阿蘇山を眺めて暮らす自由人!

四季の移ろいを肌で感じ、阿蘇で暮らす自由人が見たもの・聞いたこと・感じたこと

”オリーブの島”へ(6)

2015年07月30日 | 家族たち

 7時15分池田港発のフェリーに乗船、朝食は船内で取り高松港には8時15分到着…池田港の波止場や高松港に近い女木島等の島




 高松西から高松高速道路、松山高速道路を乗り継ぎ一路八幡浜港を目指す、途中、豊浜サービスエリアや石鎚山サービスエリアで休みコヒーを飲み眠気を覚ます。12時頃八幡浜港に到着


 12時45分発の”おれんじフェリー”に乗船…瀬戸内海の海は青く美しく、快適な船旅だ!



 臼杵港で下船、犬飼から自動車道で朝路まで、途中産山の道の駅により夕食の買い物をして自宅に午後6時ごろ無事到着


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”オリーブの島”へ(5)

2015年07月29日 | 家族たち

 醤油と佃煮の名産地として知られる小豆島の土産物店(一徳庵)



 【小豆島の醤油の歴史】醤油が多くの人に馴染みだした頃、小豆島の人が紀州湯浅の醤油の製造方法を学び天正末年~文禄初年には醤油が造られた。
小豆島で醤油が起こった理由は①塩造りの有力な産地 ②海を渡れば商港堺や天下の台所大阪がある恵まれた立地条件 ③製品の海運輸送は陸上輸送と比べて有利 ④素麺や塩は九州へ移出して醤油の原料である大豆や小麦は九州から移入などである。
さらに島民の開放性・進取性、天領小豆島(江戸時代260年を通じて一時期、一部の地域を除いて幕府の直轄地で比較的自由な支配)、高温乾燥性と清澄な空気が麹菌の発育や醤油諸味の熟成に適してたことが醤油製造の上で有利に働いたようだ(醤(ひしお)の郷)




 家のメンテナンス(7月28と29日)は約30m幅のサンゴジュ(珊瑚樹)の生垣を、約1.5mの高さに刈る



 大木になったケヤキ(欅)の剪定は造園業者に依頼する…作業は8月初めからの予定



 墓参りからの帰路、波静かな内海湾を望む



 苗羽小学校(二十四の瞳の本校)の校歌に歌われる”大嶽”を背にした集落





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”オリーブの島”へ(4)

2015年07月28日 | 家族たち

 昼食は”オリーブ公園”のサン・オリーブレストラン…オリーブの葉影を透して静かな内海湾を眺めながら食事


 眼下には穏やかな瀬戸内海が広がり、古代ギリシャを思わせる白亜の建造物が建つ、ふれあい広場




 オリーブの起源は小アジアとされ、シリアからトルコを経て紀元前14~12世紀の間にギリシャ本土にもオリーブ栽培が広がり、ローマ人の支配地域が広がると共に地中海沿岸に拡大し、15世紀末のアメリカ大陸発見と共にオリーブの栽培は大西洋を越えて南アメリカの国々まで伝わった(看板から引用)



 【世界のオリーブ】オリーブはモクセイ科オリーブ属に分類される常緑樹。太陽と温暖な気候、水はけの良い土壌を好む。オリーブの品種は世界で1000種類以上あると言われているが、小豆島では約60種類が導入され、ミッション、マンザニロ、ネバディロブランコ、ルッカの4種類が主要品種として栽培されている…小豆島の雨量は1100mm/年、一方阿蘇地方の雨量は2500mm/年のため阿蘇でのオリーブ栽培は難しい


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”オリーブの島”へ(3)

2015年07月27日 | 家族たち

 7月26日(日)の午前中は草刈り、早朝5時30分頃から刈払い機で1時間程草刈り、草に隠れた水道管に細心の注意意を払う。朝食を取り、さらに1時間草を刈り、30分休んで又、1時間半程刈る…草刈りも楽しい


