離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

自分というもの

2017-07-23 00:00:01 | 日記
これまでも何度も書いていることですが、

周囲の人たちを見ていると

結婚して、こどもができて、、、

自分というものがなくなっているように見える人がいます。

会話の話題や、行動の基準が

すべてパートナーや、子供。

週末の予定や、好きなものまで

自分自身ではなくて、パートナーや子供のことばかり。

もちろん、相手を大切にしたり、家族を大切にすることは

否定することではないわけですが、

あまりに自分というものを忘れている。

海外の人たちは、子供がいても、寝室は別だし、

夫婦が一緒に寝るのは基本。

日本ではセックスレスでも平気ですが、

フランスでは別れの判断のひとつになるといいます。

そして何よりも、自分自身の軸があり、考えがあります。

だから、相手に依存しすぎません。

依存は誰しもしているのですが、自分というものがあれば、

ちゃんと線引きができるのですが、どうも日本人には苦手なようで、

相手そのものが、自分だと勘違いしてしまう傾向があるようです。

いつもいうように、結婚は半人前同士がして、一人前になるのでもなく、

自分ひとりでは幸せになれない人が、結婚したら幸せになるのでもなく、

自分自身で自分を満たすことができて、

成熟した大人が、二人でいることで、より新しいステージを歩むものです。

でも、日本ではたいていは、そうではなく、

何か結婚がゴール、子供がゴール、マイホームがゴールのような

そんな風潮があります。

話している相手は、別に他人の家族のことや子供のことに

大して興味などないというのが本音ではないでしょうか。

話している相手とお酒を飲んでいるのであって、

食事を楽しんでいるのであって、

仕事の関係として続けているのであって、

他人のパートナーに、本気で興味がある人などいないでしょう。

ましてそんな会話からは、目の前の本人の考えやポリシー、趣味、そんなのが感じられません。

でも話している本人は気づかない人が多いわけです。

残念にも、つまらない、自分自身がなくなってしまったんだなと感じます。

逆に、結婚していても、いなくても、子供がいてもいなくても

自分自身を語る人は楽しいし、個人的に興味ももてますし、

仲間として楽しいと感じます。

これだけ世の中で不倫や離婚というものがあり、

芸能人の話題が絶えないのに、まだまだ結婚の幻想が消えません。

なんのためにパートナーがほしいのか、どう生きたいのか

それが軸になってはじめて、関係性が成熟するのです。

離婚して、かつての独身とは違い、

苦しみをあじわい、寂しさ、虚しさ、それらを感じたときこそ、

ほんとうの自分自身、自分の人生を考える、機会です。

ここで立ち止まって考えたり、悩むことができないなら、

これまでと変わらない人生となるかもしれません。

自分自身を大切にできてはじめて、パートナーも大切にできる。

使い古された言葉ですが、真実だと思います。

あなたの周囲をみてみれば、自分自身がなくて

まるで上記のような人たちがたくさんいることに気づくでしょう。

もしかすると、あなた自身もそうだったかっもしれません。

大切なことは、気づけるかどうかです。

パートナーがいた方が楽しいかもしれませんし、

寂しさを感じることも少ないかもしれません。

でも、今、ここで立ち止まったタイミングで

しっかりとそのことを考えてみることが、

次の人生の歩みに大切ではないでしょうか。

けして、楽なことを言っていません。

苦しいとき、寂しいときには、しんどいことです。

でも、避けては通れないステップでもあると思うのです。

あなたがこの経験を通して、また一歩、自分の人生を歩めるように応援しています。


コメント (4)
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