21世紀航海図;歴史は何も教えてくれない。ただ学ばない者を罰するだけ。

個人の時代だからこそ、個人を活かす「組織」が栄え、個人を伸ばす「組織」が潤う。人を活かす「組織」の時代。

市場介入

2008年10月24日 20時17分53秒 | Weblog
 2008年10月24日、株式市場も為替市場も「ポジション解消」売りに押し流されました。

 公共団体が市場介入に乗り出せれば、市場の不安定化を防げるんだろうけどね。

「ホテルのバーは安い」とか言ってるようなアソウ首相の経済観念だと理解できないだろうね。やっぱ、家で飲むのが一番安上がりでしょう(笑)

 為替市場に「円売り介入」を行えば、円高が急激に進むのを抑えられる。市場介入に「長期的な効果」は期待できないが、「短期的な効果(1~2日?)」なら期待できるんだよ。その上、もし100円で「ドル買い」介入を行って、為替相場が安定した後、105円で「ドル売り」を行えば、5%の為替差益を稼げる。介入の市場規模にもよるけれど、ちょっとした国債の償還の手助けになるはずだ。当たり前の話だか「ドル買い」の市場介入でも、「ドル売り」実行でも、為替相場に長期的影響は与えない(与えられない)。悪影響は少ないわけだ。

 そして、株式市場に「買い介入」を行えば、株価の急激な下落を抑えられると同時に、金融機関の資産価値が目減りするのを抑えて、市場の資金流動性を高く維持できる。その上、もし1000pointで「買い介入」を行って、市場が回復した後、1100pointで「介入解消売り」を行えば10%の売買差益が得られる。これも国債の早期償還への手助けになる。もちろん、株式市場の場合でも介入の影響は「短期的」なモノに限られる。国家の介入が市場に悪影響を与えることはない。

ロシア政府は2兆円をかけて、モスクワの株式市場に介入しました。50年もすれば、これが世界的に評価されてるだろうね。新・自由主義と新・保守主義の立場は、冷戦時代のように単純な「小さな政府」と「大きな政府」の対立じゃないんだよね。

積極的な市場介入には賛成するけど、保護貿易・産業保護政策には反対する。もちろんパスポートも無くて良し。そんな考え方もあって良いと思う。

民主義の終わりの始まりj

2008年10月24日 19時56分09秒 | Weblog
 ニューヨーク市が「市長の三選」を禁止した条例を改正して、ブルームバーグ市長が次の市長選挙にも立候補できるようにした。

 市町村レベルと国家レベルだと話は変わるけど、ロシアのプーチン大統領は国民から多大の人気を得ていたにもかかわらず、憲法の改正に乗り出さず、おとなしく2期目を務めた後、大統領の座から降りた。

 アメリカ人はロシアの民主主義のレベルを過小評価しているのにね。実際には、簡単に「3選禁止」を撤回してしまうアメリカの民主主義のレベルも低いね。

 「チリも積もれば山になる」

一歩一歩、「危機に強いリーダーシップ」が求められるたびに、民主主義は終わりに近づいて行くわけです。