え ~ が ~ 天 獄

嗚呼、天国か地獄か、それなりに行き詰まりのパラダイス。
映画を中心に、あくまで個人的好き嫌いで感想紹介。

寄生獣

2015年01月12日 | SF
2014年 日本 109分 ホラー/SF/ドラマ
監督/山崎貴
出演/染谷将太、深津絵里、阿部サダヲ、橋本愛、東出昌大
    余貴美子、豊原功補、北村一輝、國村隼、浅野忠信

(80点) 原作そのままの実写版

ある日、染谷将太の右手が食われそこに阿部サダヲが寄生する。
染谷将太の普通の高校生活は一変。
さらに学校には怪物深津絵里が教師としてやって来る。
橋本愛とラブラブしたいのに、街は人間に化けた寄生生物によってえらいことに!
染谷将太は阿部サダヲと協力し寄生生物と戦うことに、しかし、阿部サダヲも寄生生物。
味方じゃない。
そうこうしているうちに大好きなお母ちゃんがお母ちゃんがーっ!!


いやいや、ビックリするぐらい原作どおり。
これだけ忠実にマンガを映像化できるのは凄いことだ。
山崎監督の映画は個人的に好きじゃない、とくに三丁目の夕日は大嫌いなので期待していなかったが原作のファンとしては文句のつけようがない。
ただ、映画ファンとしてはどこか物足りない。
二部作で、この出来が悪ければ後編は観てくれないので前編の出来が良いのはわかっていた。
問題はG.W公開の後編だ。
二部作の場合、後編はやっつけ仕事の未完成な仕上がりが多いので期待せずに待つことにする。
橋本愛の出番が少なかったので後編はちゃんとヒロインとして活躍してくれるといいな。


(2015年1月名古屋109シネマにて有料鑑賞)

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電柱小僧の冒険

2015年01月05日 | SF
1995年 日本 47分 SF/ファンタジー/自主映画
/監督・脚本・撮影・美術・編集/塚本晋也
出演/仙波成明、叶岡伸、塚本晋也、田口トモロヲ、藤原京

(100点だった・・・) 血沸き肉躍る四畳半ホラー8ミリ超大作

背中に電柱の生えた電柱小僧がいきなりタイムスリップ。
そこは吸血鬼が支配する近未来。
電柱小僧を救世主と崇める女教師が現れ小僧を猛特訓。
一方、吸血鬼は昼間も行動できるよう闇を生む女王を復活させようとしていた。
電柱小僧の必殺ごめんなさいアタックで吸血鬼をやっけるのだ!


塚本晋也が自身の主宰する劇団で好評だった芝居を8ミリ映画にしてぴあフィルムフェステバルに応募しグランプリを獲得した作品。
チープだがパワフルで、冗談のような話ながらハードな作品でもあり最後はうっかり感動してしまう。
「鉄男」で注目されたときライブハウスでの監督トークイベントがあり、そのときに上映されてすっかり魅了されてしまった。
その後、ぴあフェス上映会で再見したときも感動し、その頃、私の生涯ベストワンの作品として位置づけていた。
塚本作品はコレ以外は好きではない。
でも、この作品欲しさにDVD-BOXを購入。
特典映像としてでしかソフト化されていないのだ。
ても、DVDで観たらなんか違う。音が汚い。面白くない。感動出来ない。
こんなはずじゃない!と、生涯ベストワンから降格。
でも、当時は相当感動したんだよ。
ラストに登場する女戦士の笑顔にハート鷲掴みだよ。
すげー面白かったんだけど・・・・。


(1990年前後にエレクトリッレディランドとシネマテークの自主映画上映会で鑑賞)

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エイリアン

2014年12月20日 | SF
1979年 アメリカ 117分 SF/ホラー
監督/リドリー・スコット 脚本/ダン・オバノン
出演/シガーニー・ウィーヴァー、トム・スケリット、ジョン・ハート

(80点) 宇宙船でエイリアンが人間を血祭りにあげていく

宇宙貨物船ノストロモ号が謎の救難信号を受けて未知の惑星に降り立つ。
そこで卵から飛び出したエイリアンをノストロモ号に入れてしまう。
次々と乗組員を血祭りにあげていくエイリアン。
一人生き残ったシガニー・ウィバーはシガニー・ウィバーは!


