離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

人の強さと弱さを知る

2019-11-09 00:00:01 | 日記
離婚をしたことのない人にとって、

その苦しみの程度を知ることはできないだろうと思う。

日々のみんさまのコメントを見ても、

ここまで苦しいとは思わなかったという言葉がたくさんある。

以前の私の職場で離婚したことがある人は周囲にいなかったし、

100人いて数人程度ではないだろうか。

ほんとうに日本人の30%の離婚率というのが信じられないほどの少なさである。

人は誰しも、結婚する前、恋人がいないときは独りであるのだし、

その時間だって、よほどモテモテの方でもないなら、

少なからず経験してきたでしょう。

だが、離婚して独りになるというのはレベルの違う苦しみである。

それは今読んでくれている方に言うまでもなく

経験していることでしょう。

その苦しみに耐えて、乗り越えていく人がいることは

人の強い部分かもしれないし、自分をコントロールできなくなることは弱い部分かもしれない。

最近の話題でいえば、元歌手のTが覚せい剤所持の疑いで4回目となり、捕まった。

野球選手として大成したKが、覚せい剤でボロボロになり、謹慎していたが、

最近トライアルの監督として復帰した。

歌手のAも歌を出したりしている。

Tに関していえば、ダルクで活動したりととてもがんばっていたのに、

やはり薬からの脱却はとても難しいのだということを思い知らされる。

以前書いた、夜まわり先生が、たばこや酒ですらやめられない人が多いなかで、

依存性の強いクスリから抜けることがどれだけ難しいかと言っている。

世間ではいろいろな意見があるが、私は誰も責められないと考えている。

一部を除いては、誰だって、やめたいと思っているだろう。

全てを失った人なら、抜けれるだろうと思うかもしれないが、

クスリは脳まで影響していて、アルコールと同じで意志では勝てない。

これらに愛情があればというのは素人で、愛情すら抑制には役に立たない。

人というのは、ほんとうに強くもあり、弱くもある。

離婚を経験したことで、人の強さと弱さを知り、本当のやさしさや思いやりをもつことが

一番の学びではないだろうか。

そして、今のあなたが、先のいくつかのニュースを見ていて、どう思うか?

以前のあなたなら、どう思うか?

これだけの苦しみと人の弱さ、現実のもろさ、いろいろな価値観の転換があって、

これらをどう思うか?

人は強くもあり弱くもある。

信じられないような強さを見せるときもあれば、

あっけなく敗れることもある。

どちらが正しいとか悪いではなく、人は表裏一体であり、

そのすべてを持つのが人間なのだと気づくのである。

だから、他人はもとより、自分ですら責めることはない。

状況、環境によって、たまたまそうなだけだし、

離婚を経験したように、幸せな結婚式のときには予想もできない結末となることもある。

かつては、愛情があった相互が憎しみあうこともある。

永遠の愛や、変化しないなんてことが、ただの幻想であることも経験した。

今、私が思うことは、

人生や、人間関係、そして価値観について、

ドラマや教科書、世間の言葉ではなく、自分なりに本質を見ていくことが大切だろうと思う。

刹那的、虚無的に、世間と隔絶して生きる選択もあるだろうが、

そうではなく、それらの正しい認識をもとに、ではどう生きたら

自分なりに生きやすいのだろうか?

それを模索していくことが大切だろうと思うのです。

私はカウンセラーである前に、人の強さも弱さも経験した、

だから、私は人間関係において、他人を責めないし、どんなこともあり得ないことはないと思うし、

仕方のないこと・・・、そんなふうに思うことが多い。

そして、それは自分に対してもそうである。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする