離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

苦しみの意味

2018-05-22 00:00:01 | 日記
苦しんでいるときに、

その意味は理解できない。

いろいろな本や人が

その苦しみには意味があるというようなことを言う。

だが、苦しさ、絶望のなかで

そんな言葉に心を動かされるようなことはないのはないだろうか。

離婚はもちろんだが、

世界で生きるか死ぬかで日々生活しているような

紛争地域や、難民たちに

そんな理屈が通じるとは思えない。

安全、安心、不安のない立場の人たちが

苦しみや絶望の人を外側から見ていて

言うだけの、それこそ意味のない言葉だろう。

だから、この苦しみや悲しみに意味があると思い込もうとしたり、

無理やり意味を見出すこともない。

もちろん、それで自分が少しでも楽になるなら、もちろんいい。

以前も話したが、私自身も10年以上たって、

自分が必死にやってきたことが、自分の通った30代の道として見えたし、

離婚という経験はしないに越したことはないが、

そのあとで得た経験や価値観も大切だったと今なら、言える。

だが、いつも言うように、当時はほんとうに地獄のような日々を必死に

耐えて、必死に歩んだだけだ。

そんななかで、プロセスということを学び、気づき、

私自身が10年以上かけて腑に落としてきた。

他人の考えはしっくりくれば取り入れればよいし、

だからと言って、どんなに偉そうなことを言う人でも

真実を知る人はいないのだから、それができないからと言って

そのことに悩んだり、苦しむことはない。

私個人は、苦しみに意味があるはずだと考えることは難しかった。

だが、意味がないと思えば、とてもやりきれないし、自分の身に起こった事実を

受け入れることができなかった。

プロセスの存在や、人智を超えた力や、これまで話してきたいろいろな価値観を

自分の腑に落とすことで、10年以上かけてようやく、少しだけ自分の人生を

自分の人生として受け入れた。

今、苦しんでいるあなたも、あせらないでいい

今何も見出せなくても、理解できなくても、

時間をかけて、少なくともあなたにもまだ10年以上の人生が残っているだろうから、

ゆっくりとでいい。

そして長い時間のなかで、考えや方向性は行ったり来たりする。

けして一方向ではない。

ゆっくりと自分自身の生きかたを見つけていく過程こそが、

離婚という事実に折り合いをつけていく過程だと思うのです。
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1 コメント

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Unknown (トラ)
2018-05-23 05:04:48
「努力し続けていれば夢は必ず叶います」
これは、夢を叶えた人が言ってる事で、実際は夢なんて一握りの人間しか叶わない。

そんな、超ネガティブな意見に何年も前に出会ったのだが、意外と自分の中にスーっと入ってきた言葉だ。
今回の記事を読んでなんとなく思い出していた。

最近は、よく1年前、いわゆる離婚で思考がぐちゃぐちゃになっていた時の事を考える。

よく生きてたな。
よく仕事行けたな。

もうあの頃は全ての感覚がマヒし過ぎていたのだろう。

それでも今日という日を迎えられたのは、全て考えるのをやめようと思い、
ダラダラと過ごしてきたから。

このダラダラした何かを得ているのかもわからない毎日のおかげで、

今日を生きているんだと、たった今気づいた。

このダラダラ、みっともない生活もプロセスの1つとして受け止めてみようかな。

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