風竿の「人生の達人」烈伝

愛すべき友、仕事・趣味の磯釣り・ゴルフ・音楽、少しの読書などにまつわるあくまで「ヒト」に重点をおいたブログです

チャイナリスク

2012年09月19日 22時00分00秒 | 風竿日記

今日は仕事の都合で佐世保泊まり。若手の職員の皆さまから歓迎の宴を催して頂いた。

安宿の一室でこうしてブログを刻んでいると、先ほどまでの語らいの余韻が掌に残っている。

若い信金マンとの酒ほど旨いものはない。

かって自分が歩いてきた道だとはいえ、彼らの悩みも辛さも痛いほどに判るし、彼らの眩しいほどの可能性もまたよく見えるからだろうか・・・・。

さて、日中関係なんである。

私の浅い経験値ではあるが、中国人はだいたいにおいて自己中心主義的な人が多いように思う。

旅先で大きな声で喋っているアジア系の人は大概中国人、もしくは韓国人

これは文化の違いなのだろうが、それはそのまま自己主張が強いということにも当てはまるんである。

中国全土で反日キャンペーンの真っ盛りであるが、これを単なる民衆のガス抜きだとしたら、世界中から国家のガバナンスの質が問われることになろう。

 

そしてこれだけ日章旗が燃やされると、眠っていたナショナリズムの火も点火しかねないことになる。

それにしてもいまさら毛沢東の写真はなかろうと思うのだが、抗日のシンボルという意味なのだろう。

ところが、この毛国家首席、周恩来首相の指導体制の時に国交が回復して、中国は日本の戦争賠償責任を放棄してくれたんである。

知日派の周恩来首相は、「恩讐の彼方に」という菊地寛の小説の話をして、すべて水に流そうと言ったのだそうだ。

何と大人の国なのだろうかと、当時しみじみと思ったものであった。

爾来、中国には好意的な思いでいた私。

どうして領土なんかがあるのだろう。すべて地球の所有物な筈。

キリストもブッダもモハメッドも隣人を愛せよと説いた筈ではなかったか。

力には力、攻撃にはさらなる攻撃、目には目を、刃には刃をとエスカレートしてしまうと、もう仁義なき戦いの、あのヤクザの抗争と同じになってしまうのである。

写真は日本が実効支配の証拠鰹節工場の跡

ジョンレノン教の私としては、中国人と一緒に「Imagine」を唄って握手したいところなのだが、国益というやっかいな世界がくっつけば、そうもいくまい。

頼みのアメリカは我関せず・・・・と中立を決め込んでしまった。

時の政権はまったく頼りにはならないし・・・・。

  

写真は尖閣神社での例大祭

 

で、その尖閣諸島、もう亡くなってしまった私の古い友人に、そこでこっそりと磯から大物狙いで魚釣りを人がいるのだが・・・・・、

それは凄い漁場で、アラ(関東ではクエという)の宝庫だと言っていた。

二十数年ほど前までは、こんな牧歌的な武勇伝が語れるほど静かな海だったんである。

 

同じ火種を持つ韓国もロシアもじっと静観を決め込んでいる。

それにしても、やっかいな国とやっかいなことになったものである。