コブラン

珍奇なシダ　ハナヤスリ科　ハナヤスリ属のコブランです

もう１０年位うちの棚に居ます
昆布の様な葉だからコブランらしい　安直な命名

先週末温室で一日中ダラダラしていると
黄色く熟した胞子葉を見つけたのでパチリと

このシダ　南西諸島の森に行くと　
樹上に着生しているオオタニワタリの根茎から垂れ下がって生えてます
と言っても先ず見る事は出来ませんが

大体葉の長さ１メートルくらいの常緑性シダです

しかし気色の悪い胞子葉です
ムカデとトウモロコシを足して２で割った感じ
手触りもそんな感じ

風蘭以外にも変な植物ばかり栽培しています
こういう色んな植物を栽培するのも
風蘭栽培のヒントになってます

このコブランの胞子葉
珍しいのかどうかわかりませんが
うちの温室では初めて（毎年気付かないだけ）ですので
適当に写真を撮りまくりました

栽培ですが　オオタニワタリの根茎に着生しているので
その辺りを考えて植込み材料を作りってやればよく育ちます　
あと腐葉土も少々必要かと

しかし胞子が取れても それを蒔く技術がない私
濡れレンガになすりつけるだけか
風蘭の鉢から勝手に生えてくるを待つだけ
もったいない話です

一番簡単な栽培方法は
まあ　でかいオオタニワタリに付けるのが一番
希少種ですのでそれくらいしてやりませう

建国１０９

うちの建国１０９からの子

ただの青と思ってましたが　なんとなく虎状に柄が浮いてきました

１０９から出た子供は　木の成長と共に大体柄を出してきますので
気長に作ろうと思ってましたが、、、
何となく中斑状の虎が

根はこの柄ではありえない事にルビーですので
最近世間で言われる　建国の月と言う品種に出世するのではと
楽しみになってきました

もう少し秋が深まれば どのような柄が浮いてくるのか
またアップしますね

白牡丹

あれから３ヶ月

子が二本上がり　親の成長が極端に遅くなりました
子にまだ十分な根が下りていないので
親からの養分で成長している為です
なんか　考えさせられるものがありますね

しかし大子の成長が良くなってますので
もう苔の中で新しい根が動き出しているのでしょう

さて　ここまで成長がゆっくりになると
さすがに今迄は全く問題なくドバドバやっていた肥料やりは控えます
いくら系統が良くても　そこは白牡丹　注意が必要です

まず間違いなく青にはならないと思いますが
親は相当のオバ木
今回　子二本を最後の力を振り絞って生んでれましたので
早く外して養生してやりたいものです

夢殿

なかなかの上柄の夢殿

あれから３カ月

只今三鉢 栽培中です
この木は総親から一二年前に割った木

やっぱりこの木 ただの縞芸でなく
色んな表情をみせてくれます
錦織芸とも少し違いますし
表現のしにくい木です
青は出しますが いずれ芸が現れたりしますし
虎の木もだしたり 一本の木から色々な木を生んでくれます
さらにルビー根も出してくれます

芸の価値は抜群と思うのですが
あまり見かけませんね
違う名で出ているとも聞きます
しかし　うちでは昔からの夢殿で

九州産の雄大で多彩な芸を持つ品種です

金剛冠

金剛宝の株をバラバラにしました

そのうちの１本が金剛冠 この株
金剛宝と幽霊　後柄のある金剛宝の当りが一つついてます

今回出た当りは金剛宝のようですが
今後は派手な子が上がり出すのでしょう

豆葉の覆輪の中でこの品種は
ずば抜けた迫力を持ついい木と思います

若干荒目に覆輪が出る事も有りますが
ほぼ覆輪品種として出来あがったようです
既にあちこちで金剛冠の株立も見られるようになりましたし

母種の金剛宝が　登録されてますので
今後近いうちに　この金剛冠も登録申請してみましょう