阿蘇山を眺めて暮らす自由人!

四季の移ろいを肌で感じ、阿蘇で暮らす自由人が見たもの・聞いたこと・感じたこと

的石(まといし)と鬼八(きはち)の話

2016年03月29日 | 阿蘇ガイド

 むかしむかし、阿蘇を開拓し健磐龍命(神様)が、家来の鬼八を連れて往生岳から北外輪山の麓にある的石に向かって弓の練習をしていた。鬼八は放たれた矢を99本まで命に捧げたが、走りに走って疲れ果て100本目の矢を足の指に挟んで投げ返した。怒った命は鬼八の首を切り落とした。それから鬼八の因縁から霜の害が相次ぐようになった(ASO田園空間博物館:解説)


 神話の石への階段



 神話で有名な巨石(周囲20m、高さ10m)で阿蘇七鼻八石の一つ…毎年11月23日の「的石さんの祭り」に阿蘇神社から神官が来てこの岩を御神体として神事が行われる。このとき的石に新しい注連縄(しめなわ)が巻かれる



 的石の階段下から往生岳を望む…東南東約10kmに位置する



 野焼きの後の山に”黄スミレ”が咲く



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豊後街道~二重峠石畳

2016年03月28日 | 阿蘇ガイド

 ”豊後街道の二重峠石畳”を阿蘇山麓(カルデラ内側)の坂下集落から峠の頂上に向かって登る




 旅人の休憩所と言われている”坂下のお茶屋跡”、近くに阿蘇三十三番所の札所”二重漢音”には十一面観音を祀っている




 登っていくと道の途中に、石畳を横切る溝を作り、山水を流して石畳の流失を防ぐ”水きり”がある…他に例がない工法のようだ




 一時の休息をとる”駕籠据場”を過ぎさらに登る





 坂の中腹にある”牛王の水”小湧水があり、石仏をまつり旅の安全を祈り、乾いた喉を潤し旅の疲れを癒したようだ



 石畳の文字石”岩坂村つくり”と”歴史の道ー参勤交代の道”




 二重峠の頂上が見えてきた…山々は”野焼き”で、黒々としている



 頂上から展望する阿蘇谷、二重峠に立つ”参勤交代の道(豊後街道)”の道路標識





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野焼き~その後の風景(草千里、南外輪山)

2016年03月25日 | 阿蘇ガイド

 野焼き後の草千里周辺、鳥取環境大学のNゼミの学生さんをガイドする、ジオが専門のN先生によると”鳥取砂丘”は人が草を抜き人為的に維持されているとのこと、草原を維持するため人為的に行う”野焼き”と共通点があるようだ


 約50年ぶりに行われた”草千里の野焼き”後の景色、背後に中岳の噴煙も立ち上る…草がなくトレッキングには道が分かりやすい



 杵島岳の頂上部は、”野焼き”で黒くなっている、山麓は人工林の杉



 2月27日に”野焼き”が行われた南外輪山(アスペクタ周辺)、その後の風景





 ”コブシ”や”ミツマタ”が満開、土手には”ツクシ”も顔を出す





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早春の景色~根子岳、庭の花

2016年03月20日 | 阿蘇のくらし

 早春の風景…根子岳(静)と空の雲(動)のコントラスト



 我が家の庭の小道の周りには”スイセン”、”パンジー”や”ムスカリ”などが咲く







 紫色の”スミレ”と花が下向きに咲く”バイモ(貝母)”




 太陽の光を浴びて咲く”アマナ(甘菜)”と”シロバナ・ショウジョウバカマ(白花・猩々袴)”



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早春の息吹~スイセン、蕗の薹、椎茸

2016年03月16日 | 阿蘇のくらし

 早春の芽吹き‥色々なスイセンが咲く




 春の香りがする”蕗の薹”の蕗味噌を作る、古い原木に”椎茸”が生えていた




 暖かくなった池の”鯉と金魚”


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南外輪山の野焼き~迫力満点

2016年03月13日 | 阿蘇のくらし

 南外輪山の山麓にある”野外劇場(アスペクタ)”周辺の野焼き‥晴天が続いた日曜日、北風の微風絶好の野焼き日和、火付けや延焼防止の火消し役の村人やボランティアが見守る中行われた



