銘歌・長崎物語 その２

寒空の中、長崎ランタンの灯りはひときわ輝いていて、まさに光のバレンタイン

万華鏡を覗いているような、そんな具合

落ち込んだ人も、ここに来ればパッと瞬時に明るくなるような、そんな情景なんであります。

※　脚注　このお方達は中国人民ではございません・・・・・。

二胡の演奏に聴き入っていらっしゃるの図であります。

ランタン祭りは最高なのですが・・・・・

あんまり寒いので、予定を早めて会場を後にして食事に行くことに・・・。

長崎独特の、曲がりくねった坂道を二人で歩きました。

若い恋人同士になったように、はしゃぎながら・・・・です。

途中「福健会館」という古い建物も中々よろしゅうございました。

時折、路地に舞い込む寒風に身をすくめながら、こりゃー今夜の晩酌は熱燗で決まりと思ったものです。

何度か道に迷いながら、思案橋の方に歩いていくと

途中で色んなお堂があり、そこも綺麗に「ランタンアップ」されておりました。街中がおもてなしのココロなんであります。

坂道を登りつめると大きなお屋敷があり、思わず表札を見るとあの、国会議員を長く務められた故西岡先生の御宅なのでした。

知らない国で、何か大発見でもしたような、そんな気持ちになったりしました。表札をパチリ・・・・ゴメンナサイ。

やっと思案橋の街中に着くと、馴染みのおでん屋さんを探すことに

腹ペコと寒さでガタガタ震えながら、やっと目的地に辿りつきました。

「桃若」というおでん屋さんが新婚旅行のディナーという、何とも質素な私達でありました。

私はおでん屋が大好き

おでん屋は気取りがなく、注文したら1分でテーブルの上に品が並ぶのがイイですよね。

 二人で呑んで食べて、食べては呑んで4400円のお代

それでも、私たちにはミシェランの五つ星でありました。

軒を支えあうかのような町並みが、呑ん兵衛には素晴らしいユートピアなんです。

思案橋から再び路面電車で、あるお店に・・・・

そしてその後は、私の新しいようで、古い友人が経営するお店に

実はここに行くことが今回の旅行のメインだったのでした。

私は長崎に行くときは、必ずこの店に寄ります。

けして広くはありませんが、そこかしこにオーナーたる井手さんの創意工夫が凝らされたお店。

しかも、プロも顔負けの素晴らしい弾き語りを聴かせてくれるのですから、音楽好きにはたまらないのであります。

 井手さんとは「温泉deビートルズ音楽祭」のご縁で知り合い、丸三年のお付き合いなのですが、

同い年、若い頃福岡市で過ごし、共に音楽をやっていた共通点があり、話せば話すほど繋がっているのが嬉しい限り。

 

 井手さんから誘われるままに私も酔ったついでのライブパフォーマンス

嫁さんも、井手さんの歌に聞き惚れておりました。

ジョンレノンが愛したカクテルもご馳走になって、彼女は上機嫌そのもの。

 どれだけ悦んだかって・・・・・・・・・・・・・・・・。

そりゃーもう・・・・・・。

これくらいであります。

 その井手さんのオリジナルソングの動画をこれまた新しくて古い友人山内さんが、このブログのためにYoutubeにアップして下さいました。

僕たちの行った10日の僅か2日後に録音されたホットな音源です。

井手さんの62歳とは思えない艶のある甘い声をご堪能下さいませ。

 

そうそう、今夜は全国的に絶賛バレンタインデー

長崎でいい音楽旅行を愉しんだので、皆様にももう少しお裾分けを致しましょうね。

 ポールの歌も井手さんの歌も素晴らしい。 

井手さんのお店Uncle Harrisonは長崎市内大学病院前の電停から郵便局と反対側の緩やかな坂道の通りを300mほど歩いていくとケーキ屋さんの前、左側にあります。二階です。

是非お立ち寄り下さいませ。

さらにさらにさらに、定番ソングをお届けして、銘歌長崎物語の旅装を解くといたしましょうか・・・・・・。