 7月27日(月)も早朝5時30分から昨日刈り残した草を1時間程草刈り…午後1時10分池田港着のフェリーで高松から来る妻を迎えに行く



 瀬戸内海の内海湾…最近は海の環境保全が行き届ききれいな海が復活してきたようだ




 午後4時頃、昨日頼んだ真砂造園の主人が庭を見に来る…庭の中心にある大木のケヤ(欅)は横に伸びた枝を切り上に伸ばし、ヤマモモ(山桃)やタイサンボク(泰山木)の木は伸びた枝を切る等々を依頼、切った小枝(産業廃棄物になり処理費用高い)は東の畑に重ねて置き費用を節約することに



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”オリーブの島”へ(2)

2015年07月25日 | 家族たち

 妻の実家で朝食を済ませ、高松港(写真)8時10分発の小豆島(土庄)へのフェリーに乗船して9時10分土庄港に着く




 土庄港・緑地公園には小豆島出身の作家壺井栄の不朽の名作である「二十四の瞳」のブロンズ像がある…このブロンズ像には平和と幸せを求める永遠の願いが込められてる



 大阪城築城時の残石が残る…徳川家が大阪城を改修した時の残石



 潮風は心地よいが真夏の日差しは焼け付くようだ、駐車場に着き庭を眺めるとサンゴジュ(珊瑚樹)の垣根の中にケヤキ(欅)、ヤマモモ(山桃)、タイサンボク(泰山木)等の木々が鬱蒼と生茂っている…明日から本格的な草刈りだ



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"オリーブの島”へ(1)

2015年07月24日 | 家族たち

 母が熊本市の”ケヤハウス”に来て約3年になる。住んでいた家が空き家になっているためメンテナンス(草刈り、剪定の依頼)のためと、高松に居る妻の母の見舞いも兼ねる旅


 7時45分戸締りして夫婦で自宅(南阿蘇村)を出発、国道57号”豊後大野”の道の駅で休憩し、ここから自動車専用道路で犬飼まで、さらに臼杵フェリー乗場には10時30分に着く



 臼杵11時35分発ー13時55分八幡浜着のフェリーに乗船、船中では1時間程眠り気分スッキリ!


 八幡浜から大洲まで国道197号、ここから高速道に入るが松山までは片道1車線の高速道路、途中伊予灘で休憩して松山市街を展望する





 今治付近では”しまなみ海道”、坂出付近では”瀬戸中央道”の標識を横目にひた走る、高松西で降り家内の実家で一泊





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杵島岳の野草観察

2015年07月23日 | 阿蘇ガイド

 風強く山頂には雲がかかる中、野草に詳しいOさんの案内で夏の杵島岳の野草を観察…杵島岳の野草は多い



 山中の沢に多く見られる”ヤマアジサイ”と下野の国(栃木県)で初めて見つけられた”シモツケ(下野)”の花



 日当たりのよい山野の草地に群生する”ウツボグサ(靫草)”…生薬になり利尿、消炎作用がある



 根茎が赤いことから”アカショウマ”の名がある



 ”モウセンゴケ(毛氈苔)”は食虫植物の一種で、葉にある粘毛から粘液を分泌して虫を捕獲する



 ”オカトラオノ(丘虎の尾)”は花穂の先端が虎の尾のように垂れ下がる



 ”ノギラン(芒蘭;キツネノオ)”



 ”キバナカワラマツバ(黄花河原松葉)”



 ”コバギボウシ(小葉擬宝珠)”日当たりの良い湿った草原や湿原に自生する



 ”ノアザミ(野薊)”



 ”ワレモッコウ(吾亦紅)”…小花を穂状に付ける植物の場合、下から先端へ向かって咲き進むものが多いが、ワレモコウは先端から下に向かって咲き進んで行く、このような咲き方を「有限花序(ゆうげんかじょ)」と言う



 ”サイヨウシャジン(細葉沙参)”



