STOP THE BITCH CAMPAIGN 援助交際撲滅運動

２００９年　日本　８５分　セクシー/バイオレンス/Ｖシネ
監督/鈴木浩介　原作/山本英夫、こしばてつや
出演/Ｒｉｏ、遠藤憲一
(49点)　遠藤憲一の変態っぷりを堪能する低予算Ｖシネ

人気コミックを原作にＡＶアイドル主演で作られた低予算Ｖシネシリーズの第三弾。

援助交際撲滅運動、略してエンボクによって犯され『メスブタ』の烙印を肌につけられ自殺した妹。真面目な妹が援助交際？最愛の妹の死に疑問を抱きＲｉｏは事件の真相と妹を死に追いやった者への復讐を誓う。果たしてエンボクとは何者か？ＡＶアイドルのＲｉｏよりも遠藤憲一の変態っぷりを見せ付けられる低予算Ｖシネ。

シリーズ第三弾らしいが知らなくて観た。主演のＲｉｏが舞台挨拶に来ると言うので観に行ったが、本物も映画の中も思ったほど魅力的ではなかった。Ｈシーンよりも暴力描写がウリだった。いや、それよりもボンテージを着たりして異常行動をとる怪優「遠藤憲一」のやり過ぎの演技を楽しむ映画だった。もうラストはギャグ！

ある意味振り切れた映画なので珍品好きはお試しあれ。

STOP THE BITCH CAMPAIGN　援助交際撲滅運動

（2009年4月シネマスコーレにてＲｉｏ舞台挨拶付にて鑑賞）

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ＤＩＶＥ！！(ダイブ！！)

2008年　日本　115分　青春/スポーツ
監督/熊澤尚人　　原作/森絵都（角川文庫）
出演/林遣都、池松壮亮、溝端淳平、瀬戸朝香、蓮佛美沙子
（80点）高飛び込みの青春映画　意外と傑作！

マイナーなスポーツ高飛び込み。マイナーすぎてスポーツクラブ廃部の危機。敏腕コーチ瀬戸朝香がやって来てクラブをかき回す。
個性のまったく違う三人の少年が飛び込みに魅せられ青春をかける爽やかスポーツ映画。

原作がメチャクチャ面白い！
映画版は気がついたら上映が終了していて、特に評判も聞かなかった。コケたみたい。
期待せずにＤＶＤで観たら意外と良く出来ていた。
物語のシンボルとも言える飛び込み台のシルエットが美しくて、これを見せるためだけのために映画を撮ったと思えるくらいの存在感があった。
役者も江守徹のぞいてほぼ適役。
とくに溝端淳平がカッコよかったが、その彼女役の蓮佛美沙子が原作のイメージとピッタリで笑ってしまった。ほんの脇役だが彼女に釘付け。

映画館で観たかった。
原作がメチャメチャ面白いので読んでから観て欲しい一本。

ＤＩＶＥ！！

（2009年4月ＤＶＤ100円レンタルにて鑑賞）

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拳精

１９７８年　香港　カンフー／コメディ
監督/ロー・ウェイ
主演/ジャッキー・チェン
（70点）現在流通のＤＶＤは0点！

悪い拳法使いから少林寺を守る為、伝説の「五獣拳」の精霊の力を借りて闘えジャッキー！
精霊はやる気のなさそうな白塗りのオバケだけど、そんなダラダラとあぐらかいているだけの精霊と共に闘えジャッキー！

今流通しているブロードウェイのＤＶＤジャッキー・チェンコレクションは最悪。
シネスコ版を強引にテレビサイズにしていて両端が切れているのでなにをやっているのかわからないし、画面が窮屈で観づらい！
以前テレビで放映したときのＢＧＭと違うし、石丸博也の吹き替えは嬉しいがソフトとしては粗悪品だった。
ジェネオンからデジタルリマスター版が出ているらしいが、ソチラはマシなのだろうか？日本語吹き替えは入っていないようだが。

昔テレビでちらっと見ただけだが、ヤーン♪ヤンヤンヤン♪ヤン♪ヤーヤン♪と軽妙な音楽で白塗りオバケと遊ぶジャッキーが印象的であの音楽が聴きたかったのだが、あれは日本で吹き込んだバージョンなのかＤＶＤが間違っているのか音楽が違っていて残念だった。

