阿蘇山を眺めて暮らす自由人!

四季の移ろいを肌で感じ、阿蘇で暮らす自由人が見たもの・聞いたこと・感じたこと

ミツマタ、サンシュユ、クリスマスローズの花

2014年02月28日 | 阿蘇のくらし

 池の傍に植えて約6年程経ち大きくなった”ミツマタ(Oriental paperbush)”が、春を待ちかねたように花を咲かせ始めた。枝が3つに分かれる(三枝、三又)ことが特徴で、昔から和紙の原料として使われている。

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 ”サンシュウ(山茱萸;Cornus officinalis )”も花を付け始めた。葉がつく前に木一面に黄色の花をつける「ハルコガネバナ」。

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 凍てつく冬を耐えて咲く”クリスマ・スローズ”の花々…今年の冬は寒かったが3月もあと1日に迫った!

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自作のログハウス

2014年02月26日 | 阿蘇のくらし

 我が家から300m程、坂道を登ったクヌギ林の中で、約1年ほど前から一人コツコツとログハウスを作ってい人がいる。話しを聞くと、早期退職してログハウスの教室に通い制作を始めたそうだ。自宅から往復2時間の距離を通って自分が”やりたかった”ことに専念している、その姿に心意気を感じる!

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 チェンソーで丸太を切断し、組合せ部分を削り、組み立て屋根まで出来てログハウスの概観が完成…がまだせ、がまだせ! もう一息だ

 南郷谷には、このようなインテリ変人?が多く住んでいて”南郷谷・変人山の会”があり、私も変人会の一員である。

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早春の息吹(2)

2014年02月25日 | 阿蘇のくらし

 朝から、鶯の初鳴きが聞こえる!

 小高い陽だまりにはスイセン(Narcissus)が咲いている、スイセンの名は「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という”中国の古典”に由来。

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 古来から日本人に愛されてきた椿(Camellia japonica)の花にミツバチが蜜を集めに来ている。現在、稲に撒く農薬でミツバチが減少している…農薬を減らして環境汚染を食い止めなければ、人類にも悪影響を及ぼすだろう。有機肥料で育てる”おいしい丸葉山”(2月19日)、ささやかな活動はその一貫でもあるのだ!

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 数日、暖かい日が続いたためクロッカスも元気、白色も遅れて咲いた。

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 春はそこまで来ているのだな~~

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阿蘇の野焼き

2014年02月24日 | 阿蘇ガイド

 昨日から”野焼き”が始まった。阿蘇の風物詩で、天気が良い土・日曜日には4月始めまで続けられる。これまで野焼きに携わってきた住民が高齢化して来たため、今では全国から大勢のボランティアが集まり協力して行っている。

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 野焼きは”千年続いてきた阿蘇の雄大な草原”を守るには必須な作業…草原は火山活動と採草(刈り草)・火入れ(野焼き)・放牧の影響を受けて成り立っている。人間の働きかけと自然の力が調和した結果、約1500種を超える植物が生き続け、阿蘇特有の植物も多い。

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 写真は7年前、家の近くで行われた野焼きの様子、燃え盛る炎は身の危険を感じる程、人は風上に立つことが必須だ!

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古閑の滝

2014年02月23日 | 阿蘇ガイド

 快晴で暖かい日、阿蘇の冬の風物詩"古閑の滝"まで1時間30分のドライブ。

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 駐車場に車を止めて雪が残る坂道を登る。道ですれ違った若者が”こんにちわ”と快く挨拶する、坂道も苦にならない。約600m程登ると滝が見えて来た。

 水量は少なく酷寒期には氷瀑が架かることで有名だが、すでに氷瀑は溶けて少ない。

 ”古閑の滝 岩に浸みいる 水の音”

 カルデラ東部のカルデラ壁(先阿蘇火山岩の坂梨流紋岩)を流れ落ちる滝…カルデラ壁の静寂、肌を刺す冷気の中、流れ落ちる滝の水が印象的!  道路案内には古閑の滝(Koga Falls)、何時もは男滝(落差80m)と女滝(落差100m)の2本の滝があるため英訳は複数形を使っているのだろうか、この夫婦滝は単数のKoga Fallで良いと思うが…

