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中島要 『藍の糸 着物始末暦 二』

2015年03月18日 | 日々

中島要 『藍の糸 着物始末暦 二』



着物の染み抜き、洗い、染めや仕立てなどなんでもこなす、着物の始末屋・余一。
余一を中心に、着物にまつわる話が展開していく、短編連作集。

シリーズ2作目。
前作より面白く読めたような気がします。
余一や他の登場人物たちがより魅力的に感じられたからかもしれません。

江戸時代、現代とは違い、自ら仕立てたりすることが多いからか、着物には様々な想いが込められていて、
母が子を想い作った帯にまつわる話、『魂結び』
捨てられていた赤ん坊の着物から見える、『恋接ぎ』

良かったです。

着物をとても大切にしている余一。
とっても、おもてになっていますが、影のある男。
そこがいいのでしょうか~
余一のことはまだ詳しくは分かりませんが、次巻以降でしょうか。
とても気になります。