21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

ゲームのルールが違うんだ。

2016年08月09日 22時54分49秒 | Weblog
 大塚家具は、会員制システムをやめて、一般的なチェーン店の市場に業態を変更させた。
そして、赤字が止まらない。見事に失敗しているようだ。


しかも、自らが失敗している原因に全く気付いていないようだ。

 会員制システムと、チェーン店システムでは、ゲームのルールが違う。
ラグビーとサッカーほどに違う。笑


 業態を変更した大塚家具は、チェーン店業態では素人集団。にもかかわらず、外部から専門家を雇ってきて指導を受けることさえ考えなかったようだ。

 赤字決算の発表時の会社コメントを見る限り、ゲームのルールが変わっていることにさえ気づいていないようだ。会員制の時にうまく言ったやり方を繰り返せば、成功を反復できると勘違いしている。(運が良ければ、それでも生き残れるかもしれない)


 よほどの強運でも持っていなければ、そうはいかない。

会員制システムに戻すのでなければ、チェーン店業態のルールを学び、考え方をゼロから改める必要がある。まずは、自分たちが「素人集団である」ことを自覚したほうが良い。

会員制システム下で働いてきた30年等の経験は、全く意味を持たない。





「会員制システム」でプロ販売員がもつ「1万人の接客経験」なんてものは、チェーン店業態がもつ「10億人分のビックデータ」には勝てない。

ロボフォン と経営課題

2016年08月09日 22時42分27秒 | Weblog
ロボフォン って製品は面白い。

でも、20万円以上する価格はおかしい。


 アップルがiPhoneのアプリ開発に外部の力を借りているように、ロボフォンもアプリの開発は社外に任せるべきだった。

 多くのスマホが、無償のグーグル・アンドロイドを使用しているように、アンドロイドをベースに開発するべきだった。

 ソフトバンクが大量発注をかけてペッパーを格安で外部に製造委託したように、OEM大量生産のシステムを使って製造するべきだった。

 殆どの携帯電話が、通信事業者との契約とまとめて24回の分割払いになっているように、分割払い制度を用意するべきだった。



 ロボフォンは、開発部門の能力の高さが分かる素晴らしい製品だ。
そして、経営陣の能力の低さも象徴している。他社が一般的に行っている最低限の経営努力さえしていないために、20万円以上もするバカみたいな販売価格になっている。


 台湾企業に買収されることで、経営陣が刷新するはずだ。
事業収益は大きく改善されることだろう。経営権の異動に伴うゴタゴタで開発部門が破壊されないことを祈る。

リオの方角は?

2016年08月09日 22時38分47秒 | Weblog
 五輪が行われているリオデジャネイロの方角は、東京から見るとどっちになるのか?

答えは、ほぼ「真東」である。 南東ではない。





 円形の地球を平面の地図に直すのは難しい。
無理やり等緯図法に押し込められた世界地図をみて、勘違いしてしまう人が多いようだ。