今、作詞作曲を手がけているんである。
Bossa nova の曲で題名は「震える唇」といいます。
これが自分でも結構気に入っていて、ひょっとしたら60歳の新人メジャーデビューとかで、東芝EMIくらいから話が来ないかなあ・・・なんて思う訳ないでしょう。
「震える唇」
尾形風竿 作詞・作曲
いつか遠い昔 あなたと歩いた砂浜
こうして夜に 一人で来てみた私
あの頃は唇が 震えては乾いてた
踏みしめる この 白い砂のように
ここで見つけた 桜貝の想い出は
寄せては返す 波の中に消えてしまった
もう一度、もう一度 戻りたいとひと言
暗い波間に 叫びたかったけれど
時は意味も無く 通り過ぎていくだけ
あの頃は唇が 乾いては震えてた
深い海の底に沈めた 心のように
人生なんて ただ寄せては返す波と
砂浜のようなものかも知れないと
あなたは煙草をくゆらせ 私に言った
そのあとは黙って海を眺めた二人だった
あの頃は唇が 震えては乾いてた
生きる意味すら 判らずにいた私
踏みしめる この 白い砂のように
あの頃は唇が 震えては乾いてた
実は私め、還暦を迎えるおじさんなんですが、ロマンチストなんであります。