むかしむかし、阿蘇を開拓し健磐龍命(神様)が、家来の鬼八を連れて往生岳から北外輪山の麓にある的石に向かって弓の練習をしていた。鬼八は放たれた矢を99本まで命に捧げたが、走りに走って疲れ果て100本目の矢を足の指に挟んで投げ返した。怒った命は鬼八の首を切り落とした。それから鬼八の因縁から霜の害が相次ぐようになった(ASO田園空間博物館:解説)
神話の石への階段
神話で有名な巨石(周囲20m、高さ10m)で阿蘇七鼻八石の一つ…毎年11月23日の「的石さんの祭り」に阿蘇神社から神官が来てこの岩を御神体として神事が行われる。このとき的石に新しい注連縄(しめなわ)が巻かれる
的石の階段下から往生岳を望む…東南東約10kmに位置する
野焼きの後の山に”黄スミレ”が咲く