阿蘇山を眺めて暮らす自由人!

四季の移ろいを肌で感じ、阿蘇で暮らす自由人が見たもの・聞いたこと・感じたこと

家のメンテ(木部に塗装)、10年前の建築過程(2)

2015年01月31日 | 阿蘇のくらし

 今回、大工さんは屋外木部用・保護塗料(ノンロット205N:三井化学産資㈱)を使用して塗装…西側とウッドデッキがある北側の下部の塗装がほぼ完了、細部まで行き渡る丁寧な仕事だ!




 建築過程(2)…土を掘り石を敷き詰め、その上に砂利を敷いた基礎工事(2004/10/16撮影)が始まる



 べた基礎にコンクリートを打つため木枠の基礎工事(2004/10/28撮影)



 コンクリートを打って基礎工事完成(2004/11/12撮影)


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くぬぎ & 木香バラの剪定

2015年01月25日 | 阿蘇のくらし

 今年の冬は比較的暖かく過ごしやすい。落葉樹が冬眠に入る冬は剪定の季節だ、”くぬぎ”と”木香バラ”を思い切って剪定


 剪定前(before)…新しい枝が茂った”くぬぎ”、くぬぎに巻きつかせて15m程に伸びた”木香バラ”、家の東にあり太陽の光を遮っていた



 剪定後(after)…”くぬぎ”は先端の枝を全て切り落とし、”木香バラ”も2m程度に切り詰めた。今年の木香バラの花は期待できないが、庭に太陽が降り注ぎ風通しも良くなり、春になると東側の庭が元気になるだろう



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家のメンテ(木部に塗装)、10年前の建築過程(1)

2015年01月20日 | 阿蘇のくらし

 2005年に家が完成、これまで数回ほど手が届く範囲の木部には私が防虫・防腐塗料(キシラデコール:日本エンバイロケミカルズ)を塗装して来た


 約10年前から住みだした家も屋外木部や屋根のスレートの塗装が必要な時期になった、家を建てた大工さんにメンテナンスを依頼


 まず漆喰の壁と屋外木部を高速洗浄機で洗浄して塗装を剥がす(before)



 10年前の建築過程(1)も連載する…地鎮祭は”赤水蛇石神社”(健磐龍命[たけいわたつのみこと]が狩の折、この地に愛馬をつなぎ、命の化身の白蛇が住み着いたと伝えられている)の神主が神を祀って工事の無事を中岳の方向に向かって祈る(2004年8月16日撮影)


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姿を変える阿蘇山

2015年01月18日 | 阿蘇のくらし

 四季を通して、朝・昼・夕方さまざまに姿を変える阿蘇山


 火山灰をまき散らす巨大な噴煙がたなびく(1月7日 午前10時)



 朝日を反射してピンク色に染まる噴煙(1月18日 午前7時30分)



 黒い噴煙(1月18日 午後4時)



 日の入り前、一瞬夕日に輝く阿蘇五岳の峰々(1月18日 午後7時30分)




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幅・津留遺跡-2(弥生時代の巨大集落)

2015年01月17日 | 阿蘇ガイド

 水路と考えられる遺構の発見…川幅約4~5m、当時の地面から深さ約75cm、流れる方向は北東から南西に向い、約950m離れた高森町の別所水源から地形の傾斜を利用して引き入れているようだ



 水路遺構から3基の方形の穴(水場遺構)が発見されている。又イノシシに似た形状の土器の破片や軽石を加工して作った製品があり”水ごいなどの祭祀”に使用したと考えられている



 線刻の絵が描かれた土器の発見…竪穴建物跡から絵画が施された弥生土器の破片、格子状の屋根と11本の縦線の柱を表現…集落には寄棟屋根と側柱をもつ”平屋大型建物”が存在した可能性があると推測されている



 絵の発掘現場



 県道熊本高森線(28号)の新バイパス工事に伴う発掘調査で発見された遺跡、弥生時代の歴史を書き替えるかもしれない、さらに西ムラ・東ムラ中心部の”学術的な発掘調査”が期待される…発掘調査の話や現場を見て南阿蘇村・高森町だけでなく「日本の宝」である遺跡、そこに暮らす住民や自治体、さらに国も積極的に”学術的な発掘調査”に協力することが必須であると感じた

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幅・津留遺跡-1(弥生時代の巨大集落)

2015年01月16日 | 阿蘇ガイド

 熊本県庁Bさんの熱弁を2時間聞く…「魏志倭人伝」に書かれた弥生時代の生活と重なる発掘もあり、びっくり


 ”幅(はば)・津留(つる)遺跡”は南阿蘇村両併と高森町津留にまたがっている。2万年前に中岳より流れ下った溶岩を基盤とする台地上にあり、弥生時代中期後半(2000年前)から営み始めた西側集落(西ムラ)と、弥生時代後期(1800年前)から営み始めた東側集落(東ムラ)が確認されている…吉野ヶ里遺跡の1.3倍か


 東西のムラには、地面に石が突き刺しているもの(立柱)が残っている。その長方形の長い片の方向は根子岳に向けられている…根子岳(山岳信仰)を崇拝?




 祭祀を行った場所



 東ムラは鉄で栄えたムラ。竪穴住居から沢山の鉄の道具(摘み鎌・鎌などの農耕具、袋状鉄斧、小刀など木材加工具)が発見されている…東ムラの住人は高い生活水準!



 リモナイト(阿蘇黄土)から作ったベンガラ(真っ赤な顔料)を大量に墓に使っている…阿蘇特産の”ベンガラ”と他の地域で造った土器・鉄と物々交換して生活していた?


 ベンガラを塗った祭祀用の壺


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阿蘇白水温泉・瑠璃 御宿

2015年01月14日 | 家族たち

 高千穂から帰り弟夫婦と我々夫婦の2家族、気分転換のため”阿蘇白水温泉瑠璃 御宿”に泊まる…田舎らしい御宿で帳場があり木の建物で温もりが感じられる



 南阿蘇の郷土料理がおいしい(写真は朝食)



 温泉は日帰りでも利用する”ナトリウム-炭酸水素水塩泉”夕食前/後と早朝の3回入り気分爽快



 弟夫婦が再度、母を見舞いにN病院に…母は骨折の痛みも収まり、言葉数多く元気を取り戻して来た…病院の建物は明るく、医師の説明は詳しく、看護師の対応も親切で一安心


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神話の里-2(天岩戸西宮/東宮神社)

2015年01月13日 | 阿蘇ガイド

 天岩戸(あまのいわと)西宮神社の”神楽歌”(萬代の 天の岩戸の神かぐら 面白かれや末は目出たし)



 天岩戸西宮神社の拝殿…神職の案内で拝殿裏の神域にある御神体の天岩戸を遥拝



 天の安河原宮(やすかわら)の仰慕窟(ぎょうぼがいわや)…天照皇大神(あまてらすおおみかみ)が天の岩戸へお籠りの際、八百萬神(やおよろずのかみ)が集まり相談された場所



 鈿女(うずめ)



 天岩戸東宮神社(御神体は天照皇大神)


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神話の里-1(高千穂神社、高千穂峡、槵臅神社)

2015年01月13日 | 阿蘇ガイド

 阿蘇山は灰色の噴煙をひときわ多く噴出している、強く弱く呼吸しながら活動しているようだ、地球の鼓動を肌で感じる、高森峠から中岳を望む(1/13 10:30撮影)



 弟夫婦が母を見舞いに来た、その滞在の中に自宅近くの”神話の里-1”(高千穂神社、高千穂峡)、”神話の里-2”(槵臅神社、天岩戸東宮神社/西宮神社)を案内する…これまでブログに何度か掲載した神社だが、訪れる度に新しい発見がある


 高千穂神社の鎮石(第十一代垂仁天皇の勅命により我国で始めて伊勢神宮と高千穂宮が創建された際用いられた鎮石…この石に祈ると人の悩みや世の乱れが鎮められると言われている)



 高千穂神社の社務所



 高千穂峡の”鬼八の力石”…200トンを超える石、正月を迎えて締め縄が新しい



 高千穂峡の”柱状節理(ちゅうじょうせつり)”(阿蘇の火砕流が上下から急激に冷やされ六角形等の柱になったもの)”がくっきり見える



 くるふしの峰(天孫 ニニギノミコトが三種の神器を奉載してこの国を治めるために天降られた聖地)の山麓に建つ”槵臅神社”