20世紀FOXがスター・ウォーズの次に発表したSF超大作でスタ・ウォーズのつもりで観たら当時子供だった私には全然面白くなかった。
今回改めて観たらわりとこじんまりとしているのね。
トラブルメーカーの猫ちゃんの扱いがなんだかねー。
この映画の大ヒット以降宇宙モンスターのデザインがこのてのデザインにほぼなってしまってB級モンスターが絶滅してしまった呪われた映画として私には恨みを持っている一本。


(2014年9月池袋 新文芸坐にて「猿の惑星」と二本立てで有料鑑賞)

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猿の惑星

2014年12月19日 | SF
1968年 アメリカ(FOX) 113分 SF
監督/フランクリン・J・シャフナー
出演/チャールトン・ヘストン、リンダ・ハリソン
    キム・ハンター、ロディ・マクドウォール

(80点) 猿が人間狩りをする寓話的で当時は最先端のSF娯楽大作

地球から800光年、宇宙船が不時着した惑星は、猿が人間を支配する「猿の惑星」だった。
宇宙飛行士の我らがチャールトン・ヘストンも支配されちゃう。
チンパンジー科学者の協力を得て現地の野性的美女と逃げ出し知る驚愕の真実・・・。


子供の頃はテレビでしょっちゅう観ていたはずだが、まともに観るのは今回が初めてかも。
新文芸坐にオールナイト東映マンガまつりを観に行くついでに昼間上映のコレも観た。
「エイリアン」と二本立てだったら観るでしょ。
思ったよりものんびりしていて映画というよりもTVドラマっぽく感じた。
当時は猿の特殊メイクなど最先端のSF娯楽超大作たったが、今観るとけっこう地味ね。
それでも映画史に残る名作ではある・・・。


(2014年9月池袋 新文芸坐にて有料鑑賞)
  同時上映「エイリアン」

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デス・レース2000年

2014年12月15日 | SF
1975年 アメリカ 80分 アクション/SF
監督/ポール・バーテル 製作/ロジャー・コーマン 原案/イブ・メルキオー
出演/デヴィッド・キャラダイン、シモーネ・グリフェス、ロバータ・コリンズ
    シルヴェスター・スタローン、ジョン・ランディス

(70点) コーマン製作の通行人ひき殺して高得点の低予算Z級殺人馬鹿レース映画

近未来の西暦2000年、馬鹿なアメリカ人たちは走行中に人をひき殺しながら大陸を横断する殺人カーレースに熱狂していた。
女、子供、老人殺せばさらに高ポイント!
優勝候補の覆面レーサー フランケンシュタインの他、ブレイク前のスタローンやチンケなレーサーたちが助手とエッチしたり、互いに妨害合戦したりしつつレースレース。
そこに反政府組織がボインねーちゃんをフランケンシュタインの助手としてレースを阻止しようと暗躍。
果たして勝利とレースの行方は?
そんなどーでもいい低予算SFレースの珍品。


B級映画の帝王ロジャー・コーマン製作の馬鹿映画。
特典映像を見たら原案はあの「巨大アメーバーの惑星」のイブ・メルキオーだった。
しかし、こんな映画だったのね。
モンティ・パイソンのコントにこんなエピソードなかったっけ?
主演のデヴィッド・キャラダインはそれでも当時はそれなりに知名度のあるテレビ俳優だったらしいけど、今見るとフランケンの役はスタローンの方が良かったんじゃないかと思う。


(2014年8月頃TUTAYA発掘良品にてレンタル鑑賞)

