え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

影狩り

2015年03月01日 | 時代劇
1972年 日本(東宝) 90分 時代劇/アクション
監督/舛田利雄 原作/さいとう・たかを
出演/石原裕次郎、成田三樹夫、内田良平、浅丘ルリ子
    江原真二郎、本田みちこ、丹波哲郎、辰巳柳太郎

(79点) マカロニウエスタンテイストな爽快血みどろ時代劇

さいとう・たかおの劇画をぽっちゃり石原裕次郎主演で贈る痛快血みどろ時代劇。
時は幕末、幕府は隠れて小金を貯め込む地方武士を忍者を使ってお家断絶に追い込んでいた。
地方武士たちは忍者を成敗してくれるスペシャリスト「影狩り」を雇い抵抗。
「影狩り」の三人はそれぞれ幕府に恨みを持ち、忍者集団をチャンチャンバラバラで首チョンパのバランバラン。
騙し合い殺し合いしなから三人は荒野を馬で駆け抜ける。


昭和の名画を週替わり500円で上映している岐阜ロイヤル劇場で上映されると聞いて、全然知らない映画だったので調べてみたら封印作品だったようで気になり観に行った。
監督が桝田利雄ってなかなかの映画じゃない?
ノリは西部劇っぽい。
あー、タランテイーノが好きそう。
石原裕次郎がぽっちゃりしてて若干残念だが成田三樹夫が次元と五右衛門を足したようなキャラで良かった。
内田良平の憎めない助平キャラも、相当陰惨になりそうな映画を明るくしてくれて、これだけスプラッタムービー顔負けの血みどろ映画なのに爽快な後味を残していて良かった。
敵の真のボスとして登場の丹波哲郎が後半まるっき出てこないので次回作の伏線になってるのだろうか、次回作の方が評判がよろしいようなので機会があれば観たい。
ほぼ砕石場と森の中での対決シーンで低予算なB級映画だったが、映画館で観れて良かった。


(2015年2月28日岐阜ロイヤル劇場にて鑑賞500円)

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