脂漏性湿疹・皮膚炎って難治性の皮膚疾患なので、対症療法的な治療やケアで初期の頃なら治ることが多いが、中期以降になると治らなくなることが多いので注意が必要です。
【脂漏性湿疹・皮膚炎は血行が良くなると悪化する】
通常、人の体のほとんどは血行が悪くなって異常をきたすので、血行を改善すると細胞分裂が活発になり、悪い細胞が正常な細胞に生まれ替わるので改善することがほとんどです。
が、脂漏性湿疹・皮膚炎だけは血行を良くすると症状が悪化するのです。
理由は、血行が良くなると脂漏性湿疹・皮膚炎の原因菌の繁殖が激しくなるからです。
【脂漏性湿疹・皮膚炎悪化の事例】
脂漏性湿疹・皮膚炎に対するケアを行って30％くらい改善し始めていて、あと1年もすれば症状自体は無くなるかな？と言うところまで改善していたご相談者がいました（症状が出なくなっても脂漏性湿疹・皮膚炎は治ったと言えないのが怖いところ）。
ある時、相談室にいらっしゃると最初の頃よりもひどい状態（＝フケ・赤み・痒み・大量の抜け毛）になっているのです。どうしたのか？と思ってお聞きすると。
「自宅の机の上にエアコンがあり、PCを触っていたら、その温風が頭皮に当たって汗をかいていたら悪化してしまった。」とおっしゃっていました。
汗をかくくらいですから、頭皮の皮膚温が上がって、脂漏性湿疹・皮膚炎の原因菌が繁殖しやすい環境になっていたのです。
ちなみに、夏場の暑い時期に頭皮の皮膚温を下げる為に「扇風機の風を頭皮に当てたり、エアコンの冷風を頭皮に当てる」と、頭皮の皮膚温が下がり、脂漏性湿疹・皮膚炎の原因菌の繁殖が穏やかになるので、症状は軽くなるか消えることもあります（症状が出なくなっても脂漏性湿疹・皮膚炎は治ったと言えないのでご注意ください）。
同時に血行も悪くなるので、毛の生育が悪化します。
【毛の生育には血行が良いことが絶対条件】
髪の毛が生育するのは血行が良いことが絶対条件なのに、脂漏性湿疹・皮膚炎の方の場合は血行を良くすると症状が悪化するのです。
ご相談者の中には、表面上フケもなく痒みもなく、頭皮に異常があるようには見えないなのに、ケアを行い頭皮の血行が良くなると、脂漏性湿疹・皮膚炎の症状が出るご相談者がいらっしゃいます。
弊社で取り組む育毛のケアの方法は、頭皮や心身の血行を本来のものに取り戻すことにあります。血行が良くなるってことです。
ぱっと見た感じ・メールやLINEやオンラインでのご相談を承った限りでは、脂漏性湿疹・皮膚炎じゃないなのに、血行を良くするケアを始めると、脂漏性湿疹・皮膚炎が悪化するような症状が出る方がいるのですね。
たぶん、頭皮にフケが出たり、痒みが出るのが嫌だから、普段から毎日頭皮を清潔に良く洗っていたのだと思います。
その上、食品添加物や残留農薬が多い食品を摂っているので、活性酸素により皮脂が過酸化脂質化している人が多く、見えない隠れた脂漏性湿疹・皮膚炎を発症しているだと思います。
気になるなら、3日か4日程度湯シャンをして下さい。これでフケが出たり痒みが出るようなら、脂漏性湿疹・皮膚炎になりかけている可能性があります。
どんなケアを行うと良いかは、ご相談下さればケアの提案はさせて頂きます。
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