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フェイズ IV/戦慄! 昆虫パニック

2014年11月09日 | SF
1973年 アメリカ 84分 SF/サスペンス
監督/ソウル・バス
出演/ナイジェル・ダヴェンポート、マイケル・マーフィ、リン・フレデリック

(75点) 蟻んこさんが知的に人間を襲います。そんな昆虫パニックの秀作

宇宙線の影響で蟻んこさんが人知れず進化。
蟻んこさん同志で争うことを止め、共通の敵を倒したりなんかして、蟻んこさんの数が激増。
遂には人類に代わり地球の支配者になるべく行動を移しだす。
その異変に気付いた科学者2人が砂漠で蟻んこさん観察。
しかし実はそれも蟻んこさんの仕組んだことで逆に観察され利用されることになるとはー!


Amazonさんで通なSFDVDなどをザッピングしてたら出てきた一本。
日本未公開の昆虫パニックSFものなのでB級映画かと思いきや意外にも評価が高いし、TUTAYAの発掘良品にラインナップされているので借りて観てみた。
蟻の映像がイギリス国営放送のドキュメントなみの映像でそこにはビックリしたが、その部分がやや長めで退屈もするが、骨太の異色作と言えなくもない。
ただ役者が少ないうえに華がないので低予算感も感じる。
マニアが絶賛するほどの感動はしなかったが、それなりに十分面白かった。
気になる方には必見。


(2014年11月DVD準新作100円にてレンタル鑑賞)

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火山湖の大怪獣

2014年10月25日 | SF
テレビ邦題「魔の火山湖・甦えった巨大生物の恐怖<未>」
旧ソフト邦題「U.M.A. 2002 レイク・モンスター」
1977年 アメリカ 74分 SF/パニック/最低映画
監督・製作・原案・脚本/ウィリアム・R・ストロンバーグ
特撮: デイヴ・アレン
出演/リチャード・カーデラ、リチャード・ギャリソン
   グレン・ロバーツ、マーク・シーゲル、ケイシー・コッブ

(10点) それでもクズ映画の魅力はいっぱい詰まった低予算怪獣映画

湖に堕ちた隕石のせいで古代の首長竜が蘇る。
釣り客や地域のボンクラ共を襲って食べるのだ。
そしてハゲ兄ちゃんとヒゲおやじの口喧嘩は続き、ジジイはコンビニ強盗をし、保安官は湖になんかいるとようやく気づき、所々にハリボテ恐竜とコマ撮り恐竜が現れるのだ。
そんな超チープなパニック映画。特撮はコマ撮り特撮の神的存在のデイヴ・アレン。


Amazonで映画DVDをザッピングしてたら出てきた映画。
パッケージデザインからして絶対駄作と思っていたが、レビューを読むとそこそこの高評価。
ウリはストップモーションアニメによる怪獣シーンだが、ま、名の知れた特撮マンではあるが「フレッシュ・ゴードン」とかやってる人なのであまり映画には恵まれていないのかも。
怪獣よりも若ハゲ兄ちゃんの方がインパクト絶大。
しかし、まーつまらん映画だ。つまらない要素てんこ盛りで、クズ映画の見本のような王道クズ映画かもしれない。


(2014年TUTAYAにて準新作250円レンタルにて鑑賞)

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アメイジング スパイダーマン 2

2014年10月06日 | SF
2014年 アメリカ 143分 アクション/SF/青春
監督/マーク・ウェブ
出演/アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン
   ジェイミー・フォックス、デイン・デハーン、サリー・フィールド

(90点) 特撮ヒーロー映画としては盛りだくさんな娯楽超大作

日々犯罪と闘うスパイダーマン。
彼女と別れたくはないが彼女を危険にさらすのは嫌と葛藤の日々。
そんな中、幼馴染がスパイダーマンの血を分けてくれと迫ってきたり、スパイダーマン信者だった電気技師が事故にあって怪物になって襲って来たりと騒がしい。
そしてドンドンパチパチ。
青春期の悩みの中、ドンドンパチパチしながら成長するスパイダーマンの明日はどっちだ!


