阿蘇山を眺めて暮らす自由人!

四季の移ろいを肌で感じ、阿蘇で暮らす自由人が見たもの・聞いたこと・感じたこと

秋月城跡、九州国立博物館、大宰府天満宮(研修旅行)

2015年03月27日 | コミュニティの活動(おいしい丸葉山)

 ”おいしい丸葉山”の研修旅行4回目になる。Sさんが精力的に企画、今回から「歴史・文化研究会」に衣替えした。毎回盛況でシルバーを中心に22名参加、南阿蘇村役場のバスは補助席まで使用するほどだ


 秋月城の”長屋門”は奥御殿至る門、原位置に残っている



 ”黒門”は秋月城の大手門(城の前面堀割にある瓦坂の奥に建っていたもの)を移築



 ”垂裕神社”秋月黒田藩、初代藩主黒田長興(黒田長政の3男)を奉祀



 ”秋月城下町”は町の東・南一帯に広がる武家屋敷、西・北側を中心とした町屋、周辺部の寺院や伝統的な門・塀・石積みなど、地方の小城下町の景観を今に伝える…桜の開花には早かったが、落ち着いた街並みを散策



 ”九州国立博物館”柿右衛門の初代から現当主15代の柿右衛門名作を鑑賞…日本文化の形成をアジア史的観点から捉えた展示が多数ある



 菅原道真公の御霊代を祀る大宰府の”本殿”は豪壮麗華を尽くしている…ここで集合写真をパチリ



 梅は終わっていたが北神苑の桜は満開



 山田屋で”梅枝餅”を頂きながら、しばし休憩



 晴天に恵まれ南阿蘇村(久木野庁舎)9時出発~18時到着、シルバーの楽しい修学旅行

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阿蘇くじゅう地域コンシェルジュ研修会

2015年03月25日 | 阿蘇ガイド

 今年度、最後のコンシュエルジュ研修会(阿蘇地域振興デザインセンター)に参加…米塚にあいた風穴を麓からたどり山腹へ這い出る溶岩流を体験。途中、野焼きの後の牧野からの眺めも満喫!


 麓から外輪山(大観峰の方向)を展望



 牧野の坂道には牛が草を食べて歩いた”牛道”の跡が残る



 ”溶岩の破片”がゴロゴロ転がっている



 野焼きの後、”蕗の薹(フキノトウ)”が芽を吹きだした



 ”カヤネズミ(萱鼠、Micromys minutus)” の巣が焼けずに残っている…カヤネズミはどこに逃げたか?



 ”蛇ノ尾(764.3m)”は古い火山で南半分が欠落したような火砕丘の地形、スコリアから出来ていてアカホヤ火山灰(約7,300年前)に覆われている



 ”米塚”を麓から見上げる…山頂までの登山は禁止されている



 ”溶岩洞窟”の中、頭や足元に気をつけ探検



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屋根塗り & ガーデンの花木

2015年03月24日 | 阿蘇のくらし

 深緑のオリーブ色(ニュー水性ルーフシリコン;日本特殊塗料㈱)を用いて、東側の屋根上塗り完了…冬の寒さ、雨天、火山灰の降灰等に悩まされたが東側塗り終り、朝日に映えて美しく輝く



 一足早く”カワズザクラ(河津桜)”が満開



 ガーデンの花々(カワズザクラ、トサミズキ、シバザクラ)



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オオアカゲラ & ガーデンの花

2015年03月23日 | 阿蘇のくらし

 キツツキの仲間”オオアカゲラ(大赤啄木鳥)”は木の幹をクチバシで叩いて穴を掘り、木の中の虫を長い舌で捕まえて食べる…家の近くのクヌギの幹をタタタタタッと連続的につっつくドラミングが聞こえる早春の光景



 早春の花”チヨノドグサ(chionodoxa)”は高山植物で暑さに弱く、寒さに強い



 香りのよい花を咲かせる色とりどりの”ヒヤシンス”





 白い”アネモネ”の花



 花期が長い”デイジー(daisy)”は朝、花を開き、夜になると閉じる



 晴れた日には花がよく開き、曇りには閉じる”アマナ(甘菜、Amana edulis)”