 ”キジムシロ(雉莚)”…花後の葉が放射状に展開して、その株の姿がキジが休むムシロに例えられた



 ”ホソバシュロソウ(細葉棕櫚草)”…葉が枯れて葉の付け根に残る葉鞘の繊維がシュロの毛に似ているため



 ”ノリウツギ(糊空木)”…樹液を和紙を漉く際の糊に利用したため



 ”スイカズラ(吸い葛)”別名は”ニンドウ(忍冬)”で、冬場を耐え忍ぶ事からこの名がついた



 ”タカトウダイ(高燈台)”…茎の頂部からは放射状に花茎を伸ばす、有毒



 ”キカラスウリ(黄烏瓜)”…葉は切れ込みが入ったハート型で、ひとつの株には雄花か雌花かのいずれかのみがつく



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夏の庭の花々

2015年07月21日 | 阿蘇のくらし

 梅雨明けが遅れているが、庭には夏の花が咲いている


 ピンク色の"フロックス(花魁草)"が華やかに咲く



 ”エキナセア”はアメリカのインディアンが歯や喉の痛み・伝染病・毒蛇に咬まれたときの解毒などの重要な薬として伝えてきた…免疫力を高める薬草としても使われる



 ピンク色と紫色の”ブッドレア(房藤空木)”が満開




 赤紫色の”ユリ”と黄赤色の花の内側に黒紫色の斑がある”コオニユリ”




 夏花の定番”ダリア(天竺牡丹)”の花


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クリーンウォーキング

2015年07月18日 | 阿蘇ガイド

 ジオガイド協会の”クリーンウォーキング”に参加、南阿蘇村の俵山展望所と西原村の扇坂展望所の周辺を清掃する


 俵山展望所は山越えの旧道で俵山峠にある…この道をドライブする車は景色を展望することが目的であるため、マナーが良く塵は少なかった



 この展望所は南郷谷を一望できる絶景の場所にある(1985年の植樹祭では、昭和天皇もここから阿蘇を展望された)、南郷谷はカルデラ湖である”久木野湖(約7万年前~5万年前)”があり(2014/10/23のブログ参照)、一方阿蘇谷には”古阿蘇湖(約9万年前~7万年前)”と”阿蘇谷湖(約4万年前~約6千年前)”があったと考えられている…南郷谷は湖が存在した期間が短いため湖底の傾斜が急で、阿蘇谷に比べて流れが速い



 扇坂展望所から展望すると正面に大峰火山(阿蘇-3[12万年前]と阿蘇-4[9万年前]の間に創生)、その奥に赤井火山(阿蘇-1[27万年前]と阿蘇[14万年前]の間に創生)が少し見える、大峰火山の溶岩は高遊原台地(厚さ約100m,東西約9km,南北4kmの溶岩台地)を造った、この台地に熊本空港がある
 又、立野火口瀬の南側から北向山断層が大峰火山まで伸び、大峰火山から伸びた布田川(ふたがわ)断層が赤井火山で日奈久(ひなぐ)断層帯に繋がっている、この断層帯に沿って阿蘇火山の溶岩が噴出したと考えられている



 天気が良いので帰りに米塚に寄り道…米塚は中岳周辺で一番美しい火山(約3000年前)、勢いよく溶岩のかけらを噴き上げ、それが周りに積もってできた山



 上米塚は米塚と同じ造りをしていて内部(断面)を見ることができる…赤褐色のスコリアは火口に近い部分では高温酸化によるもの、黒い部分は酸化が十分に進まなかった部分が鮮やかだ!


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祇園さん祭り(その2)…本祭事

2015年07月15日 | 阿蘇のくらし

 八坂神社(北山神社、祇園社)の祇園さん祭りの本祭事、奉幣式のあと、御神楽奉納、大人神輿…子供神輿は学校が休みの7月12日(土)(プレ祭事)に行われた。昔々、土を盛り上げて造った神社にはスギ、ヒノキやイチョウが生茂り、涼しい風が吹き抜けて心地よい



 祇園さん祭りは約20年ほど休んでいたが3年前から復活したそうだ、御神楽奉納は岩戸神楽で鼓と笛に合わせて舞う清楚な舞!