前作はつまんなくはなかったけど、無理に続編を観たいと言うほどでもなかったので観てなかったが、評判が良いのでレンタルDVDにて鑑賞。
最初はノレなかったけど、やっぱし面白い。
彼女と叔母さん以外敵ばっかしのスパイダーマンことピーター可愛そうね。
マスクを取った素顔はあんまし良い人に見えないけど敵怪人が次々と出てきて、これはこれで面白いね。
ハッピーエンドではないのが切ないが仮面ライダー劇場版の出来のいい奴よりは出来が良いので観て良かった一作。
盛りだくさんな上に二時間半近くと長いのでDVDでトイレ休憩挟みながら観れて良かったのかも。


(2014年10月レンタルDVD新作5枚1000円にて鑑賞)

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ガーディアンズオブギャラクシー(3D吹き替え版)

2014年09月19日 | SF
2014年 アメリカ(ディズニー) 121分 SF
監督・脚本/ジェームズ・ガン
出演/クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ
   リー・ペイス、カレン・ギラン、マイケル・ルーカー

(99点) マーベルとディズニー印のスター・ウォーズのバッタモノ超大作

地球人の兄ちゃん見参!
緑のセクシーオバちゃん襲撃!
アライグマと植物人間登場!!
マッチョ乱入!!!
バランバランの五人が致し方なくチームとなり宇宙の秘宝を巡って、結果、巨大な悪に挑んでしまうコミカルなスペースアドベンチャー。


今月期限の劇場チケットが余っていたので仕方なく観たのだが、これがなかなか面白い。
ポスターを見る限りスターウォーズか何かの超大作の偽物映画にしか見えないのだが、そこはマーベルとディズニーなので作りは本物。
いや中身はスターウォーズと日本のSFアニメのごった煮みたいなB級娯楽でまんまバッタモンの魅力に溢れている。
なんと言ってもキャラが立ってる。
とくにアライグマは最高!植物人間もイイ。
残念なのはヒロインがややオバチャン顔だと言うこと。でも敵のハゲねーちゃんがちょっとイイ♪
全米ナンバー1はやっぱ伊達じゃない。逆にこれが日本でヒットしないようでは宣伝の仕方が悪いとしか言いようがない。
あー面白かった。
次回作が楽しみ。


(2014年中川コロナ有料鑑賞)

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GODZILLA ゴジラ

2014年09月11日 | SF
2014年 アメリカ 123分 アドベンチャー/SF
監督/ギャレス・エドワーズ
出演/アーロン・テイラー=ジョンソン、渡辺謙、エリザベス・オルセン

(99点) ハリウッドがゴジラを作ったらこおなると言う一つの解答

<ネタバレ>
大昔、地球には放射能をエサにして生きていた巨大生物がいた・・・。
その一種ムートーが日本の原発の放射能をエサにすくすく育ち遥先のアメリカにいるメスと交尾するため街を崩壊させながら移動。
人間どもは逃げまどいむざむざ死んだりするのみ。
そこに生態系の頂点に君臨するゴジラ登場。
何故か極力人間は殺さずムートーを退治してくれるの。
アメリカ軍もいろいろするけど、結局は邪魔にしかならず、やっぱ大自然の前には人間って無力なのね。
そんな家族愛を歌ったスペクタクル怪獣巨編!!