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火振り神事

2015年03月22日 | 阿蘇ガイド

 ”火振り神事”は年の神と年の神の妃(ヒメゴゼ)の神婚の儀式の時、夕方に「ヒメゴゼ」を阿蘇神社の参道で火が付いたカヤの束を振って迎える神事…”田作り祭”の甲の日(2015年は3月21日)に行われる


 火振り神事の開会式



 私も参道でゴゼ迎えの火振り



 楼門前の火振りと火振りの種火で暖かい



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遊水峡

2015年03月21日 | 阿蘇ガイド

 阿蘇ジオパークガイド・スキルアップ研修に参加


 ”遊水峡”は水深数10cm程度で夏には、絶好の行楽地親子ずれででにぎわう…約9万年前の阿蘇カルデラを作った時流れ出た火砕流(pyrocrastic flow)がくっつきあった岩(溶結凝灰岩;welded tuff)で出来ている。岩盤の厚さが100mを超え、噴火の巨大さが解る



 川底には火砕流が冷え固まる時、体積が縮むため出来る割れ目(柱状節理)や溶結凝灰岩の特徴であるレンズ状の黒曜石の模様も見える




 ”下城の滝”は柱状節理の岩盤(阿蘇火砕流)を垂直に流れ落ちる美しい滝で滝壺は丸い



 ”なべかま滝”と甌穴群を流れる川”もみき川”



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早春の阿蘇の花木

2015年03月20日 | 阿蘇のくらし

 めまぐるしく天気が変わり、暖かい日が続き一気に花木の花が綻んだ!


 沈香の匂いを漂わせて”ジンチョウゲ(沈丁花)”の花が咲く



 色々な”スイセン(水仙)”が咲き誇っている、頭を寄せ合って咲く房咲の”ティタティタ”




 冬の寒さに耐えた”クリスマスローズ”は背が伸びてきた



 和紙の原料になる黄色い"ミツマタ(三又)"の花が満開



 ”ウメ(梅)”の花も満開



 早咲きの”カワズザクラ(河津桜)”が咲きだした


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阿蘇五岳展望

2015年03月17日 | 阿蘇ガイド

 今日の”中岳”の黒い噴煙が、珍しく北西の方向に向う。冬場には見かけなかった状態、暖かくなり南風が強くなって来たようだ(南阿蘇村で撮影)



 大観峰から見る”涅槃像(Sleeping Buddha)”ヘソ(中岳)から噴煙が立ち上る…晴天だが向ってくる噴煙で空が曇っている(大観峰で撮影)



 野焼きが終わった高原…大観峰から展望する高原(Pyroclastic Plateau)



 ”鍋ケ滝”…約9万年前、阿蘇カルデラを作った巨大噴火による火砕流(火山灰や軽石が高温のガスとともに流れ下る現象)が、この付近にも広く堆積。この滝の下部は10m以上奥まで削られて滝の裏側を対岸まで歩いていくことができるため「裏見の滝」とも言われる



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西原村スキルアップ研修

2015年03月10日 | 阿蘇ガイド

 Hさん夫婦が研修を取りまとめ、西原村文化財保護委員Yさん、Oさん、Sさん(3名)に案内して頂く。西原村に架かる新しい高架県道(バイパス)を熊本市への往来で必ず通るが、村中の散策は初めてだ…貴重な遺跡が埋もれていた


 磨崖仏(室町時代中期・1551年)…逆修(生前に自らの死後の供養をするため彫った阿弥陀如来)



 Aso-2(14万年前の阿蘇の大噴火)で積もった火砕流の岩盤が露出



 ”鳥子三ノ宮神社”(祭神:日子八耳命)は鳥子城主の子孫が神主をしていたが、鳥子村を離れて断絶



 ”揺ケ池”昔は水が常に揺らいでいた…神のお告げにより霊水を服用して難病が治ったとの評判で、一時は長蛇の列



 南郷往還(熊本~延岡)…俵山の麓の”扇の坂”



 ”野焼き”が3月9日(日)に行われた黒い俵山



 ”鰹節形大珠(縄文時代中期、4~5,000年前と推定)”…揺ケ池下の水田から出土



 五輪塔…見事な五輪塔が鎮座していた



 ”白山神社”…白山姫大神を村内の鎮守の神とし、今でも氏子約200戸と多数の崇拝者を擁する



 「地質の解説」看板と木漏れ日に映える”白糸の滝”




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第5回阿蘇くじゅう地域コンシェルジュ研修会

2015年03月09日 | 阿蘇ガイド

 ”阿蘇くじゅう地域コンシェルジュ研修会”に参加…今回は阿蘇の秘境”産山”この里山に復活の兆しを感じた!


