自由に気まま生活

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佐藤多佳子 『黄色い目の魚』

2008年10月01日 | 読書
ドイツ旅行中に読んだ佐藤多佳子著『黄色い目の魚』。

最初は、10歳の時初めて父親テッセイに会う悟の話。
次に家族やクラスに溶け込めず、心を許しているのは叔父の通のみであるみのりの話。
あれ?悟の話は?と思ってたら、悟とみのりが16歳の時同級生として出会う。

きっかけは授業でお互いの絵を描くことから、二人の友情以上の繋がりや想いが進んでいきます。
二人の共通点です、絵は。
悟は描くこと、みのりは絵を見ることで。

二人の成長が描かれており、
悟は絵を描くことにも、部活のサッカーにも本気になっていく様を
みのりは心頭していた叔父からの自立していきます。

すごくいい本です。
読んで良かったーと思える本でした。

佐藤多佳子さんといえば、『一瞬の風になれ』。
まだ未読なんですが、すごく関心がありました。
まだ文庫化されてないようで、文庫化されたら、即読みたいなぁ。
他の作品も読んでみよう~とも思いました。