21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

ちょっとした誤解、3

2006年04月17日 18時59分31秒 | Weblog
 現状の日本株価はバブルだ。どう考えても高すぎる。その内確実に崩壊する。日銀は過去に実績が全く無く(新円の発行~バブル後の公定歩合の引き上げまで)、この加熱した株価を軟着陸させることで出来ないだろう。日本市場には、0.01%でも良いから金利の引き上げが必要だ。
 とここで、ちょっとした誤解が生まれる。「バブルの崩壊」と聞くと経済に疎い人ほど、日本を襲ったこの17年の不景気をイメージしがちだが、努力してもそれだけ不景気を続けられる国はそうそうない。
 基本的に「バブルの崩壊」が意味するのは、衝撃的な(一部の株の)暴落と半年間の経済状態の調整ぐらいだ。怖がることはない。

奇跡的に経済「恐慌」を15年以上続けられたのは、バブル時の金融政策変更の遅れ/公共事業の拡大/野党不在のなれ合い国会、その後のヨーロッパ/南アメリカ/アフリカ/アジアの経済の停滞、隣国韓国の技術の高度化/経済成長、中国の急激な経済発展、日本円高、その上にバブル後の金融政策変更の遅れ/税制上の問題/消費税の導入、少子高齢化、基本的な産業構造の変化に教育が付いて行けなかったこと(専門家(ソフト開発者等)不足/単純労働者の過多)、、、、等々の原因を元にしている。更にそれが、デフレスパイラルや各社社会等、社会不安を起こして、国民がプロパガンダの得意な経済と無縁の政治家を当選させたりして、負の循環を拡大させていた。普通じゃそう簡単に起きない。
 この奇跡の中で育った子供達は、将来どんな中年になるんだろう。面白そうだ。

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