 約1,000年以上続く"阿蘇の野焼き"は2013年世界農業遺産に認定された。草原を維持するために行われている”野焼き”の目的は、①牛の放牧のため草が伸びすぎないこと、②新芽の芽吹きや発芽を促すこと、③害虫の駆除などである、昔の人々には草原は必須の財産、ここに生えるカヤ(萱;チガヤ、スゲ、ススキなど)で屋根を葺いたり、牛の飼料にして、その堆肥を畑や田圃に撒いてやせた大地を肥えた大地に変えてきた‥現在は2014年”世界阿蘇ジオパーク”、2015年”ユネスコ阿蘇ジオパーク”になった阿蘇の広大な高原を観光目的でも維持している



近くで見る”野焼き”は迫力がある‥草原草原再生(環境省自然再生プロジェクト)は草原維持の基金やボランチィアを全国からを募っているようだ!





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野外劇場(アスペクタ)散策~河津桜満開

2016年03月12日 | 阿蘇のくらし

 最近は運動不足だ、これを補うため我が家を出発して南外輪山の山麓を300m程登った”アスペクタ”の周辺を散策する‥隣接して”グリーンピア南阿蘇”の宿泊施設がある




 野外劇場「アスペクタ(ASPECTA)」では国内最大級のカントリーミュージックが毎年10月下旬の日曜日「約束の日」にチャーリー永谷氏が総合プロデュースして催される‥本場アメリカのカントリーミュージシャンが来日してステージに立ち、この音楽祭を心待ちにしているファンが全国から南阿蘇に集結。カントリールックに身を包み、ステージの前でカントリーダンスに興じる



 アスペクタの周辺には沢山の河津桜が植えられ、南外輪山を借景にした河津桜や阿蘇五岳(中岳)を借景にした河津桜を楽しめる‥四季折々南外輪山や阿蘇五岳の雄大な景観を展望できる桜公園がある





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涅槃仏、トサミズキやミツマタ~初春の花木

2016年03月11日 | 阿蘇のくらし

南郷谷から見た世界一大きい涅槃仏(阿蘇五岳)…右から根子岳(頭or顔)、高岳(胸)、中岳(ヘソから白煙)、烏帽子岳(膝)で構成される。早朝7時11分、約1時間後の7時59分、正午前11時18分の写真、涅槃仏は時間の経過とともに刻々と姿を変える。(注)写真をクリックすると拡大する





 早春の花木…中岳を借景にした”トサミズキ”、和紙の原料となる”ミツマタ”の花が満開!




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池の大掃除、ティタティタの花、しだれ梅やピンク色の梅の花木が満開

2016年03月06日 | 阿蘇のくらし

 9年ほど前に熔岩石で築いた池、周りに植えたコニファーが熔岩石を覆い池に垂れ下がる(before)、2日間にわたって大掃除…コニファーを刈り取り、池の水を入れ替えると昔の池の姿が現れる(after)…金魚や鯉も気持ちよさそうだ!




 ”ティタティタ”があちこちで咲いている



 しだれ梅が咲く




 ピンク色の梅も満開



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シルバープリペット(生垣)の剪定、リュウキンカとクリスマスローズの花々

2016年03月04日 | 阿蘇のくらし

 畑の東側、道路に面した道路沿いの生垣”シルバープリペット”を剪定する…道路にはみ出した枝などを思い切り刈ってスッキリ


 東側(before)と(after)、西側(before)と(after)…今年は”猿”対策用の網の柵など設けて、畑仕事にも精を出さねば!






 茎が直立し、黄金の花をつける”リュウキンカ(立金花)(金鳳花[きんぽうげ]科)”の花



 色々な種類の”クリスマスローズ(金鳳花科)”が咲いている





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野焼き後の夜峰山、烏帽子岳、御竈山、生垣の剪定

2016年03月03日 | 阿蘇のくらし

 野焼き後の阿蘇山、左から”夜峰山(よみねやま)”は東側が完了、中央の”烏帽子岳(えぼしだけ)”の一部、”御竈山(おかまどやま)”は南側全面、白煙を上げる”中岳(なかだけ)”



 茂ったコニファー(オーレア)の生垣(before)を2日かけて剪定する、表面は黄葉だが剪定すると(after)日が当たらない内部は青葉である…地面近くの枝を落して風通しが良くなった




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