札幌訪問最後の日、次男が”洞爺湖有珠山ジオパーク”方面を案内してくれた…札幌(大谷地)から高速道路で千歳まで行き、ここから一般道(県道16→国道276→国道453→県道2)で支笏湖や洞爺湖の南側を通り、帰りは北側の一般道(県道2→国道230)を通って札幌に帰るルート
県道16号、千歳から支笏湖へ真直ぐな道、周りは落葉樹の林
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支笏湖では桟橋に”つらら”が掛り、向う岸に恵庭岳がそびえる、水際にある軽石を湖に投げ込むと浮いている
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長流川の上流にある三階滝…紅葉の時期は美しい
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火山灰が河床(長流川)に堆積してできた七色の緑色凝灰岩
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壮瞥(そうべつ)町出身の横綱北の湖を讃えた”北の湖会館”に立ち寄り往年を偲ぶ
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洞爺湖の外輪山有珠山周辺の火山の図…約11万年前、巨大な火砕流が発生し洞爺湖が生まれ、約2万年前に、洞爺湖の南岸に有珠山が誕生した。有珠山は7~8千年前に山体崩壊を伴う大きな噴火をお越し、その後噴火を休んでいたが、1663年から活動を再開し2000年までに9回の噴火で人里の近くに溶岩ドームなど新山を生成してきた
![有珠山周辺](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/f5/f607671b2d54f2103c80e5a54a63a8d5.jpg)
”昭和新山”は1943~1945年の火山活動によってできたドーム型火山…赤い岩盤の山肌から湯気のような水蒸気を噴き出し、近くで見ると迫力がある
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ロープウェイで有珠山の火口原展望台(南東外輪山)に上る…”銀沼大火口”は1977年の有珠山噴火で出来た直径350mの火口、溶岩ドームの”大有珠”も真近に迫る
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2000年に温泉町に出現した噴火口”金毘羅火口”…山麓には噴火のすさまじさを物語る災害遺構が残されていた
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”羊蹄山(標高1,898mの成層火山)”を左に見て帰路に着く…道路の左側には雪嵐を防ぐための柵が延々と続き、周りの景色を遮る
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6時起床、キッチンでガタゴト音がする食事の準備が始まった
家族5人揃ってバン、ヨーグルト、野菜の食事、7時20分頃次男出勤、今日は担当エリアの室蘭まで車で行くようだ
8時頃、小学5年の男孫は徒歩で小学校へ。女孫は迎えに来た幼稚園バスで幼稚園に行く
10時頃、地下鉄(大谷地駅〜大通り公園駅)で旧北海道庁跡を見学する。”洞爺湖有珠山”ジオパークの展示がある…2009年、糸魚川ジオパーク、島原半島ジオパークとともに日本で初めて世界ジオパークになった、洞爺湖有珠山ジオパークの模型と北海道18景観地
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![北海道18景勝地](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/55/ab31b59308e8d6d895f0de2606cf9cf1.jpg)
旧北海道庁、黄色に色ずいた大イチョウと時計台
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”赤レンガテラス”ビルで昼食後、東急百貨店で北海道特有の”滑止め靴”を購入する
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久しぶりの北海道(札幌)に住む次男家族へ…阿蘇も寒いが、札幌は一足早く冬が来る
自宅(6時15分)を自家用車で出発、益城のインターチエンジ近くの駐車場に車を止め、福岡・天神行きのバス(7時20分)に乗る、天神で地下鉄に乗り換え福岡空港には10時15分頃着く
福岡空港発(11:40)のANAで北海道・千歳空港着(13:50)、さらに千歳発(14:30)のバスに乗り札幌・大谷地着(15:00)
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マンションの前で次男の妻と5才の女孫が自転車の練習中、妻と私を出迎えてくれた…札幌は雪対策も進んでいる
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女孫は喜んで家に中を飛びまわる、小学5年の男孫も18時頃帰ってくる…2年半ぶりの再開、札幌には5年振りに来た、夕食は次男の家族と妻・私の5名で食事、次男は20時30分頃、勤めている製薬会社から帰ってきた
