離婚に苦しむ人へ

今、苦しんでいるあなたに寄り添って。

虚しさを感じないはずがない

2017-07-10 00:00:01 | 日記
私が離婚して、

何が一番のインパクトだったかと振り返ると、

やはり、なによりも、「むなしさ」であった、

これまでの自分の価値観、人生観、人間関係、

その他、ありとあらゆる角度で「むなしさ」を味わった。

きっとあなたも感じているかもしれない。

少なくとも、世間的に、まともには生きてきたつもりだし、

分別もあるだろうし、人間関係にも真剣に向き合ってきた。

だが、得た結果は、すべてを無にするかのような

離婚という結果、

それだけではなく、人間関係をも破壊した。

自分の中にある価値判断すべてが崩壊した瞬間であった。

そこからは孤独と戦い、虚しさや絶望と格闘して、

そこから這い上がるように生き抜く。

もしあなたが同じような想いを感じているとしたら、

それはおかしなことではなくて、

離婚というのはそれくらいのインパクトがあるのだということを知ってほしい。

どうして世間ではそんなことを言いたがらない。

結婚の利点や幸せ、すばらしさばかりを強調して、

離婚の苦しみや不条理や、法律の適当さなどについては語らない。

経験した人のみが知るだけである。

その意味では海外のほうが離婚についても、もっとオープンだ。

ハリウッドのセレブやスターも、離婚後に苦しんだことをオープンに語るし、

もっともっと世間がその苦しみを知っている。

子供も小さいころから、学んでいる。

あなたの人生で、離婚がもたらすインパクトは小さくはない。

だが、もはや世界的に見れば、結婚することと同様に、離婚というのも普通の出来事になりつつある。

まして結婚という価値観すら、もはや選択のひとつで、重きがおかれていない。

今、あなたが「むなしさ」を感じているとすれば、

誰もが感じることのひとつであるし、目新しくはない。

だから、その先に進むことでしか、見えてこないものがあるということ。

むなしさを感じたからこそ、できることがあるのです。

だからこそ、無意味なことに左右されず、世間の目などという日本の古い慣習にとらわれず、

人生の本質そのものを見つめて生きていくことができるようになる。

強がりでいうのではなく、

私はそのことを気づけて良かったし、もし気づけずに死を迎えるとしたらぞっとする。

周囲で結婚やら子育てしながら、老年になってから気づいたら、

もうできることは限られる。だから熟年離婚が多いのもうなずける。

そのときにようやく気づけるのだ。

だったら、もっと早く気づいて、パートナーがいようといまいと、

人生の本質に沿って生きていく方が良いではないか。

この先、10年生きていることができる保証などどこにもない。

いつも言う、今を生きることの本質が見えてくるはずなのです。

離婚は経験しないほうが良いに決まっている、

誰も好きで、苦しみを味わいたくはない。

だが、これも繰り返しになるが、

命あって、やり直しがきくのである、

お金も底をつき、精神的にボロボロでも、

それでも肝心の心臓は動いているから、今、生まれたようなものである。

しんどいに違いないが、今から新しく、生きればいい。

新しい価値観、生き方をしていく時間くらいは残されているのだから。


コメント (10)
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