富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

キバナノセッコク 神衣

2012年11月06日 | 野生ラン他
四国は高知 安芸産の
キバナノセッコク神衣です

秋に突入している為柄が暗んでおります
本来春から夏が一番美しい木

さて キバナも葉芸品種や花変わりも多々出始め
にぎやかになってきました

しかしキバナノセッコクの柄物として
売られているものは
ほとんどが
イセ(石斛との交配)であったり
台湾キバナの柄物実生であったりします
純粋な日本のキバナの変わりを求めるのには
非常に困難です


何故か富貴蘭愛好家にキバナ好きが多いのが不思議です
作が難しく貴重な木ですので
一過性のブームでなかったらいいのですが

私は風蘭をやる前から野生ランを育てており
キバナの変わりも集めておりましたが
この神衣や舞鶴南洲達磨など
常識を凌駕する逸品が出てくるとは
想像だにしませんでした

キバナには、まだまだ予備軍が控えていそうです

さてキバナは作の仕方が石斛とは異なります

フウランを育てている棚ではよくできて
長生蘭の棚では難しいとも、、、
そこらへんが作のヒントかも

今回の奄美探索でもキバナの自生状況をよく観察してきましたが
シコウランやチケイランが着生する苔むした木に同じように着生
イワヒバとかと同じように岩壁にも着生する事の出来る
セッコクとは水分の必要量が全く違うのでは???

基本的にうちでは水を切らずに育てています

さて自然界では下向きに垂れて着生しているキバナですが
鉢植えでは矢を直立させて作る方が多いようです
添え木をたてて針金でくくる手法が多いようですが
エビネリングの小を使えば見栄えも良く簡単です
お試しあれ


キバナは自然界でも簡単に実生発芽しておりますが
矢伏せがイマイチ効かないところも稀少性を保てるところ
奴で年2作 倍々ゲームを夢見て作を研究しています
























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