富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

不明種

2012年04月03日 | 野生ラン他
これはニュージーランド産のヘゴの大木(ディクソニア、アンタルクティカ)
の幹から毎年この時期になると
芽吹きする訳の分らん草

見た目は結構綺麗で山野草ぽい感じですが
葉には細かい毛が生えております

かなり強健で日本の冬も平気
誰がこの草の名をご存知でしょうか?
知らないのは私だけかも

何故か気になる草です

さて話は変わって、ニュージーランドのヘゴは日本の冬場もへっちゃら
現地でも雪が積もりますので

この木は7,8年前にニュージーがら輸入し
庭に植えている物
太い幹で高さ3メートルくらい

植え付けの際は大の大人5人でも持てないくらいの重さでした

日本にも数種類ヘゴがありますが
園芸用で出回る沖縄産のヒカゲヘゴや小笠原産のマルハチなど
庭の地植えで充分越冬してくれます

冬場にヘゴの葉を切って
幹にホームセンターで売っている
梱包用のプチプチを巻いて
ガムテープでとめてやれば完璧に越冬

庭のある方は是非植えてみてください

植え方は至って簡単 今までの経験では
鉢から抜き、少し土を落とし表面の根をほぐします(これが大事)
後は二回りほどでかめの穴を掘り
腐葉土と風蘭の植え替え後の使用済み水苔を混ぜ
周りに入れ、水持ちよく植え込むだけ
できれば使用済み水苔で株元を山状に盛り上げます
ヘゴの幹は根の集合体ですので

後は欠かさず頭から毎日のたっぷりの水やり
幹を濡らすのがコツ

植え付けは今の時期が最適です

すぐ新葉を展開し南国情緒満点の庭になります

水キレだけ注意すれば直射でも大丈夫です

幹丈1メートル以上のヘゴが特に庭では映えます
こういうヘゴを庭植えすれば風蘭など付けたくなるのが富貴蘭愛好家
しかし生きたヘゴにはなかなか着生してくれません
ヘゴ板には簡単に着生するのに
着生ランに対してある種の拒絶反応か防衛反応を示しているのかもしれません

そう言えば沖縄の山でも自生するヘゴには
シダぐらいしか着生しておりません
ヘゴもシダですので

たった一度だけシコウランが付いているのを見ただけです

柿の木と違い着生される木は迷惑なのかもしれません
昔、とある翁に 蘭が付くと木が痛むと聞いたこともあります

風蘭だけでなくいろいろな植物を栽培すると
富貴蘭栽培のヒントがたくさん見つかります

庭がなくてもベランダ栽培でヘゴが一鉢あると
自然の情緒豊かな寒冷紗になります
ヒカゲヘゴの名の由来です




5,6年前に付けた洋種交配風蘭も根が浮いております
活着させまいと必死な感じ












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