え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

ルパン三世

2015年03月01日 | アクション
2014年 日本(東宝/TBS) 133分 アクション
監督/北村龍平
出演/小栗旬、玉山鉄二 、綾野剛、黒木メイサ、浅野忠信

(80点) アニメの実写版として良く出来てる

泥棒組合のオジキに集められた伝説の泥棒たちだったがマイケルの裏切りによってオジキは殺されクレオパトラの秘宝も奪われてしまう。
盗まれたものは盗み返すのが信条のルパン三世は例によって不二子ちゃ~んにうつつを抜かし、次元を味方につけ、五右衛門を呼び、銭型に追っかられけながらセキュリティーの宮殿に眠るお宝を奪うのだ。


すこぶる評判の悪い映画だが、いやいやなかなかどうして、ちゃんとルパンしてる。
思いっきりハードルを下げ、DVDでいい加減に観たこともあるが、ルパンってこんなものでしょ。
しょっぱなにTBSのロゴが出て来た時はどうしようかと思った。日テレじゃないの?
でも、まー音楽もそこはかとなくルパンサウドっぽかったし、主要キャラはそれなにらしかった。
ただそれ以外のキャラがパッとしない割に目立って五右衛門がイマイチ目立ってなくて残念。
スペシャルアニメ程度のルパンが堪能出来る。
なんでそんなに評判悪いかなー。ルパンを神格化しすぎてるんじゃないの?


(2015年3月TUTAYA5枚1,080円レンタルにて鑑賞)

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鳥の道を越えて

2015年03月01日 | ドキュメンタリー
2014年 日本 93分 ドキュメンタリー
監督/今井友樹
(99点) 面白い!!キネ旬文化映画部門第一位のドキュメント。超オススメ♪

かつて空を埋め尽くすほど渡り鳥がいたと爺ちゃんは言う。
そこから始まって戦後GHQにより禁止となったカスミ網猟のこと、鳥調査組織のこと、鳥が森を作ってきたこと、人と鳥の繋がり、食文化のことなど盛りだくさんの内容がじいちゃんばあちゃんたちのインタビューを中心に明らかになっていく。


キネ旬の2014年文化映画部門で一位を獲得した映画。
そのタイミングで監督の故郷である岐阜で上映されると聞いたので観に行った。
深夜枠か早朝に放送されるような地味なテレビドキュメンタリーみたいだったが、内容が盛りだくさんでミステリー映画のような要素も感じ、インタビュー形式のドキュメンタリーが苦手なのだが、面白い面白い。
舞台となった岐阜県で観れたのも良かった。
普段ガラガラのシネックスがそこそこの混み具合でカスミ網猟とかその食文化を知るオバチャン二人連れが隣に座ってて、なんかキャッキャッと喋っていて、普段は私語はうるさく感じるのだが今回は妙なライブ感があって逆に面白かった。
上映終了後、映画の登場人物のオジチャンを観たような気もするし、ロビーではローカル局なのかドキュメンタリー会社の人なのか、インタビュー撮っていてそれ含めて面白かった。
途中例によって10分ほどウトウトしてしまったので出来ればもう一回観たい。
真面目な文化映画ドキュメンタリーだけど、スゲー面白いスゲー面白い♪
かつてはニワトリではなくツグミとかアトリとかスズメとかあらゆる鳥を食べていた。
名古屋に戻りコーチンの親子丼を食べて帰宅。


(2015年2月28日岐阜シネックス4にて株主割引券使用750円にて鑑賞)

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影狩り

2015年03月01日 | 時代劇
1972年 日本(東宝) 90分 時代劇/アクション
監督/舛田利雄 原作/さいとう・たかを
出演/石原裕次郎、成田三樹夫、内田良平、浅丘ルリ子
    江原真二郎、本田みちこ、丹波哲郎、辰巳柳太郎

(79点) マカロニウエスタンテイストな爽快血みどろ時代劇

さいとう・たかおの劇画をぽっちゃり石原裕次郎主演で贈る痛快血みどろ時代劇。
時は幕末、幕府は隠れて小金を貯め込む地方武士を忍者を使ってお家断絶に追い込んでいた。
地方武士たちは忍者を成敗してくれるスペシャリスト「影狩り」を雇い抵抗。
「影狩り」の三人はそれぞれ幕府に恨みを持ち、忍者集団をチャンチャンバラバラで首チョンパのバランバラン。
騙し合い殺し合いしなから三人は荒野を馬で駆け抜ける。


昭和の名画を週替わり500円で上映している岐阜ロイヤル劇場で上映されると聞いて、全然知らない映画だったので調べてみたら封印作品だったようで気になり観に行った。
監督が桝田利雄ってなかなかの映画じゃない?
ノリは西部劇っぽい。
あー、タランテイーノが好きそう。
石原裕次郎がぽっちゃりしてて若干残念だが成田三樹夫が次元と五右衛門を足したようなキャラで良かった。
内田良平の憎めない助平キャラも、相当陰惨になりそうな映画を明るくしてくれて、これだけスプラッタムービー顔負けの血みどろ映画なのに爽快な後味を残していて良かった。
敵の真のボスとして登場の丹波哲郎が後半まるっき出てこないので次回作の伏線になってるのだろうか、次回作の方が評判がよろしいようなので機会があれば観たい。
ほぼ砕石場と森の中での対決シーンで低予算なB級映画だったが、映画館で観れて良かった。


(2015年2月28日岐阜ロイヤル劇場にて鑑賞500円)

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