阿蘇山を眺めて暮らす自由人!

四季の移ろいを肌で感じ、阿蘇で暮らす自由人が見たもの・聞いたこと・感じたこと

大学OB先生達…熊本城を望み!

2015年10月28日 | 大学関連

 恒例の会食が熊本城を望む、KKRホテル”日本料理まつり”で開催された


 熊本城の前の交差点、会食に急ぐOB先生…85才を超すご高齢だが歩みは速い



 熊本城の東側には、加藤清正公が肥後熊本に入国(天正十六年)の時、熊本城の守り神として勧請された熊本城稲荷神社がある…白髭(しらひげ)さんと呼ばれ、商売繁盛の神として崇敬されている



 熊本城を望む特等席に7名のOB先生達が集まる…歓談に花が咲き、その合間に熊本城を背景に記念写真を撮る


 大気が引き締まりる秋、今年は熊本城の美しさが際立っているように思えた



 会食後、”オーガニック・コロンビア・コーヒー”を呑みながら近況など話して解散…気が向くまま時間がある4名は熊本城を散策する、熊本城は日本三名城の一つ「清正流(せいしょうりゅう)」と呼ばれる石垣の上に御殿、大小天守、五階櫓などが詰め込んだように建てられている。この石垣(武者返し)は熊本城の特長で、加藤清正が近江国から率いてきた石工(いしく)集団によって造られたとされ、下部はゆるやかな傾斜で上部に向かうほど急な角度になる独特の造りである




 加藤清正公は入国後、治山治水・新田開発に力を入れ、南蛮貿易に乗り出すなど、国は豊かになり領民からは神様のように慕われた。今でも熊本では善政の事跡は全て「せいしょこさんのさしたこつ(清正公のなさったこと)」となる…加藤清正公を祀った”加藤神社”がある


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秋の南外輪山を縦走(地蔵峠~俵山)

2015年10月20日 | 変人会

 南郷谷変人山の会、Fさんの案内による南外輪山トレッキングの最後は、地蔵峠登山口~地蔵峠~冠ヶ岳分岐・本谷峠~護王峠~俵山頂上~俵山峠の約11km(5時間30分)…快晴に恵まれ南外輪山遊歩道から眺める南郷谷や阿蘇五岳は素晴らしい


 地蔵峠8時30分登山開始、15分程歩くと、阿蘇五岳(根子岳、高岳、火山灰を噴出する中岳、烏帽子岳など)が見渡せる



 南外輪山の緩やかな尾根道、周りにはブナが茂る自然林を行く、道端のアキグミ(秋茱萸)やセンボンヤリ(千本槍)に実がつき、ヤマラッキョウ(山辣韮)の花が咲いている







 約2時間30分歩き冠ヶ岳分岐、さらに30分ほど歩くと南外輪山から眺める阿蘇五岳の景観も変化してくる




 これから行く護王峠を見下ろす地点で昼食、目指す俵山は遠くに見える



 昼食後、急坂を下り護王峠の石碑を横目に俵山の山頂を目指す、珍しいシロバナヤマラッキョウ(白花山辣韮)、ツルリンドウ(蔓竜胆)やリンドウ(竜胆)が咲いている






 俵山頂上に着き、二の峰や一の峰を南東の方向に望む




 俵山頂上から約1時間30分程歩いた地点から阿蘇五岳を展望、さらに歩いて谷間に広がる南郷谷を見下ろす




 ススキが茂る遊歩道を行き坂道を下ると俵山峠に午後2時30分頃着く、東側の眼下に南郷谷、西側にある風車の下には白銀の世界が広がる




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港が見える丘公園

2015年10月18日 | 家族たち

 午後3時の飛行機で熊本へ帰る予定だ、午前中は”港が見える丘公園”を散策する



 公園の高台は外国人居留地の時代から多くの段差があり、造成する際に石積み擁壁が築かれていた。石垣はいずれも棒状(直方体 長手3尺【約900mm】)房州石を用い、長手面と小口面が一段中に交互に並ぶ積み方をしていて、”ブラフ積み(The Bluff Layout)”と言われている



 開港と共に数多くの西洋文化と一緒に上陸した”バラ”、いまでは横浜市の花となっている。”ローズ・ガーデン”には約110種、約1,300本のバラが植えられているようだ





 横浜ベイブリッジの展望と沈床花壇




 横浜・ムンバイ姉妹都市50周年を記念したイベントが開催されていた…昼食はインドカレーとナン




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長男(横浜)の家庭訪問

2015年10月17日 | 家族たち

 同窓会の後、横浜の中華街にある”ローズ・ホテル”に2泊して横浜に住む長男の家庭を訪ねる




 ディナーは高島屋の”キハチ”で長男夫妻と孫、我々夫妻の水いらずの食事…孫の進学や将来の進路の目標については、自分が興味ある分野の仕事に就き、自立して生活できるようになることだろう