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家族健康で、事故なく平凡に暮らすことが一番だ
蘇陽峡は11月中旬から”モミジ祭り”が始まる、その前に阿蘇ジオガイド達が清掃活動を実施する
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阿蘇は約27万年前から約9万年前までの間に4回の巨大噴火を繰り返した。長崎鼻展望所から五ヶ瀬川に下っていくと約12万年前の阿蘇3火砕流堆積物、約14万年前の阿蘇2火砕流堆積物、川底に分布する約27万年前の阿蘇1火砕流堆積物を観察することができる…地質学的にも重要な場所
![蘇陽峡看板](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/ce/134e033bc8354a940f1c23b5f9446601.jpg)
紅葉の時期には少し早く、”紅葉祭り”の頃が見ごろだろう
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階段まで丁寧に掃除して、落ち葉をきれい集めるガイドの皆さん…展望所付近は見違えるばかりにきれいになった
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![IMG_6728](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/29/ab75d5eb49cc3959012a5330ed9a9b6e.jpg)
クリーン・ウォーキングの後、越敷岳への登頂を目指す
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野生の”ヤマナシ(山梨)”の実はおいしい、赤い”ツリバナ(吊花)”の実は鮮やかだ
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紅葉と越敷岳…秋晴れの越敷岳山麓の景色を満喫!
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阿蘇は世界文化遺産登録を目指している、その代表的なスッポト(国造神社・大観峰・ラピュタの道)を”阿蘇・一の宮中・1年生”を6名のジオガイドが案内する…目的は阿蘇の自然・歴史・文化に興味を持ち、ふるさとを愛し、誇りに思うことである
国造神社は、大和朝廷から初代国造として認められた”速瓶玉命(はやみかたまのみこと)”を主神とし、4神を祀っている…毎年いくつかの農耕祭事が行われる、主な目的は稲の豊作を頼み、収穫に感謝すること、代表的な祭事は7月26日に催される”おんだ祭り”、9月23、24日の”田実祭”である
![国造鳥居](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/c6/f036a12d793ea7208a002a28ab3dfd3a.jpg)
近くにある上御倉古墳は速瓶玉命の墳墓といわれている…子供達は薄暗い古墳の中に入って見学
![上御倉古墳](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/38/a8c3a375c490d68dc61802c853c4cc44.jpg)
全国でも珍しい鯰神社がある。阿蘇カルデラに湖があった時代、湖の主てあった大鯰を、健磐龍命(阿蘇大明神)が湖水干拓ののち祀った神社…地質学的には9万年前~7万年前には古阿蘇湖、6万年前~4万年前には久木野湖、4万年前~1万年前には阿蘇谷湖が存在した、現在はカルデラの中に5万人の人々が住んでいる
大観峰に着きカルデラを眼下に昼食
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大観峰の看板前や展望所で、カルデラのでき方、中央火口丘群、阿蘇谷の黒川と南郷谷の白川の流れを説明
![カルデラ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/0e/a8a03886d285b9f5d7b10ce314c281ff.jpg)
広大な草原は阿蘇の特徴、昔の人々が生活した循環型社会(野焼き→放牧→採草)の説明
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最近突然有名になった”ラプタの道”…眼下にリモナイト(阿蘇黄土)を採掘する”阿蘇第一鉱山”がある。リモナイトは火であぶると「朱色」になり、古墳時代の古墳に大量に使われた貴重な宝(資源)である
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![IMG_6695](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/51/35804741854390a7fccbc12684a08039.jpg)
約7,300年前に鬼界カルデラの噴火で飛んできたアカホヤ火山灰”アカホヤ層”が鮮明に見える…子供達は熱心にメモを取っていた、フィールドワークで地域の自然・歴史・文化を再認識できたようだ
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