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 滝の横には列車が出入する豊肥本線のトンネルがある。ここは1昨年の九州北部豪雨でトンネルが崩落し線路が流失して甚大な被害を被った。周りのカルデラ壁にも多くの爪跡が残っていて痛々しい。

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椎茸(どんこ)

2014年02月22日 | 阿蘇のくらし
 妻とケヤハウスにいる母を訪ね連れ出して”youme town 光りの森”で寿司料理、1月に道後温泉で妻の家族と一緒に撮った写真を見ながら話が弾む。母が楽しみにしている月1回の食事だ…写真用のアルバム、好物のミカン、昔懐かしいキンカン、おかきやピーナツも買って帰る。

 クヌギの原木に椎茸の種菌を打ち込み3年目になる。

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 今年は寒暖差が大きいため椎茸(どんこ)がたくさん出てきた…しかし、大雪に埋もれ大きくならない、

 高級食材と言われる”花どんこ”も育っている。 Img_1489
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早春の息吹

2014年02月21日 | 阿蘇のくらし

 例年にない大雪で家の北側には、まだ雪が残るが、

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ガーデンにはスノードロップ(Snowdrop)が花を付け、クロッカス(Crocus)が咲き始めた。

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 ネコヤナギ(Salix gracilistyla)のピンクの花も早春の息吹を感じる…

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阿蘇本「防災編」

2014年02月20日 | 阿蘇ガイド

 YKさんを中心にインタープリタ諸氏が阿蘇本「防災編」を執筆することになり、未来館に有志5名が参加。阿蘇の地質・地形を考慮した「自然と防災」である。

 地質や地形の防災に加え、今に残る”災害に関係する地名”・”言い伝え”・”古地図”などを調査すれば、少なからず真実が隠されていると考えられる。

 写真は阿蘇谷から見た北外輪山(カルデラの北側)、豪雨や霜で少しずつ自然崩壊している。外輪山は海抜約600m~1200m、内側の火口原とカルデラ壁の頂上の高さは約300m~700mの急崖である。

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 阿蘇谷の冬は厳しく”札幌”並みと言う。

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おいしい丸葉山

2014年02月19日 | コミュニティの活動(おいしい丸葉山)

 近所に住むKさんの呼びかけで、”おいしい丸葉山”プロジェクトが昨年から始まった。英国”パム・ワーハースト:「食べられる景色がある町づくり」”の阿蘇版だ!

 昨年、ゴミ収集箱を修理した時の様子

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 草が生い茂る空地を整備して、有機肥料で花・果物・野菜などを育てるボランティア活動。現在9名程のメンバーが活動しているが、趣旨に賛同するなら誰でも参加できる。

 この活動で①地域が美しい場所になる ②作業を通して互いに仲良くなる ③出来た果物や野菜は誰でも自由に取って食べてよい…おいしい丸葉山地区だ!

 今日は、手始めにバス旅行でメンバーの研修と親睦を深めることになり、S夫妻が家に訪ねてきて”山鹿の装飾古墳めぐり”などを話しあった。

 
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歯科難民

2014年02月17日 | 阿蘇のくらし
 歯が痛み”質素なK歯科”で1ケ月間の歯磨きの指導を受け痛み和らぐ。「歯磨きが一番」の歯科だ…抗生物質3日間飲む。

 痛み再発、抜歯なども必要かと”頑張るI歯科”に掛かる。歯を押しながら「歯がぐらぐらしている、歯を支えている骨が溶け歯が浮き上がっているため歯磨きでは治らない」…抜歯も覚悟せねば。抗生物質3日間、期間をおいて再度3日間飲み少し良くなる。

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 判断に迷い、往復2時間程かかるが”客観的な立場のN病院の歯科”にも相談「歯茎からバイ菌が入り腫れているだけだ」とのこと…抗生物質を3日間飲んでほぼ腫れが退く。

 ”歯科難民”にならずに”本日”一件落着。

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大学のテニス

2014年02月16日 | 大学関連
 久ぶりに大学のテニスの練習に参加する。阿蘇の野山や家の周りは雪が沢山残っていて寒々しいが、俵山を過ぎ熊本市(下界)に近くなると景色が一変して光りや風が暖かく早春の息吹を感じる!

