阿蘇山を眺めて暮らす自由人!

四季の移ろいを肌で感じ、阿蘇で暮らす自由人が見たもの・聞いたこと・感じたこと

熊本地震-11~中岳の様子

2016年04月30日 | 熊本地震

 村営の”四季の森”温泉が熊本地震直後から無料開放されている、これまで2日に1回程利用した。被災者にとって温泉は一番くつろぐ場所だ!



 南阿蘇村から眺める中央火口丘、夜峰山や御竈山の山肌は地震でえぐられたように削り取られている…人間が自然のエネリギーをコントロールすることは出来ない




 中岳は噴煙(水蒸気)を活発に吹き出している…専門家は中岳の「マグマ溜り」が西に引き伸ばされた可能性はあるが、中岳の活動と熊本地震との関連性は今のところ解らないと言う(NHKニュース)(NHKニュースが表示されない場合:参考)



 熊本地震の次の展開を危惧する記事もある(西山大樹[清談社])…揺れる日本列島ー防災対策が必須だ!

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熊本地震-10

2016年04月25日 | 熊本地震

 大地震の後に思うこと


1. 命があれば何とかなる。その為には家の倒壊や土砂崩れが多かった活動断層の周辺地域や土砂崩れの危険がある場所を避けて住むことが重要です。熊本地震は真夜中の大地震で家が倒壊した。しかし家からすぐに逃げ出し多くの人々が助かりました


2. 震災直後(命が助かれば)は、すぐには支援が得られないため3日程度の飲水や食料の備蓄。衣類(防寒着、下着含む)。停電に備えて懐中電灯、手回しの充電器や電池、ラジオ、携帯電話等が必要です


3. 近隣コミュニティの助け合いは心強い。近所の“おいしい丸葉山”地区では、日頃から人々の交流があり停電で溶けかけた冷凍食品、米や畑の野菜等を持ち寄り炊き出しで無事を確認すると共に楽しく食事しました


4. メールやハガキによる安否確認は励みになりました。全国の皆さまからの励ましのメールや電話には大変元気づけられました、重ねて感謝いたします


5. 私見ですが災害に強い町にするには、過度に都市に人口を集中させるのではなく、日本の将来を考えると適度に日本全国に機能・人口を分散させる必要があることを痛感しました。熊本地震は激甚災害ではあったが、火災や内陸地震で津波がなく人口密度も低いため、その後の暮らしは比較的平穏でした。私の子供達(2家族)は仕事の関係で横浜に住んでいるため人口密度が高い都市での災害が心配です


 夜の”車中泊”が長くなった、寝心地を良くするため床に敷布団を敷き、毛布を掛け布団にする、車はテントより風雨を凌ぐには便利だ。7人乗りのウイッシュは2列と3列のシートを倒せばフラットになるため足を伸ばすことが出来る、しかし2人寝るには横幅が狭い。余震があっても車が揺れる程度で飛び起きることもなく安眠出来た…地震後の避難生活を工夫しなければくたびれる




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熊本地震-9

2016年04月22日 | 熊本地震

 ”四季の森”温泉でリラックス、湯船に浸かりながらMさんの話では熊本の実家(熊本市の重要文化財;母屋築約200年、壁を修理したばかりの2つの蔵築約100年)が潰れたとのこと、又、日本3名城の一つ熊本城の石垣も崩れているようだ…熊本地震は凄まじい爪あとを残した、日本のどこでも起こりうる、これを教訓に”防災に強い地区”を皆で考えることが必要だ!


 熊本地震は益城町の日奈久断層、阿蘇の布田川断層に起因する地震だが、広くは熊本県の八代から大分県の別府にまで及び”中央構造線”への影響も懸念されている…日本経済新聞に次のような記事が出ている


 「中央構造線」列島横切る巨大断層 熊本地震の延長上 九州~近畿で400年前に連続発生


 地震の危機を察知して花はより美しく咲くようだ…石楠花、山吹、山芍薬、鯛釣草(Kさん宅の庭)





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熊本地震-8

2016年04月21日 | 熊本地震

 朝食、昼食は自宅で食事、今日は皆さんと一緒に食事する予定なし…余震も少なく風雨強くなり一日家で過ごす


 3日間借りたテントをMont-Bellに返却、店員の対応大変良くモンベルのファンになる


 午後2時頃から停電になる、夕食は”あそ望の郷”の炊き出し”久木野ソバ”、”味噌汁”、イチゴ1個、おかずを頂く


 今日も家の近くで車中泊、9時ごろ睡眠導入剤を半錠飲み床に就く

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熊本地震-7

2016年04月20日 | 熊本地震

 朝は自宅でパンとコーヒーの食事


 支援物資の支給を受け取るため旧久木野中学校体育館へ出かける…品物を運び込むボランティアの人々、箱詰めの防災食品を置いていて箱から取り出して必要な品物を頂く




 昼はKさん宅で”おいしい丸葉山”の皆さんと、”オクドサン”で炊いた野外カレーパーテー…余震もかなり収まって来たようだが、避難が長引き疲れた皆さん




 今日も”四季の森・温泉”に入り、夜は雨の天気予報のため自宅の近くで車を止め車中泊…長期戦に備えウイッシュウ(トヨタ)の2ndと3rdシートを平坦に倒し床を水平にする。寝袋を敷布団に体に毛布を掛けて寝る