「ゴジラ」を観に行ったはずなのに、まさか「ガメラ(平成版)」だったとは!!
やっぱし悪役として大暴れしてアメリカをぶっ壊すゴジラが観たかったのだが、そーいう映画ではなかった。
チャンピオンまつりで子供のヒーローと化していったゴジラのリメイクと言うか、いやいや、やっぱりどう見ても平成ガメラ、敵もまんまギャオスの焼き直しだし、だったら何故ゴジラが人間の味方をしてくれるのか、ガメラ程度の設定を提示してほしかった。
でも、まー十分すぎるほど面白かった。
あまりにも面白かったので2Ⅾ字幕版と3Ⅾ吹き替え版と2回観た。
1回目は前半30分寝ながら見てたので家族愛がテーマな物語を見てなくて、巨大生物が暴れだしたところから見た。
2回目はちゃんと観たが、物語を追わず怪獣出現により世界崩壊していくだけの映像を見てた1回目の方が楽しく観れた。
ただ、やっぱりゴジラを見に来たのにエヴァンゲリオンっぽい巨大昆虫ばかり大暴れで、そこには面白みを感じなかった。
ネーミングが良くないよね。
やっぱり怪獣にはギラスとかメガロンとか、それっぽい響きが欲しかった。
吹き替え版では案外気にならなかったけど、字幕版では「ムートー」の響きに違和感を覚えて仕方なかった。
なんかインド映画の「ムトゥ 踊るマハラジャ」を思い出してのめり込めなかった。
それでも、怪獣映画超大作としては十分十分。
ハリウッドが本気で「ゴジラ」を作るとこーなると言うひとつの解答を観た。
街崩壊の地獄絵は9.11や東日本大震災を知ってから観たら生々しくて怖かった。
ハリウッドが本気出せばこれくらいの映像が作れてしまうんだね。
1回目観たのがお盆のときで、盆明けにワイドショーで「ハワイから帰国しました~♪」なんてニュースを見てたら、え?あんな大災害のあったハワイから、よくご無事で・・・と一瞬思ってしまう程、ゴシラ映像にはインパクトがあった。


(2014年8月TOHOシネマベイシティにて2Ⅾ字幕版)
(2014年9月中川コロナにて3Ⅾ吹き替え版)

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武器人間

2014年09月06日 | SF
2013年 オランダ/アメリカ 84分  アクション/ホラー/R15+
監督/リチャード・ラーフォースト
出演/カレル・ローデン、ジョシュア・ザッセ、ルーク・ニューベリー
    ロバート・グウィリム、アレクサンダー・マーキュリー、ホン・ピン・タン
    マーク・スティーヴンソン、アンドレイ・ザヤッツ

(60点) ナチス秘密兵器、フランケン・シュタインの孫が作った武器人間!

ロシアの小隊が密命で最前線へ。
そこには死体と武器を組み合わせた改造人間製造小屋があり、フランケン・シュタインの末裔のキ○ガ○博士が一人で武器人間をこさえては村人を血祭りにあげていた。
そんなことを聞かされていないボンクラ隊員はパニックな中、銃乱射しながらも血祭りにあげられ、武器人間に改造されそうになっていく。
嗚呼、戦争ってやーね。


ゴミみたいな映画だけど、このての映画としては良く出来てる方。
でも途中から出てくる武器人間がいきなりいっぱい出てくるのでキャラ立ちしてなくて勿体ない。
嗚呼、仮面ライダー一作目のショッカー基地と怪人たちの素晴らしさを再確認。
日本のポスターデザインや予告編の作り方は上手いなー。


(2014年9月TUTAYA新作5枚1080円にて鑑賞)
  同時レンタル鑑賞作
  「ライフ」「女ガンマン皆殺しのメロディ」「大統領執事の涙」「ニシノユキヒコの恋と冒険」

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モンスターズ 地球外生命体

2014年08月20日 | SF
2010年 イギリス 94分 SF
監督・脚本・撮影/ギャレス・エドワーズ
出演/スクート・マクネイリー、ホイットニー・エイブル

(75点) ジャーナリスティックなベトナム戦争映画タッチで描く巨大タコ大来襲

地球外生命体のサンプルを採取したNASAの探査機が、大気圏突入時にメキシコ上空で大破。直後から陸上を闊歩する巨大タコが出現・増殖・大暴れ。メキシコの半分が危険地帯として隔離。それから6年、アメリカ・メキシコの軍によるモンスター封じ込め作戦は難航なまま続いていた。

おいらスクート。宇宙タコのスクープ写真で一攫千金を狙うカメラマンさ。やっとこさ現地にやって来て宇宙タコや宇宙タコに襲われ泣き叫ぶ子供らの写真で名を上げようとしてた矢先、新聞社の社長令嬢が現地でタコ災害に遭い、会社命令で令嬢を避難させろと言われちまう。
仕方なくキャメロン・ディアス似のホイットニーちゃんと戦場と化したメキシコから脱出する旅へ。
タコによる被害よりも軍による空爆被害の方が大きいことを知ったり、脱出ビジネスのカモになったりしつつ、吊り橋理論でホイットニーちゃんと恋愛感情なんかが目覚めたりなんかしちゃって、でも、そこに巨大な宇宙タコが・・・。


ハリウッド版ゴジラが面白かったので、その監督のデビュー作である本作が観たくなった。
低予算のB級モンスター映画の快作かと思いきや、ジャーナリストの目を通して描く戦場映画のノリでビックリ!でも、骨太な作品かなと思いきや金持ち美女と貧乏カメラマンのロードムービー的展開で、所々、タコが出現して右往左往する小規模な映画だった。
低予算と言っても億単位なんだろうなと思っていたら調べると120万円だとか。
いやいくらなんでも120万は有りえんと思っていたら、それは機材費で総予算は8000万円だとか。
それでも8000万でこれだけの映画が出来れば大したもの。
ただ、これが成功してゴジラの監督に抜擢され、さらにそれも大成功を収め、スター・ウォーズの新作の監督にも抜擢された現状でコレを観ると、監督としての力量を見せつけるためのパイロットフィルムと言うかプロモーションフィルムに見えたりもする。
一本の娯楽作、とくに怪獣映画として観る分には若干満足度に欠ける。
8000万円で作った特撮映画としては凄いんだけどね。
あと、観終わった後、もう一度最初を観る必然があるので劇場よりもDVD向けか。


(2014年8月レンタル準新作200円にて鑑賞)

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デモン・シード

2014年08月18日 | SF
1977年 アメリカ 95分 SF/ホラー
監督/ドナルド・キャメル 原作/ディーン・R・クーンツ
出演/ジュリー・クリスティ、フリッツ・ウィーヴァー、ロバート・ヴォーン

(78点) 70年代B級SFホラーの醍醐味を味わえる小品

極秘開発の自我を持ったコンピューター「プロテウス」。
地球に害しか及ぼさない人間の言うことなんか聞けない、と暴走。
情報内部から外へ出るべく博士の妻をレイプし子供をはらませ、自己データを人間と機械の合いの子に移植しようとする。
当然博士の妻は拒絶するが、家のシステムは全てプロテウスによって支配されている。
連結ブロック状の金属マシーンがドーン!
地下室にドーン!一階にドーン!
ドーン!ドーン!ドーン!!
そして奥様をレイプ、ご懐妊~!


子供の頃、SF映画だかホラー映画だかの本に紹介されていて気になっていた。
テレビで一度途中から観たが、それなりに面白かったかもとしか覚えていない。
最近になって、この原作の作者がホラー界では超有名な人らしいと知り、レンタル屋に置いてあったので借りて観ることにした。
今見たらチャチな映画かもしれないと思ったが思ったよりはちゃんとしていた。
中途半端に古い映画なのでそれなりにB級感も漂っているが球体になったり蛇状になったりする殺人マシーンがアナログ感満点でなんか良かった。


(2014年8月80円レンタルにて鑑賞)

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オール・ユー・ニード・イズ・キル

2014年07月20日 | SF
2014年 アメリカ 113分 SF/アクション
監督/ダグ・ライマン 原作/桜坂洋
出演/トム・クルーズ、エミリー・ブラント

(75点) タイムループして虫っぽいエイリアンを駆除せよ!