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 テニスチームは大学のOB先生(シルバー男性)を中心に4~7名程のメンバーで練習している。今日は4名参加、試合はフル回転で休みなし。

 ”太陽の下、大地に自分の足で立ち人間本来(野生)の姿に帰る爽快さ”。テニス歴40年”継続は力なり”…体力維持とストレス解消に大変役立っている

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ウィナス温泉

2014年02月15日 | 阿蘇のくらし
 曇り時々晴れ…今日はウィナス温泉(長陽)に行く10日ぶりの温泉である。気が向けば瑠璃温泉(白水)、木の香温泉(久木野)などにも足を運ぶ。それぞれ村営温泉の一つで、70才を超えると村民の入浴料150円(5回に1回の無料サービス、10回に2回の無料サービス付き)と手軽で風呂代わりに利用している人も多い。 Img_2012a

 ”露天風呂 光り輝く 阿蘇の雪”

 露天風呂に浸りながら眺める雪の阿蘇山、ささやかな贅沢である

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インタープリタ会議

2014年02月13日 | 阿蘇ガイド
 阿蘇は今日も雪…インタープリタ定例会議(幹事会)が阿蘇谷の「大阿蘇環境センター未来館」であり、参加した、会議のメンバーはシルバー男性が多く、真剣に活動計画を議論。仕事は地域の観光振興と子供への自然体験教育を行うボランチィア活動である。 Img_2008

 一昨年、講習を50時間受講してインタープリタ(阿蘇ガイド)に認定された。しかし大学の講義やその準備、趣味のテニスや旅行、家の用事等々で忙しい毎日、ガイドに必要なフィールドワーク不足を悟りまだ活動していないが、今年からは始めたいものである。

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根子岳

2014年02月12日 | 阿蘇ガイド
 今日は晴天で暖かい。南郷谷から撮った「冬の根子岳」の写真である。 Nekodake

 「自宅から根子岳が見えますか?」と聞かれることが多い。2月5日のブログ(写真)のようによく見える。阿蘇五岳の中で、東側に離れたて立つ根子岳は熊本の人々に一番人気がある。岩脈が浸食によって削られ、薄い板状にそびえ立つ姿に魅せられるのであろう…その最高峰「天狗岩」(1433m)は険しく、登るには高度な登山技術が必要だ。

 神話によれば、『阿蘇の神、健磐龍命は阿蘇の五つの山の兄弟をかわいがっていました。末っ子の根子岳は兄弟の中で一番背が低かったので、萩岳付近に住む鬼に「一晩のうちに背を高くして!」と頼み込み込み、鬼は名誉にかけ萩岳から石や岩を夜どうし運んで根子岳に積み上げました。東の空が白み始めると、根子岳の峰々に雲がかかり、気高ささえ感じるほどでした。根子岳は、「どうだい、兄さん達!雲を従えそびえ立つ姿は」と自分が一番偉いとばかりに肩をそびえかえしました。父の健磐龍命は「近頃の根子岳は言うことに従わないばかりか、逆らうことも多い、鼻持ちならん!」「兄さん達を見下しておごり高ぶるな!」と、いさめながら枝を束ねた竹の棒で頭をたたきました。』…これが頭がギザギザになった原因だそうだ。

 神話にも現代に通じる真実が所々に含まれていると思う。

(追記) 神話では末っ子の根子岳は、阿蘇山が大噴火してカルデラが形成される時期(約8~11万年前)に、カルデラの縁にできた阿蘇五岳では一番古い火山と考えられている。

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雪の阿蘇

2014年02月11日 | 阿蘇ガイド

 雪の阿蘇、散歩の途中で撮影

 左から”烏帽子岳”、”中岳”、”高岳”と”御竃門山(おかまどやま)”である。雪の阿蘇山は凛として風格があり、眺めていても身が引き締まって清々しい。

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 この阿蘇山は27万年前から9万年前の間に、4回の大噴火で大量の火砕流を噴出し、陥没や崩壊によりカルデラが形成されて、その中に雨水などがたまり湖ができた。

 その中に中央火口丘の活動が始まって阿蘇五岳が形作られた。約6万年前に御竃門山、約3万年前に烏帽子岳、約2万年前に高岳、中岳が形成されたと考えられている。立野火口瀬の形成により水の流出、溶岩流によるせき止めを数回繰返して、現在の阿蘇山が出来上がった。

 眺める景色も、その生い立ちを知ると深まってくる。

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