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熊本地震-6

2016年04月19日 | 熊本地震

 昨日の夜は冷え、テント暮らしは寒い…今晩は洋服着込み、毛布を追加することが必要だ


 午前8時、家に帰ると全国から集められた発電機により一時的に地区の電灯が復旧、ガソリンはJAで2,000円/台購入できた


 長陽地区の東海大の学生が住むアパート、火の鳥ペンションで死者が出ているようだ。立野火口瀬にかかる阿蘇大橋が土砂崩れで崩壊、16日からの停電は阿蘇大橋近くにあった送電鉄塔倒れたため停電したとの情報がはいる


 立野火口瀬から中央火口丘に向かって伸びている断層があることが解ったようだ、地震の影響で中岳が活発にならなければよいが…自然は災害と共に、人々に風光明媚な景色や湧水など数々の恵みも与えるのだが…





 昼はYさん宅で”おいしい丸葉山”の皆様と冷凍庫の食品、店から頂いた腐ると困る肉類や自宅の畑の野菜を持ち寄りバーベーキュウー…一緒に食事したり情報交換や雑談を通して、人々の絆が深まって行くようだ



 午後、近くの”四季の森・温泉”が久しぶりに入れるようになり、ストレスが解消し疲れもとれる…有難い!


 夜は自宅で”おにぎり”と”梅干”の食事の後、昨夜は寒かったので着込んで”あそ望の郷”のテントで熟睡する



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熊本地震-5 ~震災お見舞いのお礼

2016年04月18日 | 熊本地震

 15日から阪大(基礎工・電気)の友達作戦、NEC同期のみなさん、熊本県立大学の皆さんから多くの励ましのメールや電話を頂き大変心強い限りでした…重ねてお礼を申し上げます


 昨日からアウトドア・メーカ(Mont-Bell)が無料で貸し出すテントと寝袋に移る…地震には一番安全で、寝心地も良く足を伸ばして熟睡する



 昼食は近所(丸葉山中心)の家に13人程集まり、”お竈(くど)さん”で米を炊きカレーパーティで賑やかな食事…緊張やストレスがほぐれる




 避難所に配るため自衛隊の”おにぎり”の炊き出し…”水”と”おにぎり”があれば生き延びることが出来る、有難い!



 夕食は”あそ望の郷”の炊き出し、夜はテント暮らしだ



 米軍のオスプレイが支援物資を運んできた…”あそ望の郷”の広場に垂直に着地し、荷物を降ろし、すぐに飛び立ち見えなくなった


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熊本地震-4

2016年04月17日 | 熊本地震

 総合福祉センター(避難所)の様子、お年寄りが多い



 停電のため発電機で充電する災害時必須の携帯電話(スマート等)…南阿蘇村の久木野庁舎は充電する村人で混雑



 ”あそ望の郷”の湧水で飲料水を確保する人々…水は生命の源だが阿蘇には湧水が多いため助かる



 災害時に心強い災害支援の自衛隊や報道陣…”あそ望の郷”の駐車場




 昼は、近所(丸葉山)の皆さん(6人)が冷凍庫の食品を持ち寄り贅沢な食事…鉄塔が倒れ停電、復旧には長時間かかるため肉類などが腐る前に皆で食べることに、近状の人々との絆が深まり心強い


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熊本地震-3

2016年04月16日 | 熊本地震

 午前1時30分ごろ再びマグニチュード7.3(阿蘇地方)布川断層で震度6強の地震でビックリ死ぬかと思うほどの恐怖に襲われる(熊本地震の本震)、揺れが数十分続いたと思われるほど長く感じられた(実際は約30秒)


 車に移動、消防団の方が避難所に移動するように言われ、避難所に車を移動して車中泊で一夜を過ごす…2回の大地震で環境が一変する


 近くの避難所(総合福祉センター)に移動して、朝、昼は炊き出しを頂く


 夜は避難所の駐車場に車を止め風雨の中車中泊、幸い雨で気温が高くなり疲労も加わり熟睡する

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熊本地震-2

2016年04月15日 | 熊本地震

 明るくなり余震は続くが、”ウイッシュ(トヨタ)”の冬用スパイクタイヤを夏用の通常タイヤに交換する…帰りに見つけた二輪草



 家の中は本や備品が散乱している、昨日は日奈久断層の西端(益城町)が震源とのこと…余震が続くがこれより大きな地震は来ないだろう、高を括り風呂に入って家で寝る

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熊本地震-1

2016年04月14日 | 熊本地震

 午前中は大津町の歯科医院へ虫歯の治療に行く

 午後2時~4時まで、高森町町民体育館でテニスで汗を流す…天気は快晴、青葉が出てきて清清しい季節到来だ!