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大学の同窓会…その2

2015年10月16日 | 大学関連

 午前中は幹事(Iさん)が案内して”鎌倉江の島七福神”を巡礼するためJR北鎌倉駅で下車する



 20分ほど歩いて、①”布袋尊(浄智寺)”=知恵・福徳円満、②旗上弁財天(鶴岡八幡宮)=武運長久・大願成就、③毘沙門天(宝戒寺)=病魔退散・財宝富貴、④寿老人(妙隆寺)=安全・健康・長寿、⑤恵比寿(本覚寺)=商売繁盛・家運隆盛・縁結・五穀豊穣、の五福神にお詣りする







 さらに江ノ電鎌倉駅で電車に乗り長谷駅で下車、大黒天(長谷寺)=出世・開運・財冨招来、福禄寿(御霊神社)=長寿・家禄永遠、これで七福神、弁財天(江島神社)はまたの日に!…七福神は恵比寿神が日本由来の神、それ以外はヒンドゥー教・道教・仏教を元祖としてるようだ、日本人はインド・中国の宗教を積極的に取り入れ同化してきたことが伺える、同窓生と歩いた巡拝記念に御朱印(七福神之印)を頂いた





 藤沢駅近くの”釜めし菜時記 さき亭”で、多彩で量が多い「季節の釜めし」を頬張りながら歓談し、再会を約束して解散…幹事さんご苦労さんでした


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大学の同窓会…約半世紀!

2015年10月15日 | 大学関連

 阪大(基礎工・電気)を1966年卒業してから今年で約半世紀(49年)になる、同窓会は約2年毎に大阪・名古屋・岡山等で開催され今年は初めて東京で催された、阿蘇の田舎に住んでいるため出来るだけ参加するようにしている…28年間の東京での会社勤めは、ベッドタウン(東京都の稲城市→埼玉県の新座市→蓮田市)に住み、東京にあるNECへ片道1~1.5時間の満員電車にゆられて通勤、朝早くから夜遅くまでよく働いた(この時期も既に20年前だ…Time flies like an arrow.)



 同窓会幹事(Tさん)の案内で、初めてスカイツリーに登り、第一展望台(350m)からの展望①東京湾の方面、②眼下に隅田川・遠くに皇居・新宿、③荒川・埼玉の方面…見渡す限り地面を覆い尽くすビルディング群に圧倒される。インターネット等の通信機能が発達した現在、都市機能(リスク)を地方に分散して人間らしく住みやすい国土開発の必要性を実感(阿蘇の自然と共に生きる変人の感想か?)





 外国人が多い下町浅草の”にぎわい”、おのぼりさんには心地よい



 横浜の宴会場”崎陽軒”に着く、宴もたけなわになり皆さん順に近況報告…会うたびに話に花が咲き、昔の面影やその後の歴史がしのばれる楽しいひと時だ!



今日は”横浜ロイヤルパークホテル”に泊まる

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秋の草原と中岳

2015年10月14日 | 阿蘇ガイド

 火山博物館の”館内案内と火山実験(帯山中学校)”のため火山博物館へ行く、早朝の杵島岳を望むと草原は白銀の世界



 中岳の噴火を真近で眺める(火山博物館から)…火口から約2km離れた草千里の東側丘陵でも観光客が活動する火山を展望していた


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阿蘇くじゅう地域コンシェルジュ研修会

2015年10月13日 | 阿蘇ガイド

 第1回阿蘇くじゅうコンシェルジュ研修会…8時45分高森役場をマイクロバスで出発、”はな阿蘇美”を経て”黒川温泉ふれあい広場”に着く



 清流の森ガイドツアーでは"スズメ地獄”は九重火山群を中心とした温泉地帯の一部で、冷泉や火山ガス(亜硫酸ガス)が噴出して硫黄の臭いが鼻をつく、"清流の森"には約60万年前に一目山から吹きだした溶岩が火山ガスで侵食され穴が空いた奇岩が転がっていた




 夫婦滝…男滝(15m)は久住山の湧水を集めた田ノ原川から、女滝は阿蘇やまなみの水を集めた小田川から流れ込み、ここで合流して筑後川を経て有明海に注ぐ




 午後は北外輪山の小高い丘で360度の展望が出来る"押し戸石"、鬼のお手玉と言われている巨岩が転がっている。コンパスを持って巨石の周りを回ると針がクルクル回る、雷が落雷し磁極が乱れたのだろう、ここも不思議な現象を体験できるパワースポットだ




 秋の野草が咲いている…センブリ、アキノキリンソウ、フジバカマ、リンドウ





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世界ジオパーク認定1周年記念…大観峰ジオガイド

2015年10月10日 | 阿蘇ガイド

 阿蘇ジオパークが昨年9月に世界ジオパークに認定された、1周年を記念して大観峰でボランティア・ジオガイドを実施…天気は曇り午前中は雲で阿蘇五岳が見えず、午後には見えるようになる、あいにくの天候だが8名のジオガイドはフル回転で奮闘!


