一流の人ほど基礎基本を大切にし、三流の人ほどテクニックに頼る

私が、ご相談をお受けして助言を差し上げている人には、色々なタイプの人がいます。やたらテクニック的なことばかりを聞きたがる人もいれば、基礎基本をしっかり行うことを優先する人まで様々です。

では、どちらのタイプの人の方が良い結果に結びついているのか言うと、後者の「基礎基本を大事にしている人」です。

裏技や効果的なことに気をとられている人は、継続もあまりしない上に、早急で高い効果を望まれます。

例えば、誰でも子供頃には、プロレスごっこなるものをしたことがあると思います。いじめる為のものではなく、本当の遊びでのプロレスごっこですよ。

でも、本当のプロと同じような技やスピードでは、真似はできませんし、本当に真似てプロレスの技をかけるようなことをすると、間違いなく「死ぬ」か良くても「大怪我をするか、体に後遺症が残る」ようなことにもなります。

一流と言われる人は、当然技の練習もしますが、それ以上に基礎体力作りや基礎トレーニングに時間を割きます。
何故なら、一流の技を支えるのは、基礎体力だからです。それがないと、自分だけでなく相手の命も危なくしてしまいます。

レスリングだけでなく、運動選手は全てそうですし、運動以外のこと、例えば大きな手術をする際にも、体が弱りきっている時には、少しでも体力が回復してから行うものです。

また、古来著名な発明や発見と言うものは、基礎的な理論があって、その積み重ねがあり、試験や実験の繰り返しの中から生まれているものです。だからこそ「ひらめき」があるのですね。

単なる思い付きと、発見発明を同列に考えないで下さい。

ところが、三流と言われる人ほど、これらの基礎や基本をないがしろにして、テクニックや思いつきばかりに目がいきます。
そして、失敗するだけでなく、体までも壊してしまったりしているのです。

育毛で言えば、頭皮を壊してしまっているのです。結果や効果ばかりを訴えているのは、テクニックばかりだと思ってください。

昔、ブラシで頭皮を叩いて髪が回復したと言う人がいましたが、今時そんなことを行う人はいませんよね。一時期この方法は流行ったこともありましたが、思い付きでたまたま上手くいった結果なんて、ほとんどの人には有効でないばかりか頭皮を痛めてしまい、毛の育たない生えない頭皮にしてしまいます。

何が基礎基本になるのか？
よ～く考えてみて下さい。