育毛剤を使っていたら、抜け毛が激増してしまった。

【毛の生え替わるサイクルとは？】

育毛剤の広告や薄毛の解説では、必ずと言って良いほど出てくるのが毛の生え替わるサイクルの図です。

言葉で表すと、以下のようになります。
（脱毛期）発毛期→初期成長期→後期成長期→退行期→休止期→脱毛期（発毛期）

脱毛期と発毛期が重なっているのは、毛が抜ける際は次の毛に押し出されるようにして抜けるので、ほぼ同じ時期になるからです。

【広告に出てくるのに】

こんな図を描いている育毛剤の広告が多いのに、その育毛剤が「どこに作用して毛が増えるようになるのだ！」と言うのを拝見したことがありません。

単に、「毛が増えるには毛の生え替わりのサイクルが整わないと駄目」ってなことを書いているだけです。

あくまでも相談室でケアを提供していて感じるのは、育毛剤の効果は上記の毛の生え替わりのサイクルの中で、発毛してくる毛が伸び始める初期成長期に勢いを付ける為のものではないか？と思います。

ご自身の心身と頭皮の力で血流が良くなってきて、十分成長する毛に育つようになってからの話です。

これを間違って、発毛させる為とか血流を促す為に育毛剤を使うから失敗するのではないか？と思うのですね。

【育毛剤の効果はサイクルを乱す】

育毛剤と一言で言えないくらいに種類があります。種類はありますが、血流を促さないとその育毛剤が訴えている効果は出ないので基本は血流促進です。

育毛剤の効果に頼るのは、血流が弱くなっている頭皮だけで無理に促そうとしますから、かなりの負担を与える結果になるのです（薄毛になるのは、頭皮だけでなく心身を含めて血流が悪化するから）。

だから、かなり無理強いすることになるので、無理に発毛してきて上記のサイクルに入るので、十分伸びる毛に育たなくなり毛の生え替わるサイクルが繋がらなくなり、乱れていくのです。

十分育たないから、成長期から退行期を経て休止期に移行するのが早まり、成長期が短くなり、その分休止期が長くなっていくのです。

結果、普段洗髪していると、最初は太めの毛が目立ちますが、次第に細く成長しなくなくなっていくので肉眼で見えなくなる毛が増えてきて、洗髪時の抜け毛が見えなくなっていきます。

そんな方が先日ご相談にいらっしゃいました。
自宅での洗髪時には「2本か3本しか抜けない」とおっしゃっていましたが、相談室で温浴したら、確かに太くて目に見える毛は5本前後でしたが、お湯を抜いた後に残った毛を見ると、細くて短い目になっている見えづらい毛が50本前後抜けていました。

滅茶苦茶ヤバい抜け毛ですよね。これから育つ毛が、今生えている毛よりも先に抜けているのですから。完璧に生え替わるサイクルが乱れてしまっているのです。ミノキシジル系の育毛剤とプロペシア3年の経験者の話でした。

【今週のユーチューブ】

• 毛が増えるのも減るのも生え替わるサイクルに従う


• 薄毛になる第一段階


• 小さい頃から薄毛になる準備をしている

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