 訪れた観光客は長崎、大分、熊本、広島、滋賀、東京、台湾、ミャンマー等の方々、始めに入口の看板で全体の説明、次に大観峰のビューポイントで雄大なカルデラや草原を展望しながらカルデラや阿蘇五岳の生成、草原維持の話さらに阿蘇谷や南郷谷の人々の生活の話等々、8名のジオガイドが熱弁を奮う





 草原の向こうに阿蘇五岳の中岳が噴煙を上げる、北外輪山の山麓はどこまでも草原が広がっている




 阿蘇ジオパークの幟が風でたなびき、草原には”ウメバチソウ”がたくさん咲いていた…観光客、ジオガイド互いに大満足の一日




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秋の南外輪山を縦走(清水峠~駒返峠~地蔵峠)

2015年10月06日 | 変人会

 4月21日には高森峠~清水峠まで約4時間縦走した。今日はその続き清水峠~駒返峠~地蔵峠まで約6時間の縦走である…この区間の”南外輪山遊歩道”は自然林の中を通るコースである


 ”あそ望の郷”からタクシーで清水峠へ、清水峠を午前8時30分に出発して、しばらく歩くと木陰の間から南郷谷の高森町や根子岳が眼下に広がる




 ”ソウシチョウ(相思鳥)”が鳴きネザサが茂る自然林の遊歩道、午前10時過ぎ多津山峠まで20分の看板が目に付く、さらに30分歩くと南外輪山の自然歩道では数少ない水源があり、日本の温帯林を代表する落葉広葉樹”ミズナラ(水楢)”や”ブナ(橅)”の大木も点在していた




 午前11時30分駒返し峠に着き、ここで昼食…「南郷事蹟考」には”健磐龍命(阿蘇大明神)が馬で南外輪山を越え、矢部方面へ行こうとしたところあまりに険しい坂であったため、馬で越えることができず馬(駒)を返されたので駒返峠というようになった”と記述




 駒返し峠を午後12時頃出発して午後2時30分頃に南外輪山の最高峰、大矢野岳(1,236m)を通過して、さらに自然林の林を30分ひたすら歩いて大矢岳に着く、頂上から四方を見渡せることが出来る、地蔵峠には午後3時20分頃着きここからタクシーで”あそ望の郷”まで帰る






 縦走で見つけた花々…ウメバチソウ、アキノキリンソウ、サラシナショウマ、ヤマラッキョウ、リンドウ







 ”ヤハズアジサイ”は襲速紀植物【…襲の国(九州南部)、はやすいせと…速吸瀬戸(豊予海峡)、…紀の国(和歌山県と三重県南部)の 頭文字、ここを中心とする地域では日本固有の植物が多く見られる】である。大きな”サルの腰掛”も見かけた



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英語モニターガイド…草千里ヶ浜

2015年10月03日 | 阿蘇ガイド

 澄み渡る秋晴れの草千里ヶ浜、高原を吹き抜ける風に吹かれて、8名の阿蘇ジオガイドが5名の留学生(インド、ミヤンマー、バングラデッシュ、コンゴ)を対象に英語でモニターガイドを実施…観光立国日本の掛け声は高いが、日本では英語を話す機会がほとんどない


 約5時間(午前2時間、昼食、午後2時間)の英語で語る実践練習、ガイドの皆さん自分の英語力をチェック出来で大満足のようだ!


 阿蘇”草千里ヶ浜”から見える景色を見ながら、担当場所を英文ガイド



 ”中岳の説明”は白い噴煙を吹き上げる中岳を間近に見ながら約2万年前から現在まで活動している7つの火口からなる複合火山であること、火口まで登れないため写真を見ながら”湯だまり”→”赤熱現象”→”ストボリ噴火”の周期を約10~20年周期で繰り返すこと等を説明



 ”立野火口瀬の説明”は昔は湖があったが、西側の壁が崩れて溜まっていた水が流れ出てしまい広い平野(湖底)が現れて、今では5万人の人々がカルデラの中に住んでいる。これを阿蘇開拓の神様の神話と結びつけて面白く説明…快晴のため立野火口瀬の向こうの金峰山や、さらに雲に浮かぶ雲仙普賢岳まで遠望できる



 ”米塚の説明”は美しい形の火山て約2000年前にできた、火口から吹きだしたスコリア(軽石)が積もった(砂時計の砂が積もるように)ため安定した形になったもの、頂上のくぼみにまつわる神話と結び付けて説明



 ”杵島岳の説明”では杵島岳が1326mの高さ、頂上の火口は直径約250m、約3000年前に出来た火山であること。約1000年に渡る草原の維持管理(野焼き・放牧・採草)や放牧と野焼きのメリットについて説明



 ”草千里・烏帽子岳の説明”は千里ガ浜は約3万年前に出来た二重火山、外側は直径1000mで西の池が火口、内側は直径400mで東の池が新しい火口である。草千里は人の顔に見える、中央の駒立山が鼻、二つの池が目玉だ!。烏帽子岳は3万年以上前に出来た火山で高さ約1337m、烏帽子に似た山容である



 熊本の県花”リンドウ(竜胆)”が咲いている



 ガイドの皆さんは、3年後の世界ジオパーク再審査に英語でガイドが出来ることを目標に頑張っている。特に”Global GeoPark”に指定された地域では、増加する外国人ツーリストに対応するため”地域を案内できる英語ガイド”を自治体が公認することも必要であると考える


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