです。
さなぎさんが見つけてくれて私もホッとしました。
ウサ吉にとっても、さなぎさんが見つけてくれたことがすごくよかったと思います。
他の先生だったら…ね^^;また悪く言われたらいやですよね~!!
職員室の糞の始末もお疲れさまでした^^
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Unknown (cfernonnon)
2015-08-16 16:48:21
『スガンさんのヤギ』を思い出させるお話ですね。

自由を求めての脱走だったかもしれないけれど、
外の世界はうさ吉にとってかなり危険ですしね。

お盆休み中のしんと静まり返った学校で
見つめあうふたつの心。

わたしもちょっと優しい気持ちになれました♪
ありがとうございます。
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Unknown (さなぎ)
2015-08-24 09:21:25
コロさん、こんにちは!
コメント、ありがとうございます!

コロさんのコメントを読んで、危ない事態だったんだな~と改めて思いました。
悲しいカメの事故もありましたし、動物の脱走については、もっと注意しないといけないですね。

コロさんのうさぎちゃんは、とても残念でしたね。猫ってやっぱりハンターなんですね。でも、お庭で自由に飼われていたなら、うさぎちゃんはとても幸せだったでしょうね。

私も、ウサ吉を飼育小屋やケージの外に出してあげたくて、校庭に放したことがあるのですが、うさぎって、すごく逃げ足が速いですよね。つかまえるのに苦労して、ヒヤヒヤしたことがあります。

今回は幸い、ウサ吉も自分のしたことが悪いと分かっていたみたいで(?)、嫌々ながらも大人しくケージに入ってくれました。

茶色いモフモフ、これからも大切に育てていきますね。
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Unknown (さなぎ)
2015-08-24 09:35:30
cfernonnonさん、こんにちは!
コメント、ありがとうございます!

『スガンさんのヤギ』、存じ上げなかったので、ネットで検索して、あらすじを確認しました。

すごく切ない気持ちになってしまいました。
学校で飼っている動物たち、皆、自由を求めて外に出たがっているのが分かっているだけに、辛いです。

ウサ吉は今、親切な保護者の方の家に預かってもらっています。少しでもケージの外に出て、楽しんでくれていたらと思います。

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