他の古いジャッキー作品も観たいが近所のレンタル屋に置いてあるのはブロードウェイ版ばかり。ちゃんとしたＤＶＤの再発売と、それのレンタルを望む。

ジャッキーチェン拳精

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プラネット・テラーinグラインドハウス

２００７年　アメリカ　１０５分　バイオレンス/ホラー
製作、監督、脚本、撮影、編集/ロバート・ロドリゲス
出演/ローズ・マッゴーワン、フレディ・ロドリゲス、ブルース・ウィリス
（75点）ワルノリのバカ映画　凄いけど好きじゃなかった

近未来のテキサスで細菌兵器がばらまかれ、みんながゾンビに！
色男とストリッパーがゾンビやテロリストと対決。
ストリッパーはゾンビに襲われ足をもぎ取られ、かわりにマシンガンを装着してオリャーッ！！
ゾンビも人もヒデブっ！

頭がおかしくなりそうなグロいゾンビアクションＺ級映画！
世界最高峰のＢ級監督ロバートロドリゲスが世界最強のオタクあほ野郎タランティーノと組んで作ったゲテモノ映画。
グラインドハウスと呼ばれるポルノやホラー、任侠ものなどなどキワモノ映画を二本立てで上映していた劇場システムを現代に復活させた企画モノでタランティーノ監督の復讐モノのカーアクション映画とでっち上げ予告編を組み合わせてアメリカでは公開されたものを再編集して単品でそれぞれ連続公開。

松本人志が「アホや～！」と褒めていたし片足マシンガールなので観たが、なんか観ていて精神的におかしくなりそうで、滅入っている時に気晴らしで観たのだが、そんな時に見る映画ではなかった。
悪ノリ映画が好きなら必見。

プラネット・テラーinグラインドハウス

（2009年5月ＤＶＤ100円レンタルにて鑑賞）

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ダークナイト

2008年　アメリカ　152分　アクション
監督/クリストファー・ノーラン
出演/クリスチャン・ベイル、ヒース・レジャー、
　　　ゲイリー・オールドマン、マギー・ギレンホール
（80点）新生バットマン第二弾　個人的には普通

2008年のＮｏ．1洋画として高い評価を得ている「バットマン」シリーズの最新作。

犯罪しかないような大都会を影で警護する金持ちボンボンのバットマンに最大の敵が現れた。ピエロのメイクでおなじみのイカレポンチその名もジョーカー。アメコミの世界をリアルな犯罪アクションに仕立てた超大作。

ジョーカーが主役の映画かと思ったらサム・ライミ監督の「スパイダーマン」をリメイクしたような「バットマン」だった。暗めの刑事アクションのような雰囲気で、つまらなくはないし、撮影直後急死したジョーカー役のヒース・レジャーが凄いらしいが、カッコイイ映画が苦手な私にはちょっとハマらなかった。

しかし一番残念なのは、ヒロインがたいして綺麗じゃないこと。「スパイダーマン」のヒロインほど酷くはないが、物語の最重要キャラなのにこれでは・・・。

ダークナイト

（2009年5月ＤＶＤ100円＋新作料金100円にて鑑賞）

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バッテリー

2006年　日本　118分　青春
監督/滝田洋二郎　　原作/あさのあつこ
出演/林遣都、山田健太、蓮佛美沙子
　　　天海祐希、萩原聖人、菅原文太
（70点）　少年野球の話ほぼ原作どおり

児童文学出身のあさのあつこの代表作の完全映画化。

自己中の天才ピッチャー原田巧は自己中ゆえトラブルが耐えない。田舎の中学に入っても先輩からリンチされるほどの嫌われっぷり。運命的な出会いを果たしたキャッチャー永倉豪も振り回されっぱなし。二人がバッテリーとして成長していく姿を描く青春ストーリー・・・。

全六巻の原作を上手いこと二時間にまとめてあったのは凄いが、原作自体ラストまで読むとそんなに面白い話ではないので、思い切って脚色して欲しかった。
主役級のキャッチャーの役者が普通の子でもう少し存在感のある子だったら映画が化けたかも。
エンディングの歌と、その映像は良かった。
データサイトの書き込みで極端に褒める人と極端にけなす人がいた。
原作を忠実に映画化したら、この出来は褒めて良いと思う。

バッテリー

（2009年5月ＤＶＤ100円レンタルにて鑑賞）

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痴漢電車 下着検札

1984年　日本映画（新東宝）　64分　コメディ/成人指定
監督/滝田洋二郎　脚本/高木功
出演/螢雪次朗、竹村祐佳、風かおる、雅セリナ、竹中ナオト（竹中直人）
（60点）　滝田洋二郎ピンク時代の傑作コメディらしい

「おくりびと」でアカデミー外国語映画賞受賞した滝田洋二郎監督のピンク映画時代の代表作らしい。

昭和三年、戦争中に満州で戦死した軍人の指から黒真珠を盗んだ男がいた。
５０年後、男は黒真珠目当ての後妻とＨ真っ最中に「まんたく」と言い残して複上死。後妻とバカ息子は黒真珠の隠し場所を突き止める為、探偵「螢雪次朗」を雇う。螢雪次朗は「まんたく」の女を捜して山手線で「まんたく」を取りまくり。そして突然起こる密室殺人。いきなり問いかけてくる松本静張。急に踊りだす美人助手。そしてめくるめく濡れ場、濡れ場、濡れ場！

２５年前にポルノとして観れば度肝抜かされたかもしれないが、滝田監督お得意の馬鹿馬鹿しいポルノコメディで見事なまでにくだらなかった。女優さんはボインぞろい♪
これが映画デビューと言う竹中直人（表記は竹中ナオト）が当時の芸風の松本静張に扮して怪演。

痴漢電車 下着検札

（2009年6月シネマスコーレ　会員1,000円にて鑑賞）


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18倫

２００９年　日本　６５分　セクシィ/コメディ
監督/城定秀夫
原作/松本タカ（ヤング・チャンピオン連載）
出演/田代さやか、河合龍之介
(70点)　シリーズ第一話としては観れる

ヤングチャンピン連載のＨコメディを実写化したグラビアアイドル田代さやかプロモーション用のビデオ映画。

金持ちのお嬢様の家が破産して両親とんずら。
医者になることを目指していたお嬢様はお金を稼ぐ為、なんとかありついた仕事がアダルトビデオのＡＤだった。
ドＭイケメン社長や厳しいカメラマン、高飛車ＡＶギャルに囲まれ世間知らずのお嬢様がボケまくる。

ドＭイケメン社長役の河合龍之介は役にハマっていて魅力的だった。
すんなりは観れるが、もう終わり？シリーズものの一作目なら有りだが、これで完結と言うと物足りない。と思っていたらすぐに二作目が出来たようだ。
巨乳アイドル田代さやかのチラリズム的乳揺れを楽しむシーンはそこそこあるが、Ｈシーンはなし。でも天然っぽいキャラが似合っていた。

18倫

（2009年6月シネマスコーレにて会員料金1,000円にて鑑賞）

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ハムナプトラ３ 呪われた皇帝の秘宝

２００８年　アメリカ　１１８分　ファンタジー/アドベンチャー
監督/ロブ・コーエン
出演/ブレンダ・フレイザー、ジェット・リー、マリア・ベロ
（40点）ミイラと対決する冒険モノの第三弾

ミイラが復活してバタ臭いヒーローが大活躍する人気シリーズ第三弾。
場所をエジプトから中国に変えてミイラ魔人ジェット・リー相手に大暴れ。
中国美女と雪男も参戦し、バタ臭いヒーローとアホ嫁と馬鹿息子が中国で我が物顔で暴れまわり、まんまと正義面するのだった。

なんだろう、あんまり面白くない。
それなりにサービス精神満載のアクション大作なのだが、ヒーロー側に魅力がないし悪役のジェット・リーも悪としての魅力にかける。謎の中国女や敵の中国美人はいい感じだが、たいして活躍しない。
息つく間もなくストーリーが展開するのにハラハラドキドキ感も薄いのは何故？
それなりに出来たＢ級娯楽なのに・・・。

ハムナプトラ３　呪われた皇帝の秘宝

（2009年6月頃ＤＶＤ１００円レンタル吹き替え版にて鑑賞）

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口裂け女

２００６年　日本　９０分　ホラー（ＰＧ-12）
監督、脚本/白石晃士
出演/佐藤江梨子、加藤晴彦、水野美紀、河合千春
（40点）普通のチャチなホラー

３０年前にブームとなった口裂け女が復活。
子供さらって秘密基地に連れ込んでハサミで口を切り裂く。
小学校教師サトエリと晴彦がぼやっとしているうちに子供たちがどんどん血祭りに上げられていく。
都市伝説に児童虐待を織り交ぜつつ、どうでもいいホラーに昇華させたギリギリ観れる程度のビデオ向け映画。

Ｊホラーの注目監督と聞いて観たが期待はずれだった。
低予算ホラーのわりに有名どころを使っているが、話がチャチで残念。とくに口裂け女のキャラが立ってないのが痛い。水野美紀がオバケ役って・・・。悲しい。
子役が、特に女の子は可愛かった。痛い目にあうけど。

口裂け女

（2009年6月頃ＤＶＤ１００円レンタルにて鑑賞）

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のだめカンタービレ最終楽章（前編）

2009年　日本　121分　コメディ／ドラマ
劇場公開2009.12.19　東宝系
監督/武内英樹　　原作/二ノ宮知子
出演/上野樹里、玉木宏、ウエンツ瑛士、ベッキー
　　　山田優、なだぎ武、竹中直人
（90点）テレビドラマ、原作のファンは必見！

クラッシックブームまで巻き起こした人気コミックのテレビドラマ版の劇場版。ドラマの最終回を前編後編二回に分けて上映。
むきゃー！と奇声を発する変人野田恵（通称のだめ）はピアノの天才である。先輩で俺様天才指揮者千秋真一を追っかけてパリへと留学。千秋はまんまと指揮者の道へと進んでいくが、のだめは置いてきぼりでしょぼーん。

ドラマのファンだったが全然期待していなかった。どうせしょうもない映画と覚悟して観たが案外凄い。マンガのノリそのままに実写化しているのでファンにはたまらないかも。豪華な劇場でゆったりと観たので幸せな気分で鑑賞した。
後編は4月公開。
ほぼ原作どおりみたい。原作を読み終えてテンションが下がっているが一応観る予定。

追記：
後編は期待したからかもしれないがイマイチ・・・。
なんかやっつけ仕事みたいな感じがした。

のだめカンタービレ最終楽章（前編）

（2010年3月1日TOHOシネマズ　プレミアスクリーンにて千円で鑑賞）

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晴れ ときどき くもり

2009年　アメリカ　短編アニメ/ＣＧ、3Ｄ
監督/ピーター・ソーン　　製作/ピクサー
（70点）『カールじいさんの空飛ぶ家』の併映作品。

赤ちゃんを運んでくるコウノトリは何処から赤ちゃんを運んでくるのか？お空の上、雲さんがせっせと赤ちゃんを作ってパートナーのコウノトリに渡してた。変わり者の雲が産み出す赤ちゃんは凶暴なワニやトゲトゲのヤマアラシなどで、それを運ぶコウノトリはいつもボロボロでもー大変。

ドリフのショートコントのようなノリで軽く楽しい一本。結構ショッキングな描写を使っているけれどタッチはほのぼのテイスト。
ピクサーは長編映画の前に必ず短編を付けていて新人育成の場にしているようだ。何作か観ているが、これは結構面白かった。

短編アニメ「晴れ ときどき くもり」

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カールじいさんの空飛ぶ家

2009年（日本公開2009.12.5）　アメリカ　103分　ＣＧアニメ/3Ｄ
製作　ディズニー/ピクサー
監督/ピート・ドクター 共同監督/ボブ・ピーターソン
（50点）評判は良いが、私は苦手・・・

大冒険を夢見つつも平凡な人生を送った夫婦がいた。
最愛の奥さんが死んで一人残ったカールじいさんは地上げトラブルの果てに暴力事件を起こし思い出の家を取り上げられそうになったのでとんずら。家に風船つけて家ごと飛んで逃げるねん。目指すは少年時代の憧れの地「未開の秘境」。
生意気な太っちょボーイスカウトが付いてきて、デカイ鳥や喋る犬とこんにちわ。
偏屈じじいの明日はどっちだ！

冒頭10分は大傑作だがその後は賛否が分かれる。私は否。
心温まるハートフルファンタジーの顔してるわりに嫌な人しか出てこない。挫折と絶望と裏切りに満ちたお話で、それでも強引にディズニーライクしているが、私には駄目だった。
ネットのレビューでアート系の「春にして君を想う」のオマージュと指摘していて、納得。
クソジジイが老人ホーム抜け出して北欧神話の聖地へと行く話。アレも予告では面白そうだったけど辛らつな話で苦手だった。
ピクサー屈指の名作とまで呼ばれているらしいが、私はノレなかった。
3Ｄも最初は楽しいが、だんだん3Ｄの迫力も気にならなくなり、メガネを掛けている分薄暗くなるのが気になってきた。

カールじいさんの空飛ぶ家

（2010年3月1日TOHOシネマズ　サービスデー千円＋3Ｄ代300円にて鑑賞）
同時上映：「はれ、ときどき、くもり」ピクサー短編アニメ

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