 午後9時26分ごろベッドに入った頃、突然マグニチュード7.0、震度5弱の揺れで飛び起きる(熊本地震の前震)…夫婦で毛布など運び出して車に移動し余震が続く中、不安な車中泊で一夜を明かす

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杵島岳・古御池火口群

2016年04月12日 | 阿蘇のくらし

 野焼き後の杵島岳、草原の草が芽を出し始めた頃は登山道がはっきり見えるため杵島岳・古御池火口群を回る…これから夏にかけて草が青々と茂り野草が咲き美しい阿蘇の草原に生まれ変わる



 頂上まで急坂の階段が続く



 途中、立野火口瀬の方向には金峰山や雲仙が靄に霞む



 頂上から見る草千里も少し青くなってきた



 頂上には2人のオレゴン大学・大学院生が中岳を眺めながら休んでいた、日本に来て3週間、東京・京都・瀬戸内海の直島を回って阿蘇に来たとのことオレゴン州も雨が多く火山もあり日本によく似た気候のようだ、阿蘇山頂は年間約3,000mmもの雨量がある…私はカルフォルニア大学アーバイン校にコンピュータ教育の研究で6ヶ月滞在したロスアンゼルス地方は毎日青空で冬になるとやっと雨が少し降る乾燥地帯だった



 頂上火口の北側から米塚を眺める。本塚など阿蘇谷が眼下に広がる




 杵島岳の頂上火口(直径約250m)を東火口縁から火口内部を撮影…牛道が見える



 大鉢[東側火口(直径約500m)]の北側急斜面を下り東側の火口縁に着き食事、”キジムシロ”や”ミヤマキリシマ”もちらほら咲き始めていた





 東には中岳の白い噴煙、大鉢内には火口や溶岩ドーム・火砕丘などが見える




 杵島岳分岐へ通じる登山道に到着




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観音桜~南阿蘇村

2016年04月06日 | 阿蘇のくらし

 村人達が牛馬の放牧や野焼きを行い、昔から大切に維持してきた牧野の中に”観音桜”がある。樹齢約100年とも言われ、桜の近くに馬頭観音が祀っていることから”観音桜”と呼ばれている…最近、南阿蘇村の桜の名所になっている



 北側を展望すると桜の後ろに阿蘇五岳(烏帽子岳、杵島岳)が広がる




 我が家の”黄モクレン”も満開…”モクレン”と”コブシ”の見分け方は、花の咲く方向が”モクレン”は花が上向きに咲き、”コブシ”は、下向きに咲く


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OB先生の昼食会

2016年04月05日 | 大学関連

 恒例になった”OB先生の昼食会”、今年もKKRホテル4階レストラン「日本料理まつり」で開催された


 少し早く着いたので、熊本城の”散り行く桜”を見に行く…風が吹くと花びらが舞い上がり、熊本城は大変な人出だ!





 8名のOB先生が出席、「観桜御膳」を頂きながら近況報告など話が弾む…今年は皆さんの承諾を得て写真を掲載することになった



 熊本城を背景に集合写真を撮る…今年65才の定年で退職された先生、退職後20年以上歳月を経た85才の先生まで、皆さんお元気だ!





 昼食後、テーラウンジで”利休珈琲”など飲みながら歓談…在職中はテニスに興じた方々が多く、今でも続いている




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烏帽子岳、アスペクタの桜

2016年04月02日 | 阿蘇のくらし

 散策を兼ねて、約50ぶりに野焼きした草千里を横切り烏帽子岳に登る…暖かくなり観光乗馬にも出番が回ってきたようだ



 夜峰山の北東には広くて浅い「池の窪火口」がある。小さな2つの火口があり西側の火口は小さな火砕丘を造っていて「池の窪タフリング」と呼ばれ、1万年以上前のものと言われている



 眼下に開ける”立野火口瀬”、大津方面には靄が垂れ込めていた



 これから目指す烏帽子岳頂上付近は急坂になるが距離は短い



 頂上から展望する中岳、高岳方面は雲が垂れ込めていた…中岳山麓のロープウェイ乗場が見える、乗場から火口への入山は禁止



 ”草千里ヶ浜”は大きな2つの目玉と鼻、「人の顔」が浮かび上がる



 烏帽子岳北山麓の地震計…火山活動を監視する機器



 野焼き後の登山道には”キスミレ”が咲く



 アスペクタの桜は満開、”コブシ”も満開で春爛漫




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