このところめっきり老け込んできたレオン
病院のおかげで命を長らえているのだけれど、
時々ヘンな咳をするようになってしまった。
モノ言わぬだけに愛犬の苦しみは、即ち飼い主の苦しみなのだ。
それにもってきて、遂に冬が訪れてしまった。
家の中で育った彼には、冬の寒さはこたえるようで、
いつも毛布に包まって震えていることが多くなった。
尾形レオンは平成14年7月生まれだから11歳と4ヶ月
心臓弁膜症、椎間板ヘルニア、白内障の持病をかかえている。
一度、心臓弁膜症から肺に水が溜まり、呼吸困難で死にかけたことがある。
その時はさすがにグータラな飼い主も慌てて、日曜開業獣医を探して駆け込んだものだ。
幸い、一命は取り止めたものの、命を預かる責任というものをしみじみと痛感させられたのであった。
再婚を一番喜んでいるのは、実はこのレオンなのかもしれないと思っていた。
そして、犬好きの嫁さんで良かったとしみじみ思うのである。
朝に生まれて夕べに死するという水玉のよふな はかなきいのちのかがやきのうつくしき
老犬はそらにむかひて低く吠えし夜 明日は霜が降る月が冴え渡る
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます