21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

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豊洲市場と科学

2017年04月01日 13時10分17秒 | Weblog
「専門家」の検証によると、豊洲市場は「科学的」に安全らしい。

安全の問題と安心の問題は違う、らしい。

専門家の科学的な判断よりも、素人の感情的な判断が政策を動かしている。
 との意見もある。


しかし、豊洲問題は「科学vs感情」ではない。

問題は、
1.豊洲市場を安全と判断した人物は「専門家」なのか?
2.この「専門家」の判断基準は「科学的」なのか?
とのことだ。


専門家は、資金の出し手のために働く。この専門家は、どのから資金を受けて働いているのか? 市民のために働く専門家なのか、もしくは一部の既得権益者のために働く専門家なのか?

別のケースの場合では、
 原発を絶対安全と主張していた「専門家」は誰だったのか?
 BSEが日本では発生しないと主張していた「専門家」は誰だったのか?
 リーマンショックの日本経済への影響を、蜂が刺した程度と主張した「専門家」は誰だったのか?
 異次元金融量的緩和がインフレを起こすと主張した「専門家」は誰だったのか?
等、等、等、




 ニュース報道を見ていると、勘違いしている政治家が多く感じる。
豊洲市場が安心できる場所か?と考えている人は少ない。
豊洲市場を安全だと出張する専門家がいる、彼が安心して信頼できる人物か?と思っている人が多いのである。





 豊洲市場の地下を空洞にする最終決定をした人物は明確ではない。独断専行をしたわけだが、結論としては、彼の判断は正しかったようだ。
 地下を空洞にしたおかげで、疑問点が出るたびに再検査もでき、今後も地下空間での対策が可能だ。
 もし地下が埋められていれば、再検査も事後対策も難しく、問題はより複雑化していただろう。

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