福岡大学に於いて”国際火山噴火史情報研究集会”が開催された…阿蘇ジオガイドの立場から、阿蘇ジオサイトの被災状況、災害記録データベースの必要性や今後のデータベース活用について話をした
福岡大学(商学部)は情報関連の非常勤講師として週1回、熊本県立大学に在職中の2002~2007年と退職後の2008~2011年まで務めた思い出の多い大学だ
JR熊本駅と市内を走る路線電車
新幹線に乗り博多で地下鉄に乗り換え、途中天神で乗り換え、福大前で降りる
会場は中央図書館にある多目的ホール、その前に情報関連の講義を行っていたA棟もある
研究集会の発表は、昨年の熊本地震の講演も多い…①阿蘇大橋の落橋と北外輪山斜面の崩落、②災害遺構をとおして地球の営みを学び、自然と人間が共存することの大切さ、③巨大噴火(阿蘇の約14万年前の噴火;Aso-2、約9万年前の噴火;Aso-4)の前兆現として赤井火山の溶岩、大峰火山の溶岩などの話 etc.
熊本地震から一年が過ぎ、このとき発足した発電プロジェクトは皆様の多大なご協力を頂き一応の成果を出すことが出来ました
このプロジェクトでは、主として次の三つのパターンを実現しました
1. 太陽光発電及びその蓄電により商用電源を使わずに部屋の明かりを点燈し、又、スマホなどの充電をすること
A宅 ゲストハウス
使用機器 DIYソーラーパネルセット切替器付/250Wモデル…構成仕様 (①ソーラパネル 255W、②チャージコントローラ 12V24V50A、③正弦波インバータ inDC24V/outAC100V 1000W、④バッテリー 12V90Ah/C5×2台、⑤PVケーブル×2本、⑥オフグリッド/グリッドパワー切替器)
価格 約30万円
B宅 エアストリーム キャンピングトレーラ
使用機器 DIYソーラパネルセット切替器付/250Wモデル…構成仕様はA宅と同じ仕様です
価格 約30万円
2. エンジンによる発電機を購入、井戸水をくみ上げる
使用機器 shindaiwa (株)やまびこ 7CH-2630606
定格電圧 100V、 定格電流 28A、定格出力 2.8KVA、出力周波数 50/60Hz、燃料の種類 ガソリン、直流電圧 12V、 直流電流 12A、ヒューズ定格電流 10A
価格 約25万円
3.太陽光発電装置及び移動式バッテリー
購入機器 SUAOKI
バッテリー容量 400Wh
入力 ①ACアダプタ…14V~40V ②カーチャージャー…12/24V ③太陽光パネル…10A/14V~40V
出力 ①ACアウトプット…110V-60Hz ②起動アウトレット電圧…12V/600A ③USB出力…5V/4×3.5A ④DC出力…12V/3A ⑤シガーライターソケット…12V/120W
価格 約6万円
以上三つを組み合わせることにより商用電源からの電気が得られなくても、とりあえず夜の闇から解放され、パソコンに電気を供給したりやスマホを充電して通信手段を確保できます。加えて井戸水を汲み上げることにより飲料水の確保が可能になりました。
まだバッテリーが高価なため、手軽にすべての電気製品を独立型でまかなうには厳しいが、緊急時には必要なニーズに答えられると考えます
九州のグランドキャニオンと呼ばれる”蘇陽峡の散策ルート”をAsoGeoParkの看板に沿って歩いて散策…長崎鼻展望台下から出発(START)して、発電施設まで下って五ヶ瀬川を眺め、折り返して元の場所に登って来るまでの行程である
STARTして(阿蘇3)火砕流堆積物…約12万年前の巨大噴火で堆積した溶結凝灰岩
巨大噴火の間に積もった火山灰など
(阿蘇2)火砕流堆積物…約14万年前の巨大噴火で堆積した溶結凝灰岩
巨大噴火の間に積もった火山灰など
(阿蘇1)火砕流堆積物…約27万年前の巨大噴火で堆積した溶結凝灰岩
発電所に到着して五ヶ瀬川(川底は白亜紀の地層)の眺め
ここで折り返して同じ散策路を再び登って行く
(阿蘇1)火砕流堆積物
巨大噴火の間に積もった火山灰など
(阿蘇2)火砕流堆積物
巨大噴火の間に積もった火山灰など
START地点(阿蘇3)火砕流堆積物に戻る