ASO田園空間博物館の坊中コース~中岳火口周辺には天台宗や真言宗など、山中で修行するため修行僧が集まる「古坊中」には山伏の吹き鳴らす法螺貝響き渡り、僧侶のお経が流れ賑わっていた。そこには僧侶が住む36坊、山伏が住む52庵が造られていた。400年前阿蘇氏が島津軍に敗れ坊中も衰退したが、20年後加藤清正により現在の坊中「麓坊中」に再興された…ASO田園空間博物館、阿蘇駅前には昔「坊中ホテル」・「登山ホテル」・「藤原旅館」・「江藤商店」等があり多くの人で賑わっていたようだ
行者(ぎょうじゃ)通り…真言宗の修験者達が軒を連ねていた、この通りに「鏡善坊跡・鏡一坊跡」、「極楽坊跡・邦羅延坊跡」、「鏡觀坊跡」、「鏡珍坊跡・妙圓坊跡」、「圓達坊跡・了忍坊跡・幸實坊跡」などがある
麓坊中の古い地図
西巌殿寺正門に通じる仲小路(なかこうじ)通り…坊中小学校跡、「大徳坊跡・福満坊跡」が並ぶ
長善坊の公孫樹
西巌殿寺…本堂跡へ続く階段、本堂跡、足手荒神(あしてこうじん)、明治10年の薩南戦争の時44才で非業の死を遂げた厨亮俊(くりやりょうしゅん)僧正墓、西巌殿寺を一番札所として阿蘇谷と南郷谷には阿蘇三十三ヶ所に霊場がある
坊中には町の辻に地蔵さん沢山祀られている…六地蔵
2月28日から火口見物が解禁になった。28日は濃霧で火口見えず、3月1日はわずかに火口が見えたようだ。3月2日は快晴、午後中岳の火口見物に出かける…火口縁、山頂駐車場近くの残雪
中岳火口群の北端、第一火口は淡いエメラルドグリーンの湯だまりが湧きたち、水蒸気吹きあがっていた…3年半ぶりに見る湯だまり!
第4火口…アグリチネート(溶岩・火山灰・火口縁の岩石等が噴き上げられ、高温で冷え固まった)が鮮明に見える
中岳火口群の南端、第5火口を砂千里から展望
砂千里…砂千里に飛んできた火山弾、中岳古期山体から見た砂千里の歩道、南側眼下に南郷谷の高森町が見える
火山高原に自生するコイワカンスゲ
砂千里の歩道を後ろから走るような速さで追い抜いて行った人は田中陽希さん(Great Traverse)で講演があるため急いでいるとハイカーから聞いた