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富貴蘭讃歌

富貴蘭の栽培記録と勝手気ままな四方山話です。

天守閣

2013年06月09日 | 虎斑
あれから4カ月

極黄にはぜてます
本来増殖の為にはここまでハゼささない方が良いに決まってますが
この木の魅力を最大限に発揮するため強めの場所で作ってます

金幽晃実生という事ですので 
はぜすぎても暗めの場所に戻せば紺地が戻ってくるでしょう

世間でいう金幽晃実生は 確か墨流し実生の突然変異だったと思います
まだ実生の出る前は 金幽晃は貴稀品でとんでもない値でしたが
同芸の実生が出来 お決まりのパターン
今では本物の金幽晃がどれだか、、、

うちにも これが本物の金幽晃という木がありますが
でも実際はよくわかりません

この手の実生木と比べると
本物として買った木は根が白根
黄金錦などの実生は黄根 このくらいの違いかも

今では本物の金幽晃を探そうという
奇特な方もおられないでしょうし
時代の流れと共に埋もれてしまった品種のようです

話は戻り
この天守閣 肉厚の凛とした良い木姿
同じ実生兄弟とは一味違う雰囲気

子への芸の継承も良く 
株立ちにでもすれば なかなかの逸品になるでしょう














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淡雪

2013年03月16日 | 虎斑
九州 平戸産の淡雪
去年の秋ご紹介の木とは別の株 現在綺麗に虎が出ています

一昔前はマニア垂涎の的で所望してもまず手に入らなかった品種ですが
同様の芸の旭昇が出てからは存在感が薄れたかもしれません
旭昇とは斑の白さと言うか透明感が違います
 
淡雪は根も細く増殖もイマイチ 
日にも弱く強光下では一発で焼けてしまいます

まだまだ数の少ない品種で
案外入手は困難 探してもなかなかありません
売り物を見つけた時が買い時

風蘭を長くやっていると
あの時買っておけばという品種も多々有ります
迷えば買い!これが私のポリシー
でもこのポリシーで失敗した事も星の数、、、
また業者さんの
誰それもこの木を欲しがっているとか
悪魔のささやきが輪をかけて、、、

結局趣味で物欲の塊みたいなものですので
そこは慎重に対応しましょう













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天守閣

2013年02月06日 | 虎斑
明日の東京は また大雪の予報 積雪10㎝くらい?
風蘭三昧さんには 鼻で笑われそうですが
軟弱な都会では一大事のようです

でも春はそこまで来ています
南九州や奄美では 昨日 春一番が吹きました
日差しの強さも徐々に体感しつつある今日この頃です

さてあれから8ヶ月
環境にも慣れ いい具合にはぜてきました

金幽晃実生(墨流し実生?)ですので強いものです

凛とした肉厚の立葉ですので
株立にし 綺麗に腰斑を出す事ができれば
それが最上芸かも

この木はまだ子供ですので
もう数作し 前後左右に子をつけ
孫が当たる頃が見頃でしょう

この時期は若干暗んでおりますが
本来 秋口から強めの日を取り出すと極黄にはぜるはず
もう一二作してから試してみます













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日向猛虎

2012年12月05日 | 虎斑
1年ぶりの日向猛虎です

濃い紺地に斑キレのいい黄虎斑

雪山や紀州雪虎とは一味違います

ゆっくり作れば さすが九州産というくらい
大きくなり存在感は抜群

虎斑は勝手気ままに出るようで
こうすれば出るというものではなさそう

あと数鉢作っておりますが
それぞれバラバラな時期に虎を出しています

只 秋から冬にかけてが一番見頃
同じ九州産の淡雪と同じような斑の性質かも

この日向猛虎
二年か三年に一度くらい淡い緑花を咲かせ
ビックリしますが
毎年と言う継続性はなさそうです

何か花が緑になる要素を持っているのでしょう





















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2012年12月01日 | 虎斑
あれから1年

翁の兄弟株を2鉢御紹介

今年ははぜさせてやろうと
日当たりのいいところに置いたのですが
何故かハゼはイマイチ

確かに日当たりはいい場所でしたが
他の株立にまみれてましたので
実際 あまり日が当たらなかったのかも

十六夜の幽霊の翁ですが
聖雲錦の柄抜けと区別がつかなくなってきました
心持 翁の方が大きくガッチリしているかなってくらい

本来 翁の見ごろは
秋口の柄のはぜた時と
年中楽しめるルビー根

いい木なのですが
あまりスポットライトが当たらぬまま
地味な存在になってしまいました








別の兄弟木





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