え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

スペシャルアクターズ

2019年11月07日 | コメディ
2019年 日本(松竹) 109分 コメディ
監督・脚本・編集/上田慎一郎
出演/大澤数人、河野宏紀、富士たくや、北浦愛
   淡梨、三月達也、櫻井麻七、津上理奈、小川未祐

(87点)ストーリー的には「トリック」よりは面白い

緊張すると気絶するという致命的な欠陥を持った売れない役者がカルト宗教団体と闘うヒーローに!
数年ぶりに再会した弟に誘われ入った芸能事務所スペシャルアクターズは普通のドラマ・映画の他に依頼者からの要望に芝居で解決する何でも屋もなりわいとしていた。
ある日「カルト集団から旅館を守って欲しい」という女子高生の依頼を受け、カルト集団に潜入。あろうことか、その芝居の主役に気絶役者が選ばれてしまう。憧れていたゼット級ヒーロー映画「レスキューマン」のように悪の巣窟へと向かうのだが果たしてヒーローを演じられるのか!!


「カメ止め!」の上田慎一郎監督作と言うだけの話題作だったが、公開終了間際の劇場は一日一回しか上映してなく、しかもガラガラ。
私自身、評判も聞かなかったし前作のオムニバス「イソップの思う壺」の酷評も聞いていたし秋山ゆず季も出てなかったので観に行くかどうかは微妙だったが上映時間のタイミングが合ったので観ることに。
映画自体は面白かった。
同じくインチキ宗教と闘うコメディの「トリック」シリーズよりも映画としてはよっぽど面白いが、まああれは有名役者や通な役者の怪演を愉しむ作品なので比較するべきではないが、面白さでは十分勝ってるので、もう少しヒットしても良かったのではとも思う。
とくにクライマックスは良かった。でも最後のオチは映画の完成度は上がったけど爽快感が落ちてしまった。エンディングにカーテンコール的な演出があったら気持ちよく見終えたかも。
メジャー公開ではなく単館上映の方がヒットしたのかなー。
やっぱりスターが出てないと客はこないのかも。
でも、上田監督には是非次回は有名役者を使ってこれだけの映画が出来るかを見て観たい。
パンフレットは高いけど買って良かった。あの裏表紙!!


(2019年11月6日ミッドランドにて友の会チケット1250円)


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