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伊坂幸太郎 『オーデュボンの祈り』

2012年08月02日 | 読書

伊坂幸太郎 『オーデュボンの祈り』



主人公の伊藤は、コンビニ強盗を犯し、警察から逃げていたが、
気が付くと、荻島という島にいた。
荻島は奇妙な島で、百五十年ほど外との交流がない島だった。
不思議な人たちが住んでいるだけでなく、
人と話すことが出来るカカシの優午もいて、未来が見えるという。
その優午が殺された。
未来が見えるのに、何故自分の死を防ぐことが出来なかったのか。

伊坂さんのデビュー作。
伊坂作品って、刊行順に読むのが面白いそうですが、
私はバラバラです…

最初は謎だらけ。
多くの妙な人物が登場して、読んでいて自分の脳の中で????状態が続いていたのですが、
段々と繋がってきました。

一応、謎解きものの部類に入ると思うのですが、
ミステリっぽくないお話でした。

独特の世界を見せてくれる作品でした。