Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

南相馬市ボランティア作業

2012年07月14日 | ボランティア

平成24年7月13日
 私の地元T市の福祉協議会が主催した東北ボランティアバスツアーに参加して来ました。今回活動したのは、福島県南相馬市の南部に位置する小高地区、福島第1原発から20キロ圏内にあり、今年4月に立入制限が解除されたばかりです。とは言っても一時的な立入のみで住む事は出来ません。今日指示されたのは、放置され雑草に覆われた畑の草刈作業です。草刈機を手に私はエンジンを轟かせて雑草に立ち向かったのですが、今日は曇り空ながら無風、不快指数最高レベルの天候で、たちまち全身から汗が噴出し、身体を冷やす水も無いので休憩時にはノックアウト寸前のボクサー状態です。午後3時半の作業終了時には全身汗まみれ、心底疲れましたが、畑の持ち主80歳近い高齢の女性と、その娘さんの感謝の言葉に、少しでもお役に立てたという喜びが湧きました。それにしても復興されつつある岩手や宮城の被災地に比べると、原発に近い此処福島の立ち遅れは際立っており、海岸付近の被災車両は放置されたまま、直接眼にした南相馬市南部や飯館村の広大な地域は、家屋はそのままに人影が途絶えてデスゾーンと化し、不気味な雰囲気を漂わせています。東京電力にも言い分はあるのだろうが、これを見たら犯した罪は例えようも無く甚大で、今まで原発で良い思いをしてきた前会長K氏を始めとする東電幹部、関連企業幹部、関係高級官僚、推進した政治家等のOB達は、その全財産を投げ打ち、福島復興に身を捧げてもらわねば罪無く故郷を追われた福島の人々に報いる事はできますまい。


南相馬市小高地区の作業現場

同上

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする