え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

モンスターズ 地球外生命体

2014年08月20日 | SF
2010年 イギリス 94分 SF
監督・脚本・撮影/ギャレス・エドワーズ
出演/スクート・マクネイリー、ホイットニー・エイブル

(75点) ジャーナリスティックなベトナム戦争映画タッチで描く巨大タコ大来襲

地球外生命体のサンプルを採取したNASAの探査機が、大気圏突入時にメキシコ上空で大破。直後から陸上を闊歩する巨大タコが出現・増殖・大暴れ。メキシコの半分が危険地帯として隔離。それから6年、アメリカ・メキシコの軍によるモンスター封じ込め作戦は難航なまま続いていた。

おいらスクート。宇宙タコのスクープ写真で一攫千金を狙うカメラマンさ。やっとこさ現地にやって来て宇宙タコや宇宙タコに襲われ泣き叫ぶ子供らの写真で名を上げようとしてた矢先、新聞社の社長令嬢が現地でタコ災害に遭い、会社命令で令嬢を避難させろと言われちまう。
仕方なくキャメロン・ディアス似のホイットニーちゃんと戦場と化したメキシコから脱出する旅へ。
タコによる被害よりも軍による空爆被害の方が大きいことを知ったり、脱出ビジネスのカモになったりしつつ、吊り橋理論でホイットニーちゃんと恋愛感情なんかが目覚めたりなんかしちゃって、でも、そこに巨大な宇宙タコが・・・。


ハリウッド版ゴジラが面白かったので、その監督のデビュー作である本作が観たくなった。
低予算のB級モンスター映画の快作かと思いきや、ジャーナリストの目を通して描く戦場映画のノリでビックリ!でも、骨太な作品かなと思いきや金持ち美女と貧乏カメラマンのロードムービー的展開で、所々、タコが出現して右往左往する小規模な映画だった。
低予算と言っても億単位なんだろうなと思っていたら調べると120万円だとか。
いやいくらなんでも120万は有りえんと思っていたら、それは機材費で総予算は8000万円だとか。
それでも8000万でこれだけの映画が出来れば大したもの。
ただ、これが成功してゴジラの監督に抜擢され、さらにそれも大成功を収め、スター・ウォーズの新作の監督にも抜擢された現状でコレを観ると、監督としての力量を見せつけるためのパイロットフィルムと言うかプロモーションフィルムに見えたりもする。
一本の娯楽作、とくに怪獣映画として観る分には若干満足度に欠ける。
8000万円で作った特撮映画としては凄いんだけどね。
あと、観終わった後、もう一度最初を観る必然があるので劇場よりもDVD向けか。


(2014年8月レンタル準新作200円にて鑑賞)

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