ギタイと呼ばれるエイリアンに侵略される近未来の地球。
実戦経験のない米軍広報官トムがハメられて最前線に送り込まれる。
そこでエイリアンに殺されちゃうが、その瞬間に前日に戻ってしまう。
死ねばリセット。
テレビゲームと同じように死ねばセーブポイントまで戻ってやり直し。
そんな悪夢のようなループの中、彼と同じ「ループ」の経験者のフルメタル・ビッチこと女兵士エミリーちゃんに出会い、彼女の指導のもと戦士として成長し虫型エイリアンと対決だ!


タイムループものが好きなのだが、これは違うかもと思いつつ、それでも気になったので観たのだが、思ったよりもタイムループものだった。
ただ、個人的に異星人のデザインが気に入らない。
地球を侵略するほどの異星人がなんで虫なの?
いやこれは知的生物ではなく特殊能力を持つ宇宙蟻が地球に襲ってくるだけの話なのかも。
あと、もうちょっとエミリーちゃんに萌え要素が欲しかった。露出度高めの服とかある種のか弱さとかサービスショットとか。
トムクルーズのSF作品のなかではかなり良い方だとは思う。
2D字幕が観たかったが3Dしかやってなくて仕方なく3Dにしたが効果的ではないが立体感はそれなりにあった。


(2014年7月中川コロナにて字幕3Dで鑑賞)

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地球防衛軍

2014年03月01日 | SF
1957年 日本(東宝) 88分 特撮
監督/本多猪四郎 製作/田中友幸 特技監督/円谷英二
原案/丘美丈二郎 脚本/木村武 潤色/香山滋
メカデザイン/小松崎茂 音楽/伊福部昭
出演/佐原健二、平田昭彦、白川由美、河内桃子、志村喬、土屋嘉男

(78点) 正攻法で描ききった東宝特撮らしい宇宙戦争映画の最高傑作

例によって人より早く真実を知ってしまった平田昭彦博士は婚約を解消し謎の行動を起こし行方不明となる。
そして富士の裾野で起こる謎の山火事、謎の地盤沈下。
そして現れる謎のロボット怪獣モゲラ。
それは月の裏側の衛星基地から飛来した宇宙人ミステリアンの仕業だった。
先制攻撃をしかけておきながら平和主義を主張しつつ美女を拉致するミステリアンに日本は激怒し世界の英知を集結させ地球防衛軍を結成、そして全面対決に挑む。
そして誰もが死んだと思っていた平田昭彦博士は例によって生きていて、なんと例によってミステリアンの味方になっていたのだった!!
そして例によって富士の裾野を舞台に例によって絶対の架学力を持つミステリアンのドーム基地に対し例によってパラボラ型の新兵器でビーム合戦を繰り広げる!


この映画がまさか映画館で観られるとはっ!
しかも昭和の映画館、岐阜ロイヤル劇場!入場料は格安の500円!!
だけど交通費1,500円・・・。
映画は以前にレンタルビデオで観ていて、特撮映画としては名作だとは思うけど、それ以上に面白いとは思わなかった。
でもこのての映画はスクリーンで観たいのでニコニコ観に行った。
モブシーンが素晴らしい。
逃げ惑う人々の臨場感が最近の映画とは格段に違うように見えた。
ただ、怪獣映画ファンとしてはモゲラが練り歩く前半で終わっちゃっている。
ラストの攻防も凄いとは思うがドームのデザインがモゲラに比べて地味。
UFOとかとの空中戦と言った派手な場面もないので若干ものたりない。
でも、これはこれで完成しきっているので文句を言ってもしゃーない。
でも、やっぱり最後もモゲラ大暴れで、それを防衛軍が撃破してほしかった。そのかわり一瞬出てくるシーンはある意味楽しかった。


(2014年3月1日岐阜ロイヤル劇場500円)

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