え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

チャンス

2019年01月25日 | コメディ
1979年 アメリカ 130分 コメディ
監督/ハル・アシュビー
原作・脚本/イエジー・コジンスキー
出演/ピーター・セラーズ、シャーリー・マクレーン
    メルヴィン・ダグラス、ジャック・ウォーデン

(80点) 存在しない男チャンスが外の世界でリモコン片手に何処へ行く

主人が死にメイドは居なくなり初老の庭師チャンスは家の処理に来た弁護士によって追い出されることに。
チャンスとは何者か。
物心ついた頃からその家にいて、その家から出たことがなかった。
庭で植物の世話をすることしか知らず、唯一の楽しみはテレビを見ること。
そんな男が一人で外の世界へ。
偶然、車にぶつかりその車に乗っていた大富豪の妻によって屋敷へ。
政財界をも動かす死にかけの大富豪に気に入られ大統領に会ったりして、なんだか時の人に祭り上げられる。
大富豪の妻もソ連の大使もゾッコン。
しかし誰もチャンスのことを知らない。戸籍もなく素性が知れない本人も分かっていない男、ああ、チャンスよ何処に行く・・・。


なんだか、ずっとちょっとだけ気になっていた映画だった。
昨年観た「ブリグズビー・ベア」に似てるかも。
前半のテンポがゆっくりだったのでDVDとかで観てたら前半で観るのをやめてたかも。
決着や真相が明らかにならないままの展開がふにおちないような、これはこれで良いような、微妙な感じ。


(2019年1月25日ミッドランド午前十時の映画祭にて1100円)