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 舁夫(かきふ;背番号二)が女神輿を担いで階段を上ってくる、神社を3回走りながら駆け抜ける男神輿の舁夫(背番号一)達




 ご神木のイチョウは紋入りで、落葉すると紋の色が入れ替わる珍しいイチョウのようだ…参考文献(紋入り銀杏-クリックして下さい



 八坂神社は根子岳を祀っている




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祇園さん祭り!…プレ祭事

2015年07月12日 | 阿蘇のくらし

 阿蘇の南郷谷(南阿蘇村)に八坂神社(北山神社・祇園社)がある。南阿蘇全域の郷社で、境内には数十段の石段があり、石段と鳥居の間の小川の流れに眼鏡橋がかかっている。7月12日はプレ祭事が行われ”子供神輿”と”大人神輿”の巡行が行われた






 巡行の途中の田圃には、”おあしす米”を作るためアイガモが20羽ほど草を食べたり、丘に上がって休んでいた



 阿蘇谷の阿蘇神社の祭神は「健磐龍命、阿蘇津姫命など12神」を祀り神武天皇に続く系統の神社であるが、この八坂神社の祭神は「素戔嗚尊、櫛稲田姫命、大国主命」を祀り出雲大社系統の神社と考えられる? 神職の田尻宮司は”古代火の国「炎のピラミッド」について”~阿蘇神社、八坂神社を中心とする阿蘇四郷の中核神社郡(8社)と、郡外の三摂社(3社)、古代火の国最古の神社郡(11社)と、実際の阿蘇五岳の各山頂とを組み合わせた「阿蘇五岳の精密な幾何学的地上造形・炎のピラミッド」について~のような、古代の正確な測量技術を浮かび上がらせる論文を書いておられる



 この論文のエッセンスは阿蘇谷の阿蘇神社と霜神社、南郷谷の八坂神社と竜王神社(久木野神社)の4社を結ぶ平行四辺形が、根子岳、高岳、沢津野山を結ぶ中央東西線をはさんで対峙し、又、この平行四辺形は両神社(小国神社)から中央東西線に垂直に交わる中央南北線に対して、地軸の傾きと同じ22.7°の傾きをもつことを示している


 八坂神社は紀元450年前後と考えられ、阿蘇神社と対比できるほど古い神社…近くにこのような由緒ある神社があることを初めて知った




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アフリカからの留学生案内

2015年07月10日 | 阿蘇ガイド

 ユニセフ主催のアフリカからの留学生28名を火山博物館のT学芸員とインタープリタ4名(私はインタープリタの一員)で案内する。ケニアの日本大使やケニア、スーダン、ボツアナなど多くの国々からの留学生達(日本の東大、筑波大、秋田大等で勉強中)、日本での滞在期間が短い方や長い方など、日本語を話せない学生や話せる学生など様々、しかし英語は共通語として使われているようだ


 南阿蘇村の”あーと和紙工房白水”で紙漉き体験の後、”白川水源”と”阿蘇火山博物館”を案内する…英語で案内したが、慣れないことでなかなか難しい


 希望者が紙漉き(papermaking)体験…私も初めて体験、阿蘇の名水を使った紙すきで作業時間は10分程度、それを15分ほどかけて乾燥させて世界で一枚しかない紙が出来上がる




 学生は”白川水源”の泉底から湧水が湧き上がっている(60トン/分)所を見たり「不老長寿」の効能を聞いてびっくり、水呑み場ではたくさん湧水を飲んでいた!



 阿蘇火山博物館の3階ベランダから中岳を寫す(館内撮影禁止)…博物館館内の解説では火山の出来る仕組み、西日本の太平洋近海ではフイリッピンププレートがユーラシアプレートに乗っている日本列島の下に(6cmm/年)沈み込んでいるため、日本では火山や地震が多いと解説する…この話に詳しい秋田大学の留学生(地球物理を専攻し、博士課程3年)がさらに詳しく他の学生に話してくれた



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雨に負けず咲く”百合”、”ブッドレア”、”ダリア”etc

2015年07月03日 | 阿蘇のくらし

 降り続く雨の合間、淡紅、白、黄色の”百合”が満開






 紫色の房状の花”ブッドレア(藤房空木)”に蝶が止まっている。この花は甘い香りを漂わせて蝶を誘うので、バタフライ・ブッシュとも言う





 色鮮やかな赤、白、黄色の花輪”ダリア(天竺牡丹)”も咲いている






 7月に入り梅雨も終盤だが、激しい雨に見舞われることが多い。曇りや晴れた日には草刈りに忙しい毎日だ

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