 ”池山水源”は九重火山に降った雨が山麓に湧き出した湧水、水温は年間を等して13.5゜C、毎分30トンの豊富な水量。環境省の”名水百選”のひとつ。この湧水は玉来川を経て大野川に流れ込み、別府湾に注いでいる…雨降りのため雨雫が映っている



 ”喜戸豆腐店”の漬物と手作りの豆腐の味は格別



 ”民宿・農家レストラン 山の里”豊富な食材を生かした自家製の漬物、「うぶやま牛 草うし」を使った定食は定評がある



 ”山吹水源”…約5万年前の九重火山群の火砕流は、阿蘇の火山噴出物を覆い、その時たまった火山灰や軽石(飯田火砕流堆積物)は、沢山の水をためる地層となり、毎分30トンもの水量を誇る豊かな湧水の源となっている



 霧に霞む”扇田”…火砕流台地が浸食された谷間につくられた、扇形の美しい棚田。良質な水と土、寒暖差のある気候を利用して、上質なお米が作られる(日本棚田百選)


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早春の阿蘇!(2)

2015年03月08日 | 阿蘇のくらし

 阿蘇の春は遅い、天気が良い日には我家の庭や畑にも早春の花が元気よく咲きだした!


 日本の気候と相性が良い”ニホンズイセン(日本水仙)”



 優美な赤い”ツバキ(椿)”の花、ピンクの慎み深い”ツバキ”の花




 春を告げる”トサミズキ(土佐水木)”の借景に中岳から立ち上る水蒸気



 ウメ(梅)の花


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早春の阿蘇!

2015年03月06日 | 阿蘇のくらし

 早春の阿蘇! ガーデンには花の種類が少しづつ増えてきた


 黄色の”クロッカス(Crocus)”が元気に咲いている



 春を「切望」して咲く紫色の”クロッカス”は鮮やか




 アヤメとコアヤメの交配種”シベリアアヤメ(Iris sanguinea)”が早くも咲きだした



 池に絶滅危惧種の”ヤマアカガエル(山赤蛙)”が大量に卵(粘着性がある寒天質に包まれた卵)を産んでいたが、最近、跡形もなくなった"disappear"、よく見ると鯉の腹が膨れている


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”阿蘇カルデラを活かす~訪日インバウンド~”に参加して!

2015年03月03日 | 阿蘇ガイド

 "阿蘇カルデラを活かす~訪日インバウンド~"に参加…最近、地域創生の催しが多い、地域の観光事業にも国の予算が回りだしたのかな


 「ジオパークの魅力と、グローバルの視点」日本ジオパーク委員会立ち上げを主導したW氏講演 ①地球のスケール(時間、空間)を感じられるストーリを語る ②地質・地形(geography)は風土の元になり、その場所ならではの生態系や産物を生む、この個性を主張する ③来客の食べ物や考えを知ってストーリを組み立てる等々…”世界ジオパークのブランド力”を再認識した!



 「今の阿蘇だからできる、観光を基盤とした地域活性化」JTB、訪日インバウンド事業戦略策定などに関わるY氏講演 旅行は「団体旅行」「物見遊山」から「個人旅行」「参加体験型」に変化して来た。旅行者は ①物より心の豊かさを求めている ②その場所で「経験」して楽しい ③地域住民のライフスタイルに触れたい等、五感に訴えるストーリで「旅の楽しさ」を演出すること…そう言えば、私達も約30ヶ国ほど海外旅行したが、旅先の大地に立って周りを眺め、風や空気を肌で感じ、人々と語り合ったことが深く印象に残っている



 春の訪れを、待ちかねたように咲く花”ミツマタ(三又)”が咲きだした


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