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冬の高千穂峡を散策

2015年01月05日 | 阿蘇ガイド

 高千穂峡は12万年と9万年前の阿蘇山大噴火で噴出した火砕流が五ヶ瀬川に沿って帯状に流れだし、急激に冷却したため柱状節理(ちゅうじょうせつり)の素晴らしい懸崖となった渓谷、高い所で100m、平均80mの断崖が東西にわたり約7kmも続いている…友人は、日本の自然に興味があるため、高千穂峡散策は最適な場所


 見事な”甌穴(おうけつ)”(河底や河岸の岩石面上のくぼみに、礫が入り渦流で回転して出来た円形の穴(pot hole)が見える


 ”仙人の屏風岩”(高さ約70m、切り立った柱状節理が屏風に見える)



 ”七ッガ池”(三毛入野命が水鏡に映る美しい娘[鬼八が奪ってきた鵜ノ目姫]に一目惚れした所)


 ”真名井の滝(まないのたき)”(高さ約17m、日本の滝百選の一つ)…さし込む光で神秘的に輝く


 友人も我々夫妻も、散策しながら大自然が作り出した素晴らしい景観を心行くまで楽しむことができた(1月4日午後)

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高千穂神社と槵觸神社(天孫降臨の地)

2015年01月04日 | 阿蘇ガイド

 高千穂は自宅から車で約1時間の手頃な距離にあり、日本の山々や渓谷の景色・日本の神話に興味がある友人には最適な観光地


 高千穂神社は一之御殿(いちのごてん)に高千穂皇神(たかちほすめがみ)、二之御殿に十社大明神を祀る…高千穂皇神は日本神話の日向三代と称される皇祖神とその配偶神の総称、十社大明神は神武天皇の皇兄、三毛入野命(みけぬのみこと)とその妻子神9柱




 本殿の彫刻は御祭神 三毛入野命が霜宮;鬼八荒神を退治されたものと伝えられる



 槵觸神社(くしふるじんじゃ)のある山を槵觸の峰といい天孫降臨の地と伝えられている。古くは槵觸峰を御神体として祀っていたが、17世紀末に社殿を建立しニニギノミコトを始め、降臨された神々を祭神とする…高千穂は神話の元祖神をお祀りしている神々しい神社が沢山立ち並んでいる場所だ



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阿蘇神社に初詣

2015年01月03日 | 阿蘇のくらし

 阿蘇・立野駅でスェーデンからの友人2人を迎える、2年前に阿蘇に来たとき立野駅は”何もない無人駅”と聞いていたので、風吹き荒ぶ荒涼とした草原にポツンと建つ駅舎に降り立つことを想像していたようだ!


 日本古来の正月のしきたりを体験のため阿蘇神社に初詣…阿蘇山頂を南に眺めて横参道を通り、神水(湧水)で左手、次に右手を洗い、最後に口を漱いで身を清めてから楼門へ向う


 楼門は日本三大楼門の一つで総欅造り、高さ18m九州最大の二層門(神仏習合)…友人は”夕日に映える屋根のカーブ”が素晴らしいと言う



 拝殿では”二礼二拍一礼”今年も良い年でありますようにと神頼み!



 一の神殿(男神 健磐龍命(たていわたつのみこと)と他に男神4柱を祀る)、二の神殿(女神 阿蘇都比(あそつひめのみこと)と他に女神4柱を祀る)、三の神殿(速瓶玉命(はやみかたまのみこと)と金凝神(かなごりしん)を祀る)の周りを一周する…雪が残る杉の大木に囲まれた静かな聖域、シンとして身が引き締まる思いだ


 写真の右が一の神殿、左が三の神殿…神々が宿る所を裏(西)側から望む


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南阿蘇の鎮守の杜(久木野神社)

2015年01月02日 | 阿蘇のくらし

 南阿蘇村にある鎮守の杜(久木野神社)に今年も初詣…雪がちらつき凍てつく寒さ、静まりかえった境内に村人は少ない…神社の祭神は農耕水利の神として知られる豊玉姫命(トヨタマヒメ)であり、昔は南外輪山の冠ヶ岳に鎮座していたと伝えられる



 我家のガーデンも正月から真っ白に雪景色



 正月早々、ケヤハウス(朋岳園)から電話、母が部屋で転び背骨が痛いと言う、救急車で病院にレントゲン撮影の結果、圧迫骨折の疑いありで入院…老人は転倒に注意しよう!


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