離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

最後までわからない

2019-11-20 00:00:01 | 日記
先日もニュースであった

池袋の車事故のニュース。

加害者は、その世界では有名なトップの方。

残念なことに高齢運転で、ブレーキとアクセルの間違い。

レストランに遅刻しそうで焦っていたとも。

その事故で、若いお母さんと子供が亡くなった。

かつて広島の光市で起きた凶悪な事件の本を読んで、最後まで読めなかった記憶がある。

あまりに凄惨で、読み続けることができなかった。その内容を思い出す。

いつのときも、残された人を想うと、言葉がでない。

加害者にも家族も親族もいるであろう。

その年まで、数々の功績をあげ、トップまで行きついた方であるから、

人並み以上の努力もしただろうし、世の中で言えば一握りの成功者であるでしょう。

ある意味で、この素晴らしい功績のなかで、人生を全うできたはずなのです。

でも、80歳を過ぎて、他人の命を奪うなんて考えもしないし、

まさか自分がと思うはずである。

この事件を見るとき、結局、死ぬまでわからないと思うのです。

80歳という年齢を考えれば、40歳などまだ半分だし、

定年しても20年もあるわけで、それまでどれだけ努力したり、真面目に生きても、

結局最後まで人生はわからないと知らされる。

ホームレスの自叙伝的な本を読むと、かつては金融、IT,大手デパートの外商と

数千万円を動かして、豪邸に住み、家族がいた人たちがたくさんいる。

でも自己破産し、家族とは離婚して、今はホームレスである。

それらの本で印象に残る言葉があり、いつも思い出す。

「電車から見る河川敷のホームレスのブルーシートのハウスを見下ろして、

通勤する私たちも、紙一重でしかない。次の瞬間、自分がそこにいるかもしれないと気づくことである。」

そんな言葉である。

離婚したあなたなら理解できるのではないだろうか。

海外では離婚率50%は普通のなかで、

結婚という幸せの時間と、離婚という苦しみの時間は

紙一重なのだと気づいているかもしれない。

良くも悪くも人生は最後までわからない。

わかっているなら、努力も何もする意味がない。

だが、わからないからこそ、自分に今できることを全力でする。

そう、最後の結果は誰も知らない。自分も知らない。

だが、何もしなくても、勝手に変化することもあるだろう。

だから全ては自分の今の選択の連続の先にある。

選択しないのも選択であり、

ほんとうに、最後までわからない。



コメント (4)
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